
Adobe Clip Notesってこんなに便利!
今まで、クライアントとの映像編集のやりとりは、VHSテープに録画したものを送って確認してもらうというのが一般的でした。しかし、タイムコード付きのビデオを別途作成する手間や、配送によるタイムロス、さらには、修正指示を別の環境で確認しなければならないなど、不便なことが多く、せっかくのノンリニアビデオ編集環境が活かされていなかったのも事実です。
今回のインタビュー映像の編集では、Premiere Pro 2.0のClip Notesを使うことで、そういった手間が一挙に解消され、クライアントとの意思疎通が驚くほどスムーズにできるようになりました。メールベースですべてが済むわけですから。ビデオ編集から修正指示まで、すべての作業をデスクトップで完結できるのは、今後の編集作業を大幅に効率化できると感じました。
Adobe Clip Notesを使ってみる
編集が終了したら、「シーケンス」メニューの「Clip Notesへ書き出し」で編集結果を書き出す。これは自動的にPDFドキュメントを生成するプロセスで、編集結果がムービーファイルとしてPDFに埋め込まれる(ストリーミングの設定も可能)。
ムービーのエンコード形式はクライアントのプラットフォームに合わせてWindows MediaかQuickTimeを選択できるようになっており、PDFドキュメントの保護のためにパスワードを設定することが可能。「詳細」欄にはこのPDFを受け取る相手へのコメントを入れられる。

生成したPDFをメール添付やFTP経由、ファイル転送サービスなどで、作品のチェックを求める相手に送る。受け取った側は無償で配布されているAdobe Readerで閲覧、コメントを入れることができる。コメントを書き込むとその時点のタイムコードが付加される。コメントを入れた後はこのPDFを保存するか、コメントのみを書き出すかを選択する。

「書き出し」を選ぶと.xfdfというコメント情報のみを書き出すことができる。コメントのみのデータなので、ファイル容量は数Byte。メール添付で編集者に戻すことができる。
受け取ったコメントファイルは、Premiere Pro 2.0の「シーケンス」メニューの「Clip Notesコメントを読み込み」で読み込むとコメントを入れたタイムコードの個所にマーカーが自動的に割り振られ、コメントを確認することができる。変更内容の確認とタイムライン上の位置を正確に把握できるので、意思疎通に間違いが起きにくい。
