【2016年7月25日】


アドビ システムズ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐分利ユージン、以下 アドビ)は本日、大手印刷機器メーカーに採用され、世界中で150,000台を超える印刷システムで利用されている高速かつ高品質の印刷プラットフォームの最新版Adobe PDF Print Engine 4(以下、APPE 4)を発表しました。APPE 4は、最高レベルのスピードと信頼性を持ったPDFレンダリングテクノロジーで、市場をリードするアドビの印刷テクノロジーをさらに発展させ、業務効率の向上と、カラーに関する画期的な機能を提供します。APPE 4を搭載したプリンターは、ワークフローの効率化向上と最新機能による収益性向上を実現します。

 

印刷業務において、「インダストリー4.0」と呼ばれる情報技術を駆使した製造業界のベストプラクティスを重視すると同時に、パッケージ、ラベリング、繊維製品、サイネージ、セラミック、写真、出版、パーソナライズされたダイレクトメールなどのさまざまな分野でのインクジェット技術やナノテクノロジーの応用が急速に進んでいます。アドビは、デジタル印刷機、大判プリンター、デジタルフロントエンド(DFE)の大手メーカーと協業してこれらの分野での活用の推進に取り組んでいます。今年はアドビがPrint Engineの提供を開始して10年目にあたり、今回のAPPE 4のリリースはこの分野での継続的な成功を示すものです。APPEは現在、デジタルプロダクションプレスやラベル印刷から、大判インクジェットプリンタや従来の印刷(オフセット/フレキソ/グラビア)用のプレートセッターまで、数百種類の製品に組み込まれています。

 

Adobe PDF Print Engine 4の新機能

  • Tile Parallel Processing(TPP)によって、並列処理フレームワークのMercury RIPアーキテクチャの効果が大判印刷で活用できます。TPPは、ポスター、看板、建築図面などの大判印刷物を小さなセクションに分割し、各セクションを異なるCPUコアで処理されるAPPEのインスタンスに割り当てることで、システムパフォーマンスを向上します。複数のタイルを並列処理した後に、再びシームレスにつなぎ合わせることで、レンダリング全体にかかる時間を大幅に短縮します。
  • 広いエリアで繰り返されるパターンで構成されるグラフィックスでは、パフォーマンスが10倍速くなります。
  • 連続したシェーディング効果がさらに滑らかになります。アドビのカラーサイエンティストが開発した新しいアルゴリズムによって、長いグラデーションでも、特に色相が変化する変曲点の処置が滑らかになります。
  • 特色の取り扱いが拡張され、最大127のカラーチャネルを指定し、任意の領域で使用できるようになりました。

業界の先端を行く企業は、APPE 4を次世代の印刷製品で活用しています。デザイナーにとっては、APPE 4があることで、自身の芸術観を印刷物に忠実に再現できます。APPE 4は、Adobe InDesign CC、Illustrator CC、Photoshop CC、Acrobat DCと同じコアテクノロジーを共有し、最新のバージョンに最適化されています。そのため、校正過程全体の信頼性が保証され、完成間際での修正の必要性が軽減します。

 

PDF Print Engine 4は、アドビのプリントパートナー各社にすでに提供されています。2016年中にプリンターへの搭載が始まり、業界大手ベンダーの次世代プリプレスソリューションに統合されて行く予定です。

 

アドビのバイスプレジデント兼プリント アンド パブリッシング事業部門担当ゼネラルマネージャーであるアディル ムンシ(Adil Munshi)は次のように述べています。「PDF Print Engineは、この10年における印刷業界の主要イメージングプラットフォームとして、どのテクノロジーよりも多数で多彩な印刷ジョブをレンダリングしています。最新のAdobe PDF Print Engine 4は、ワークフローの効率化、ジョブスループットの向上、プリンター製品の競争力強化を通じて、顧客のビジネスを次のレベルへと導きます。」

 

今回の発表にあたり、国内外のお客様より下記のコメントをいただいています。

 

キヤノン株式会社 映像事務機プロダクションシステム事業部 事業部長 持田 喜徳 氏

「弊社のお客様の多くは色再現性や優れたパフォーマンスを求めてデジタルプリンタの導入を決めています。Adobe PDF Print Engineはそれらの要求を満たした上でプロダクションワークフローアプリケーションとの親和性も高く、Canon imagePRESS、およびVarioPrint6000シリーズデジタルプリンタと共に大変満足を頂いています。Adobe PDF Print Engine 4においても、より進化したプラットフォームにて、高い次元でお客様にご満足頂けるものと期待しています。」

 

株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズ 代表取締役 社長執行役員 馬場 恒夫 氏

「SCREENとアドビは、長年に渡りパートナーとして成功してきました。EQUIOSのお客様は、CTPやDigital印刷のワークフローにおいて、Adobe PDF Print Engineの品質と信頼性に大変満足されています。最新鋭のTruepressJet520HDに搭載されたMercury RIP Architectureは、印刷機の持つ超高速性能を実現するうえで、必要不可欠な機能です。」

 

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社 ワークフロー事業部 事業部長 渡邊 泉 氏

「当社は、2006年のAPPE発表とともに世界で初めてオフセットワークフローに採用し、FUJIFILM Workflow XMFを製品化しました。それから10年、XMFはデジタルワークフローとして、オフセット印刷向けだけでなく、高速かつ高品質のJet Pressシリーズもサポートしました。2013年にはMercury RIPアーキテクチャをいち早く搭載した製品を発売し、様々な印刷制作ワークフローを支えています。現在も、常に最新のMercury RIPアーキテクチャを搭載し、増加する大量データの高速かつ精密な出力に対応しています。当社はアドビとの緊密なパートナーシップを継続し、今後とも市場の要望に応えたソリューションをご提案し、お客様の様々な課題解決にチャレンジしていきます。」

 

富士ゼロックス株式会社 コントローラプラットフォーム第一開発部マネージャー 加藤 統久 氏

「アドビと富士ゼロックスとは25年以上の付き合いになります。富士ゼロックスはこれまで自社技術とアドビの技術を融合した、高画質なクリエーター向きDTP Printerから高性能が要求されるPrint Service Provider向けのプリントシステムまで、幅広い商品ラインアップを提供してきました。APPEの発表当初から、Hybrid RIPとして、既存のPSワークフローからPDF・JDFベースの最新のワークフローに幅広く対応可能な商品をいち早く商品化、さらに高速な連帳機ではMercury認証も取得してきました。APPEも気が付けば発表から10年が経過し、数多くの当社要求を取りこんでいただき共に進化してきました。デジタル印刷機ではこれまで以上に高速・高画質の両立が求められ、APPE 4.0は商品化には不可欠なPlatformとなりました。富士ゼロックスはこれからもアドビとともに革新的な商品を提供していきます。」

 

Océ Technologies、Canon/Océ マーケティングディレクター エリック ファン デュールセン(Erik van Deurzen)氏

「Adobe PDF Print Engineは、当社の商業印刷向け製品に最新の色、スピード、品質をもたらしています。Océ VarioPrint i300およびCanon Color imagePRESS シリーズの顧客はPRISMAsyncで新たなMercury RIPアーキテクチャを活用できるようになりました。」

 

EFI マーケティングVP ジョン ヘンゼ(John Henze)氏

「EFI Fiery Digital Front Endは、世界中の主要な商業印刷エンジンを動かす頭脳となっており、約200万台を出荷しています。最高のパフォーマンスを実現するために必要なことを理解している当社は、高性能のHyperRIPやColorWiseカラー管理システムをはじめとする当社の先端技術とアドビの革新的技術を組み合わせて提供してきた実績を有しています。アドビとの戦略的パートナーシップおよび協業によって、顧客は最新のアドビ技術をシームレスに取り入れることができます。」

 

HP 大判プリンター部門ゼネラルマネージャー ザビエル ガルシア(Xavier Garcia)氏

「HPはアドビとの15年以上の協業により、HP DesignJetユーザーに優れた画像品質を提供しています。その好例のひとつがAdobe PDF Print Engineに基づくCrystal Previewを使用したHP SmartStreamです。エラーを事前に検知して再印刷を減らすことで、ユーザーの生産性を高め、効率を向上します。」

 

Landa製品戦略VP ギラド ツォーリ(Gilad Tzori)氏

「Nanographic Printingプロセスの特徴のひとつに、どのような素材にでも広範囲の色域およびはっきりとしたハーフトーンドットの印刷が行えることが挙げられます。この性能を最大限に引き出すためには、レンダリングプロセスが重要です。早い段階から、Landaの印刷機に搭載されるRIPにはAdobe PDF Print Engineを活用することを決めていました。アドビ同様、Landaも業界のパイオニアであり、今回の協業を嬉しく思っています。PDF Print Engineの10周年、おめでとうございます。」

 

 

アドビについて
アドビは、世界を動かすデジタル体験を提供します。
アドビ システムズ 株式会社はその日本法人です。同社に関する詳細な情報は、webサイトに掲載されています。

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