Flash Video をすべてのWebサイトに

Flash Video 配信のすべてが揃うコンテンツ管理&パブリッシングプラットフォーム
「Brightcove 3」

Brightcove 3 は、動画のコンテンツ管理&パブリッシングを PaaS(Platform as a Service)で提供するビデオ配信プラットフォームです。北米では既に500社以上の企業に導入され、自社サイトでインターネット TV を開設したいメディア事業者から、自社ブランディングやマーケティングコミュニケーションに動画配信を活用する企業まで、様々な動画配信シーンに利用されている、シェア No.1 の ビデオ配信プラットフォームです。動画のコンテンツ管理&パブリッシングシステムとはあまり馴染みのないものかもしれません。そもそもなぜ動画のコンテンツ管理やパブリッシングシステムが必要になってきたのでしょうか。そんな背景を含めながら Brightcove 3 を紹介したいと思います。

Flash Video がグローバルデファクトスタンダードに

インターネットで動画を見る行為はもはや非日常的なものではなくなっています。一部のユーザだけではなく、年齢や性別を超え幅広い方に「インターネットで動画を見る」行為が根付いています。最近のリサーチ (*1)によると、80% 以上のインターネットユーザがオンラインで動画を見ていると回答しています。また、別のリサーチ(*2)でも動画を見ることは、Webメール、オンラインショッピングに次いで3番目によく行うオンラインでのアクティビティという結果も出ています。

 

米国ではいち早く放送局やメディア企業によるコンテンツのオンライン化が進められてきました。テレビや映画だけでなく、新聞社、雑誌などのメディアも積極的に動画を活用しています。昨年話題になった Hulu.com を始め ABC、Fox など大手放送局、コンテンツホルダーがオンライン動画配信サイトを立ち上げていますが、そのトラフィックの伸長は劇的です。ここに登場するすべての動画サイトで Flash Video(FLV)によるビデオ配信が行われているのが現状です。インターネットで動画を配信する場合、Flash Player での動画配信がデファクトスタンダードになっていることは明らかでしょう。

トラフィック伸長率

出展:Nielsen Online Releases Topline VideoCensus Data for October, NIELSEN ONLINE PROVIDES TOPLINE U.S. ONLINE VIDEO DATA FOR MARCH 2009

ビデオコンテンツがウェブサイトのコンテンツに統合される

テレビ局だけでなく、新聞社、雑誌社でも動画の採用が積極的に進められています。Brightcove のプラットフォームを使って動画を配信しているアメリカ30社の新聞社のデータ統計を見ると、今年に入り新聞社のビデオのアップロードが15倍にも増え、それに併せてページビューも大幅に伸びています。最近顕著に表れているビデオコンテンツの傾向としてコンテクスチュアル・パブリッシングという手法があります。これは動画ポータルのように「そこに行くと動画が見られるサイトやセクション」を作るのではなく、文章や記事、テキストのコンテンツや画像に混じって動画のコンテンツを配置するという手法です。

Brightcove を使って動画配信する新聞社のビデオに関する統計
  2007年 2008年
アップロードした動画ファイルの数(月間) 186 683
動画プレーヤのページビュー(月間) 170,000 960,000
動画視聴回数(四半期) 15,000,000 42,000,000

New York Times では動画が見られる動画ポータルセクション、New York Times Video Library Home Page を公開しています。同時に、主要な記事の中に内容と関連するビデオを貼り付けています。例えば、オバマ大統領がノートルダム大学で講演した記事が掲載されているページには、動画によるオバマ大統領の演説の様子が掲載されています。オバマ大統領がノートルダムで演説している様子をビデオで観たいと思って検索するユーザは少なくても、この記事を読んでいるユーザがオバマ大統領の演説動画に興味を持つことは多いからです。このようなコンテキストに沿った動画を掲載し、パブリッシュするのが、コンテクスチュアル・パブリッシングという方法です。SEO 的にも、関連したテキスト情報が付随する動画が検索エンジンでも理解されやすくなりますので、このような手法に注目が集まっています。

New York Times ポータルサイトの実例イメージ New York Times のビデオポータルサイト、Video Library Home Page
コンテクスチュアル・パブリッシング 記事に関連する動画が埋め込まれたコンテクスチュアル・パブリッシングの例、オバマ大統領がノートルダム大学で講演した模様を伝える記事

コンテンツ管理とパブリッシング

YouTube やニコニコ動画に代表されるようなコンシューマ向け動画共有サイトによって、「インターネットで動画を見る」行為がユーザの間に幅広く浸透しました。同時にそれはインターネットで動画によるコミュニケーションが有効なメディアになったことを表しています。インターネットで動画を配信する試みはインターネット黎明期からありましたが、Flash の普及による動画再生環境の普及、ブロードバンドの普及、そしてオンラインでの動画視聴の習慣化、この3つが揃っている時代がやってきたことを意味していました。

次に動画コンテンツを潤沢に所有するメディア企業がインターネットでビデオを公開するようになりました。そして今、メディア企業ではない、一般企業での動画採用が活発化する傾向にあります。既に Eコマース やマーケティング、広報などの分野でプロモーションやコミュニケーションに動画が使われ始めています。企業サイトのメディア化が進む中、動画コンテンツがテキストや画像と同じく Web になくてはならない要素の一つになってきています。競合他社にない優位性や製品の特徴をアピールし、新しい商品やサービスの使い方を訴求する点では、テキストや画像よりも優れたメディアである動画の採用が今後ますます進んでいくものと思われます。での動画視聴の習慣化、この3つが揃っている時代がやってきたことを意味していました。

東京ガス株式会社サイトの実例イメージ

東京ガス株式会社
進化したガス器具の特長やメリットを動画でわかりやすく紹介するパッチョムービーを公開しています。


一方で動画の採用が進めば、動画をより効果的にユーザに見せることが課題として浮き彫りになってきます。動画コンテンツがあるというだけでは目新しさがなくなり、ユーザの関心を引き留められなくなります。競合他社も動画を使ったプロモーションを展開するでしょう。そうなると自社ブランドや Webサイト にシームレスに統合された動画プレーヤ、動画の SEO 対策、高い頻度での動画コンテンツの更新が必要となるでしょう。Webサイト のコンテンツに CMS を導入することで効率的に効果的に Webサイト の運営が行えるように、動画コンテンツにもコンテンツ管理システムやパブリッシングシステムが必要とされています。Brightcove はこのような動画配信で、企業が抱えるニーズに応えるために2005年から動画コンテンツ管理とパブリッシングのアプリケーションサービスを提供しています。

動画を Web サイトで配信しようと考える企業が超えなければならない技術的な壁はまだ高いといえます。 動画コンテンツやプレイリストの管理、エンコーディング、プレーヤ作成、アドサーバとの連携、動画視聴のレポーティングなどざっと挙げただけでも考慮しなければならない点は数多くあります。更に、自社ブランドに適した動画プレーヤや動画視聴のユーザエクスペリエンスを作り出すことを考え始めると、更に複雑な問題を解決していかなければなりません。導入だけでなく、導入後も最新のテクノロジートレンドや日々のコンテンツの更新作業の負担を考えると、動画配信を本業としない企業にとって、テクノロジーへの投資は大きな負担となることでしょう。

動画に特化したコンテンツ管理&パブリッシングプラットフォームBrightcove 3

Brightcove は、アップロードやエンコーディング、メタデータの管理、動画コンテンツの公開スケジュール管理、プレーヤのカスタマイズ、公開まですべての作業が Web ブラウザだけで可能な動画コンテンツ管理&パブリッシングプラットフォームです。Flash や ActionScript の経験のないビジネスユーザが、プログラミング不要で簡単に動画コンテンツをインターネットに公開できるだけでなく、Brightcove 3 の管理コンソールにより動画コンテンツ管理・公開行程の標準化、効率化を実現することが可能です。アップロードしたコンテンツは Brightcove 3 によって FLV もしくは H.264 に自動的に変換されます。4種類のビットレートの動画が自動的にエンコードされ、ユーザの視聴環境に応じて最適なコンテンツが配信されるダイナミックデリバリー機能も備え、ネットワーク帯域の効率的な利用を実現しながら高品質の動画配信を実現しています。

Brightcove Studio3Brightcove の動画コンテンツ管理コンソール Brightcove Studio

Flash ベースの管理コンソールで、インターネットとブラウザがあればどこからでも動画コンテンツの管理が可能。ドラッグ&ドロップでファイルをプレイリストに整理したり、メタデータ、公開スケジュールを設定できます。

動画プレーヤのカスタマイズも管理画面からポイント&クリックで簡単に行えます。バックグランドのイメージや文字の色まですべてのデザインがカスタマイズできます。

コンテンツやプレーヤの公開方法は、自社 Webサイト での公開に加え、メールでの共有、ブログへの貼り付け、リンクの生成といったバイラル的な手法もサポート。どの手法を利用するかはコンテンツごと、プレーヤごとにきめ細かく設定することができます。また、業界標準のアドサーバがサポートされているので、既存のアドサーバを使ってバナー広告、動画広告、オーバーレイ広告など魅力的な最新の動画広告を簡単に挿入できます。レポーティング機能によってビデオタイトルやプレーヤごとのトラフィックを可視化することや、Omniture SiteCatalyst や Google Analytics など、より専門的なトラフィック解析ベンダーの製品と連携させ、Webサイト のトラフィックと併せて動画視聴トラフィックの解析を行えます。

様々な動画広告フォーマットがサポートされています。

アドポットの実例 アドポット:
動画本編が始まる前に、プレロールが流れ、それにシンクロしてバナーが表示される動画広告で広く採用されている広告フォーマット。
オーバーレイの実例 オーバーレイ:
動画再生エリア下部に一定時間表示される画像またはSWF。
バナーの実例 バナー:
シンプルなバナー広告。ビデオが変わるたびに新しいバナーをローテーションさせることも可能。

 

サービスとして画一の機能を提供するだけではなく、API や XML で柔軟にカスタマイズできるオープンなプラットフォームでもある Brightcove 3。コスト効率の高いプラットフォームでありながら、きめ細かなカスタマイズのニーズに対応することができるオープンプラットフォームです。ブラウザで操作できるほぼすべての機能を API として公開しているだけでなく、動画プレーヤの API も公開しています。既存の CMSアプリケーション、リコメンデーションエンジン、コメントシステムなどバックエンドの統合から、独自のプレーヤの開発・テンプレート化、 ActionScript や JavaScript によるプレーヤ機能やユーザインタフェースの高度なカスタマイズが行えます。Sony Music Network では、サイトのブランディングに統合されたプレーヤを Brightcove で制作しています。アーティストのプロモーションビデオが視聴できるだけでなく、アクセスランキングや最近見た作品、特集などユーザの趣向に合う動画を提案するプレーヤでありながら、Sony Music Network のブランディングに統一されたプレーヤでユーザの動画視聴体験を提供しています。

Sony Music Network サイトの画面©Sony Music Network Inc.

Sony Music Netowrk:
動画を見るユーザエクスペリエンスを高度にカスタマイズ。ランキングや特集など、今見ている動画から次の動画へ、ユーザの滞在時間を延ばす様々な仕掛けが施されています。



須賀正明
ブライトコーブ株式会社
シニア・ディレクタ マーケティング & プロダクトマネージメント

ブリティッシュコロンビア州バンクーバーITベンチャーで、M&A 戦略の策定、アジアパシフィック地域の事業戦略の策定、市場開拓に従事。2002年よりマクロメディア株式会社にて、ColdFusion、Flex のプロダクトマネージメント、エンタープライズ製品戦略、事業提携、販売チャネルの構築、プロダクトマーケティングに従事。2008年9月ベンチャーキャ ピタリストを経てブライトコーブ株式会社へ。