FeliCa & AIR/Flashアプリケーションコンテスト

最優秀賞は「Felica交換日記」

FeliCa & AIR/Flashアプリケーションコンテスト 結果発表

Adobe AIR/Adobe FlashからFeliCaにアクセスできるアプリケーションの開発を可能にする「SDK for FeliCa & Adobe AIR/Adobe Flash」のリリースを記念し、そしてFeliCaとAIR/Flashの組み合わせによる今までにないリアルな世界とネットをつなげるような活用法を広げるための取り組みとして、昨年11月より「FeliCa & Adobe AIR/Adobe Flashアプリケーションコンテスト」を実施させていただきました。 関連業界で活躍される審査員の方々の詳細かつ厳選なる審査の後、2010年3月9日、東京ビッグサイトのICカードワールド2010にて、本コンテストの発表会が行われましたので、受賞作品をご紹介し、受賞者からのコメントをお伝えいたします。

初のコンテスト、かつFeliCaとAIR/Flashの両方の技術を使うという高いハードルにも関わらず、数多くのすばらしいアプリケーションのご応募をいただきました。応募者の皆さま、本当にありがとうございました!

発表会場の様子 発表会場の様子

開催概要
主催 ソニー株式会社FeliCa & AIR/Flashアプリケーションコンテスト事務局
協賛 (株)アコーズ、アドビ システムズ (株)、NECトーキン(株)、エーワン(株)、(株)カヤック、(株)ジャストシステム、昌栄印刷(株)、大日本印刷(株)、(株)デジタルガレージ、凸版印刷(株)、東日本旅客鉄道(株)、ビットワレット(株)、(株)リクルート メディアテクノロジーラボ
協力 (株)NTTドコモ、(株)ティーケーラボ、フェリカネットワークス(株)
応募期間 2009年11月27日~2010年2月15日
    審査員の方々のプロファイル

受賞作品のご紹介

最優秀賞

FeliCa交換日記
「FeliCa交換日記」

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【制作者】 アシアルず(アシアル株式会社)

アシアルず

【アプリの概要】

FeliCaを用いた交換日記アプリです。もともとFeliCaは1人で使うものですが、それを数人でシェアすると何かできないかな?という発想から、書き込み時に使用したFeliCaがないと、読んだり返信したりできないという交換日記アプリの構想に至りました。 まずAIRアプリを起動すると、交換日記のブック表紙が表示されます。FeliCa(種類は問いません)を端末に載せると、日記帳がパラパラと開き、最新の書き込みページが表示されます。

右側のページに日記を書き込んだ後、FeliCaを端末からはずすと、自動的に記入した内容がサーバーに保存されます。後は、このFeliCaを交換相手に渡すだけで、誰にも知られない交換日記のできあがり!例えばシール型のFeliCaを実際の手帳に貼り付けたりして、秘密のメッセージを相手に伝えることも可能です。

【審査員コメント】

目に見えるFeliCaというデバイスを交換することで成り立つところに、技術やネットだけでない、人同士のコミュニケーションがあることが本当にすばらしいコンセプトだと思いました。

【受賞コメント】

このたびは最優秀賞という、非常にすばらしい賞を頂きましてとても光栄です。
FeliCaをコミュニケーションで使うところから、本作品「交換日記AIR」の制作が始まりました。Flash/AIRのネットワーク機能を利用し、サーバーサイド技術と組み合わせた本作品は、ビジネス・シーンにも十分に応用が利くものです。今回の受賞をきっかけに、FeliCaとWebサイトを組み合わせたソリューション展開を、会社として進めていきたいと思っています。今回はどうもありがとうございました!

【応募アプリケーションの実行環境】

PC、Adobe AIR、FeliCaポート、FeliCa端末、インターネット回線

優秀賞

FeliCaでDJもどき
「FeliCaでDJもどき」

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【制作者】 Hiiragi氏

Hiiragi氏

【アプリの概要】

使い方
FeliCaリーダー/ライターにFeliCa搭載端末を置いて、Melo1とかのボタンを押すとIDmの読み込みを開始します。その情報に従ってフレーズを構築し、音を鳴らす感じです。 あと、idmによって音が変わるようにしました。
発音時に左側が光るようになってますが、たまに光らないです。帯もたまに出ない感じです。指標にもならないので、「光ってるなー」くらいに見てください。
新機能として、キーボードパッドを付けてみました。左の波形スイッチで波形を切り替えて、右のパッドをグリグリやると音が鳴ります。赤色がキーの主音、緑色が全体の音と合わせても絶対に外れない音です。これらのマークのところを目標にしてグリグリすれば、必ず音が外れない仕組みになってます。残念ながら、Flash Playerの特性上、発音の遅延は避けられません。
とかのポスターとかに、みんながタッチして音楽を奏でたら素敵ですよね。
FlashDevelopで開発してたんですが、デバッグ用プロジェクターがめちゃくちゃ重くてげんなりです。読み込めなくなったら、おそらくFeliCaリーダーが占有されている状態なので、しばらく待った後に再読み込みしてください。

【審査員コメント】

レコードを入れ替え差し替えリミックスしていくDJのごとく、身の回りや友達同士で手元に集まったFeliCaをどんどんかざしてリミックスしていくような、テクノ&レイヴな未来を感じました。

【受賞コメント】

優秀賞という名誉を頂き、本当にありがとうございます。「参加することに意義がある」という思いで応募し、「あわよくば受賞したいなー」と思ってたら、本当に受賞するとは。世の中わからないものです。
アイデアも技術力も未熟な中、他の方々のコードを見て勉強しながらやっとできたので、この賞は本当に先人の知恵、皆さまのおかげだと思っております。
まだまだ、学ぶことばかりの毎日ですが、この賞を励みにして、今後も自分なりに頑張っていきたいと思います。
あと、FeliCaが音楽業界に乗り込む日を楽しみにしております。

【応募アプリケーションの実行環境】

FeliCaポート、FeliCaカードやおサイフケータイ、wonderfl

技能賞

仮面リーダー
「仮面リーダー」

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【制作者】 riaxdnp(大日本印刷株式会社)

riaxdnp

【アプリの概要】

FeliCaと変身ベルトさえあれば、君も今日からヒーローだ! ヒーローに変身して、君だけのドラマの主人公になろう!
遊び方

  1. ベルトを装着します。
  2. お手持ちのFeliCaカードをベルトに挿入し、変身します。
  3. かっこよく変身できたら記念撮影。
  4. 撮影した画像はTwitterに投稿されます。
    http://twitter.com/MaskedReadar

詳しくは、公開中のサンプル動画を見てください。

【審査員コメント】

FeliCaを使って変身するという発想が予想外。さらにARの技術との組み合わせでまさに今までのFeliCaにはありえなかった体験を実現しているところに、高い技能性を感じました。

【受賞コメント】

技能賞ありがとうございます。業務の合間を縫ってみんなの力を少しずつ出し合って作ったアプリが形になり、賞までいただけてうれしいです。SDK for FeliCaを使えば、カードをかざすという簡単な動作から思いがけない素敵な体験を引き出すことができます。
これからもFeliCaを使った新しい体験が広まり、世界が平和になることを祈ります(仮面リーダー RIAxDNPより)。

【応募アプリケーションの実行環境】

PC+FeliCaポート、Adobe AIR、オリジナル変身ベルト

アドビ システムズ賞

ぐにゃぐにゃ時間地図
「ぐにゃぐにゃ時間地図」

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【制作者】 kidapu氏

kidapu氏

【アプリの概要】

時間地図は、従来、経年的な道路交通網の発達の様子を視覚化するために用いられてきました。
空間的な距離ではなく、移動するごとに変化する各駅までの移動時間をもとに、地図をアニメーションさせることで、日常とは違う感覚で、東京を認識することができます。
使い方は、FeliCa端末をかざすと、地図上に反映された駅が履歴中に存在する場合は、その経路を時間地図上で電車が動きます。履歴中に駅が存在しない場合は、任意の2駅をクリックするとアニメーションがはじまります。

【審査員(アドビ システムズ 轟)コメント】

FeliCaに記録された交通機関の履歴情報を、不思議な感覚にさせる独自の時間地図と結び付けて、自分だけの東京鉄道地図を作り出す独創的なアイデアが気に入りました。

ぐにゃぐにゃと地図自体が動くという体験は初めてで新鮮でした。駅と駅の路線の繋ぎ目とアニメーションをもう少しスムーズにして、コンテンツ全体の見せ方や演出をブラッシュアップしていけば、話題のコンテンツになるのではないでしょうか。色々な駅で途中下車して履歴が溜まるのが楽しくなりそうです!

【受賞コメント】

このような賞を頂き大変光栄です。
実際に制作をしてみて、FeliCaは、ユーザーと作品を繋げるインタラクションを考える上で、今までできなかった新しいことができる魅力的な素材だと思いました。
このようなFeliCaや賞品として頂いたAdobe製品が、私にひらめきを与えてくれる場合もあり、そのときの妄想・「うふふ」に実直に、もっと面白いモノが制作できるよう、これからも励んでいきたいと思います。

【応募アプリケーションの実行環境】

PC+FeliCaポート

モバイル部門賞

Love FeliCa
「Love FeliCa」

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【制作者】 もじゃもじゃ氏、ろっきー氏

もじゃもじゃ氏ろっきー氏

【アプリの概要】

2台のおサイフケータイのFeliCa IDmの組み合わせより、持ち主2人の相性を占うゲーム感覚のアプリケーションです。
FeliCa IDmの読み取り、および、相性判断はAIRアプリにて行い、その結果をSDKのWebto機能にて、携帯電話にFlashコンテンツのURLを送信します。
結果はFlash Liteにて確認できます。また、携帯サイトにコメントを残すことができます。

【審査員(NTTドコモフロンティアサービス部 鈴木様)コメント】

ケータイを効果的に利用している点。相性診断はよくあるコンテンツですが、結果をWebtoで送信し、ケータイサイトにコメントするところに新規性が見られました。

【受賞コメント】

「モバイル部門賞」ありがとうございます!
今回は、締め切り間近の開発ということもあり、FeliCaを操作する部分は基本的なことに留め、携帯サイトへの誘導におサイフケータイを有効利用するというコンセプトで進めました。実際の開発ではSDK for FeliCaに関するリファレンスやサンプルが充実していたため、FeliCaを操作する部分は順調に開発が進みましたが、それ以外で苦労しました。
FlashやAIRの開発経験があれば、SDK for FeliCaを使って、容易に開発できることがわかったのが大きな収穫でした!

【応募アプリケーションの実行環境】

PaSoRi、FeliCaポートソフトウェア、Adobe AIRランタイム(セットアップが完了すれば、ローカルPCはネットワークにつながっている必要はありません)

wonderfl build flash online賞

ドットフ絵リカ(ドットフェリカと読む)
「ドットフ絵リカ(ドットフェリカと読む)」

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【制作者】 徳山禎男氏 (クエストコム株式会社)

徳山禎男氏

【アプリの概要】

ドット絵をNFC TYPE3 カードに書き込んだ後、wonderfl de プニョ×2ボタン、wonderfl de ゲームボタンをクリックすると面白いことが起こります。たくさんのキャラクターを作成しておいて、wonderfl de プニョ×2画面でカードを交換したりすると楽しいです。

【審査員(面白法人カヤック 大塚様)コメント】

ゲームで使うキャラをあらかじめ作成してFeliCaに記録しておき、ゲームで読み込んで使う、というアイデアがすばらしいです。Flashはゲームでよく使われますし、ゲームではキャラが必須なのでいいですね♪

【受賞コメント】

前から、FeliCa Liteの薄さに読み込みと書き込み機能があることにすごく可能性を感じていました。このような形で発表できたのは、色々な方のご協力があって実現できたためと思っております。
今後もFeliCa SDKを使用したFlashやAIRアプリケーション開発を続けていきたいと思っております。
このたびは、wonderfl build flash online賞を頂き、誠にありがとうござました。

【応募アプリケーションの実行環境】

FeliCaポート、NFC TYPE3 カード、wonderfl

リクルート メディアテクノロジーラボ賞

いるなう
「いるなう」

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【制作者】 あかぎたかし氏 (AUGMENT8)
【アプリの概要】

リクルート様の提供されている「ATND」(http://atnd.org/)サービスを使って、イベントをすることがよくあります。イベント参加者の出席確認をするのに、FeliCaを使ってみました。
ATNDのURLを入力して「START」すると、ATNDのユーザーリストをとってきます。後はカードをかざすだけです。
初めての方はリストからチェック。二度目以降は何もしなくても確認OK。

【審査員(リクルート メディアテクノロジーラボ 鈴木様)コメント】

イベントの出席確認を、誰でも持っているFeliCaを使って行うという発想がすばらしいです。一度認証を行えばATNDのIDとFeliCaのIDが紐付き、認証が引き継がれるというユーザビリティが優れています。「いるなう」は、既に勉強会でも利用されているとのことですが、勉強会以外にも、結婚式の2次会や再入場があるイベント等で利用できるという点にアプリケーションの発展の可能性があります。今後、さらに使いやすいアプリケーションに進化して行くことを期待しています。

【応募アプリケーションの実行環境】

FeliCaポート

JR東日本特別賞

西瓜の花
「西瓜の花」

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【制作者】  kamejirou氏
【アプリの概要】

「西瓜の花」は、特定の駅に置かれることを想定して作られたインタラクティブアートです。

駅に到着した人にSuica/PASMOをかざしてもらうことによって、出発した駅から到着駅(中心)に向かって1枚の花びらが描かれます。

様々な駅からやってきた人々にSuica/PASMOをかざしてもらうことによって、到着駅を中心にいろいろな方向の花びらが描かれていき、やがて大きな一輪の花となります。

【応募アプリケーションの実行環境】

FeliCaポート

 

「SDK for FeliCa & Adobe AIR/Adobe Flash」については、the Edge newsletter 2009年8月号記事9月号記事2010年1月号記事もぜひご参照ください。

今後もコンテストや勉強会など、我々の取り組みを多くの皆さまに知っていただくための機会をご提供していきたいと考えておりますので、引き続きFeliCaとAIR/Flashのコラボレーションにご注目のほどよろしくお願いいたします!

最後になりますが、不慣れな事務局を支えていただいたご協賛、ご協力各社の皆さまに、この場をお借りして深く御礼申し上げます。

 

※ Adobe、Adobe AIR、ならびにAdobe Flashは、Adobe Systems Incorporated.(アドビ システムズ社)の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
※ FeliCaは、ソニー株式会社の登録商標です。
※ FeliCaは、ソニー株式会社が開発した非接触ICカードの技術方式です。
※ Edyは、ビットワレット株式会社が管理するプリペイド型電子マネーサービスのブランドです。
※ おサイフケータイはNTTドコモの登録商標です。
※ その他本文中の会社名や商品名は、該当する各社の商標または登録商標です。


ソニー株式会社 FeliCa & AIR/Flashアプリケーションコンテスト事務局 相馬、鳥居、林