edge Recommends!
インスピレーションに溢れたサイトアイデア帳
今月号の記事
今までは独立して交わることのなかったWebサイトのインタフェイスと、デスクトップアプリケーションのインタフェイが、Adobe AIRの登場によって急速に融合し始めています。今はデスクトップアプリケーションのマナーに沿ったAIRアプリケーションが多数を占めていますが、Webブラウザをキャンバスにして自由な発想でコンテンツを作ってきたFlashユーザの方々が、これから面白いアプリケーションを開発し始めることでしょう。そこで今月の edge Recommends! では、AIRによるインタフェイスおよびコンテンツデザインを考える際に大いに参考となる技術とサイトをご紹介します。
Papervision3D
http://www.papervision3d.org/

Flashでグラフィックス制作をする人の中で、もはや知らない人はいないと言っても過言でないPapervision3D。Ver.1.5でActionScript 3.0に対応したことにより3D描画の速度も向上し、フルスクリーンモードでもネイティブの3Dグラフィック環境と遜色ない動きを見せてくれるのは、Papervision3Dオフィシャルサイトを見れば明らか。Papervision3Dを活用した3Dインタフェイスの好例として、ソニーヨーロッパの「BRAVIA」サイトがある。最初の読み込みに時間がかかる部分をメッセージで補い、4つの大きなコンテンツテーマをPapervision3Dを活用して、楽しげなインタフェイスとして完成させている。
Adobe MAX Japan 2007では、Papervision3Dのコアメンバーの一人であるRalph Hauwert氏を招いてのセッションが用意されている。Papervision3D の基本概念から今後の展開、3Dコンテンツの制作方法までを紹介する貴重なセッションになる。
clickbooq
http://www.clickbooq.com/
プロフォトグラファーのためのホスティングサービスである「clickbooq」は、Flash、Flex Builder、Photoshopで開発された先鋭的なWebアプリケーションが、サービスの中核となり、魅力となっている。Webサイト上に自分で自由にカスタマイズ ─ カラーリングはもちろん、デザインやロゴの配置、BGMまでサポート ─ したギャラリーを用意し、写真をアップロード。それをポートフォリオとしてまとめ、公開する。この一連の作業をFlashで作られたWebアプリケーションで完結できるのだ。
ギャラリーページを実際に見ると、その使い勝手の良さとポートフォリオとしての完成度が、フォト管理アプリケーション並みであることに驚かされる。そして次の瞬間には、フォトグラファー達の作品の美しさに素直に目を奪われるだろう。
TOYOTA Vitz Girls Collection
http://toyota.jp/vitz/
コンパクトカーとして女性にも人気のVitz。この秋に発表された新型車ではなんと15色から好きなカラーを選べる。このことを端的に表すプロモーションサイトとして、TOKYO GIRLS COLLECTIONとのコラボレーション企画によるスペシャルサイトが登場した。サイトでは15パターンの衣装を着たファッションモデルのMieさんが登場。インタフェイス内のカラーチップから好きな色を選択すると、その色にマッチした車と衣装、そしてBGMによるショーが展開される。
アルファチャンネルを含むFlash Videoを活用し、Flashのストリーミングサウンドによって音と映像を同期させることで、モデルの動きとBGMのリズムが気持ちよくシンクロした細かい演出がFlashコンテンツとしてのオリジナリティを醸し出している。
デベロッパー名: ARCHETYP Inc.


