Webクリエイターもラクラク音編集:「Soundbooth」の魅力
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Adobe Soundboothは、オーディオ編集・制作ツールです。2008年5月よりAdobe labsにてSoundbooth CS4 パブリックベータ版が提供されていたので、試してみた方もいるでしょう。Flashコンテンツにおいてリッチな体験を提供する上で、映像やオーディオは非常に有効な素材です。Soundbooth CS4では、Flashとの連携が強化され、まさにFlashコンテンツ用のオーディオ編集・制作を行うための最適なツールといえます。この記事では、 Adobe Soundboothの魅力を紹介します。
Adobe Soundboothとは
Adobe Soundboothは、オーディオ制作のプロだけでなく、経験や知識があまりない人でも、直感的にオーディオの編集・制作ができるツールです。まずは、そのインターフェイスを見てください。

図1 Adobe Soundbooth CS4のインターフェイス
右側にはクリップ(音素材)が周波数スペクトルで表示され、左側上部には利用するクリップのファイル名、左側下部にはクリップの編集・制作に利用するタスクやエフェクトなどの作業項目が並んでいます。ご覧の通り、非常にシンプルなインターフェイスで、直感的かつ効率的に作業が行えます。
たとえば、クリップの音量調整、フェードの追加、トラックの微調整、一部データのカット/コピー&ペーストといった作業は、周波数スペクトルを直接マウスで操作し、その効果を目で確認しながら行うことができます。また、左側の「タスク」タブにはノイズ除去/ピッチやタイミングの変更/ループ作成を行うためのコマンドが用意されており、パネル内の項目を選ぶだけで簡単に設定することが可能です。

図2 「タスク」タブには各種コマンドが用意されており、クリップのノイズ除去やピッチ変更などが簡単に行えます
他にも、「エフェクト」タブでは、15種類以上のフィルタが用意されており、エコー、イコライザー(EQ)、コーラスなどのオーディオ特性を編集できます。また、エフェクトトラックを利用すれば、一度に最大5種類のエフェクトをリアルタイムで適用し、プリセットとして保存することができます。

図3 Adobe Soundbooth CS4に用意されているエフェクト項目
オートコンポーザー機能を使えば、作曲の経験が無くても、楽曲を簡単に作成することができます。音素材が無くても、大丈夫です。オンラインで提供されるSoundboothリソースセンターには、豊富なスコア(音素材)のライブラリが用意されており、無償で利用できます。スコアをさらにカスタマイズし、その変更をキーフレームとして映像に合わせることも可能です。

図4 オートコンポーザー作業中の画面
なお、Soundbooth CS4からは、マルチトラック機能が搭載されました。従来は、1つのオーディオクリップを開いて編集作業を行っていましたが、これからは複数のオーディオクリップを表示して編集作業を行うことができます。たとえば、BGMとナレーション、さらに効果音をミックスすることが可能となりました。

図5 Soundbooth CS4からはマルチトラック機能が搭載され、複数のオーディオクリップを一度に編集することができます
Soundboothは、上記以外にも多彩な機能を持っています。詳しくは、Soundboothの機能一覧ページをご覧下さい。
Flashとの連携
Soundbooth CS4では、Flashとの連携が強化されます。中でも5つのポイントを紹介します。
1:Adobeサウンドドキュメント(ASND)形式で、音作りが簡単
Soundbooth CS4では、新たにAdobeサウンドドキュメント(ASND)形式をサポートしています。ASND形式のファイルでは、エフェクトをかけたり、ミックスダウンしたりする前のオリジナル音声ファイルがそのまま保持されるため、マルチトラック機能でミックスされたオーディオファイルであっても、いつでも細かい調整が可能です。このASND形式のファイルをFlash CS4(英語版)でもサポートしており、そのまま読み込み、普通のオーディオファイルと同様にステレオもしくはモノラルのオーディオファイルとして利用することができます。
2:MP3圧縮時の音質確認が簡単
Soundbooth CS4では、MP3ファイル出力時に、ビットレートやチャンネルなどを指定した上で、実際に出力する前に音質を確認することができます。Webの世界では、ブロードバンド時代といえども、配信コンテンツの容量には配慮が必要です。特に容量が膨らみがちなFlashコンテンツの場合だと、オーディオファイルのサイズと音質のバランスをとるのに苦労します。Soundbooth CS4を使えば、そのバランスを容易に見極めることができるでしょう。
3:ループ音源作りが簡単に
FlashのBGMとして、ループ音源を使用することがよくあります。Soundbooth CS4には、音素材からのビート(リズム)検知機能や、ループポイントのスムージング機能があり、簡単にループ音源を作成することができます。
4:ナレーションの音量合わせが簡単
Flashビデオを使って、情報を提供するコンテンツをよく見かけるようになりました。そうしたコンテンツを作成する場合、ナレーションのアフレコが終わって、Flash用に音を仕上げるとき、意外と音量にばらつきが出たりするものです。Soundbooth CS4では、1つの音声ファイル中で音量のばらつきがあるものを一発補正できるほか、複数の音声ファイルを一定のレベルに合わせて一括補正することもできます。
5:Flashキューポイントの設定が簡単
Soundbooth CS3/CS4では、Soundboothのタイムラインを使って、音素材のタイミングに合わせてFlashのキューポイントを設定することができます。このキューポイント設定をXMLファイルやFLVファイルの一部として書き出すことができ、ActionScriptを使って、ビデオやアニメーションとオーディオを連動させることが可能です。
Soundbooth CS4はFlashとの相性が抜群です。ぜひ、Flashコンテンツ用の音素材作りにSoundboothをご検討ください。
