Flash 10 周年記念企画:Flash クリエイターに聞く
Flash にまつわる10 の質問
今月号の記事
- Flash クリエイターに聞く Flash にまつわる10 の質問
- Adobe Motion Award 2006 審査員からクリエイターへのメッセージ
- Flashの新しいトレンド サウンド・コミュニケーションという潮流
- the Edge Recommends! 最新サイトアイデア帳
- イベント/セミナー情報
長藤寛和 Kanwa Nagafuji
http://nagafuji.jp/
1997年、長藤寛和パーソナルサイト「image dive (extra)」を公開。同年デザインユニット、イメージダイブを結成。有限会社イメージダイブを経て2005年独立。現在フリーランスで活動中。
1. いつからFlash を使われていますか?
1996年12月頃、Flashの前身のFuture Splashに初めて出会ったので、かれこれ10年くらいのお付き合いになります。
2. Flash を使い始めたきっかけは?
大学生4年の頃、デザイン会社でアルバイトをしていたのですが、そこで会社の先輩に「面白いソフトがあるよ」と教えてもらったのが、Future Splashでした。当時、WebではGIFアニメーションやDirectorで簡単なアニメーションを作ってましたが、Illustratorのようなベクターデータでアニメーションを作れてしまうことに衝撃を受け、その日のうちにアルバイトの仕事そっちのけでサンプルムービーを作っていました。解像度に依存しないで拡大縮小するアニメーションに興奮していたのを今でも覚えています。
3. 今まで、どのようなFlash 作品を手がけられましたか?
1997年から数年間「image dive extra」という個人サイトを運営していました。このサイトで実験的にFlash作品を公開したことで、多くの方の目に留めていただくことができました。Flashを使用した事例としては、最近ではゲーム「FINAL FANTASY XII」のWebサイト('06)を制作しました。Web以外でも「motion dive」というVJソフトに入っていた映像作品('98〜01)や映画「FINAL FATNASY」本編内のホログラフと呼ばれるパート('01)で、FlashをAfter Effectsのような映像制作ツールとして使用していました。
4. あなたのFlash 作品のうち、お気に入りの作品を教えてください。
映画「FINAL FANTASY」のホログラフで作った膨大な数のモーショングラフィックス。最終的に使われなかったものも多いのですが、一つ一つに愛着があります。
5. 今後作ってみたいFlash の作品は?
Flashだから作りたいというのがなかなか思いつかないのですが、強いてあげるとすれば、Webアプリケーションのインタフェイスの一部にFlashを使用してみたいです。
6. Flash を通してあなたが考える” Web” とは?
Flashを使うことで、よりテレビのような映像と、新聞のような読み物と、パソコンソフトのようないろいろな機能がシームレスに融合していくと思います。しかし、さまざまなことを実装できて表現できる反面、インタフェイスとしての操作性が多種多様になって、ユーザを一層混乱させるデメリットを感じています。
7. お気に入りのFlash 機能を教えてください。
トゥイーン。難しいこと考えずに適当にやっても動き出すので(笑)。
8. あなたのクリエイティビティーを触発させるモノ、ヒト、環境は?
さまざまなプロダクトデザイン、インテリアデザイン、映画、テレビ、建築、漫画、アニメなどなど。特に限定できません。触発させてくれるわけでないですが、環境では一人でこもる喫茶店。アイデアを考えるときは必ず外に出ています。
9. いまからFlash を始める方にTips、アドバイスをお願いします
タイムラインとシンボルとトゥイーンとボタンの概念さえ理解すれば、とりあえず作品は作れます!ActionScriptは、gotoAndPlayとstopだけ最初に理解して、必要に応じて少しずつ覚えていけばいいと思います。まずは作った絵が動くという喜びを味わってみることが一番で、それを手っ取り早く体験させてくれる便利な道具がFlashです。
10. ズバリ、あなたにとってFlash とは?
私にとっては、若輩者にチャンスを与えてくれた頭の上がらない存在でもあり、いつも苦労をかけさせられる至極やっかいな戦友のようでもあります。道具としては、プログラマーのためのプログラミングツールではなく、デザイナーのためのアニメーションツールであってほしいです。
