Flash 10 周年記念企画:Flash クリエイターに聞く

Flash にまつわる10 の質問

高木敏光

高木敏光
http://www.takagism.net/

早稲田大学文学部美術専修卒業後、翻訳会社での勤務を経て、株式会社データクラフト入社。1991年頃より、マルチメディアコンテンツの制作に携わる。 Macromedia Authorized Supervisorとして多くのセミナーやトレーニング及び執筆活動を行う一方で、1994年以降、インターネット上に活動の主体を移す。 2005年「株式会社タカギズム」として独立。現在も実作者として、アニメーション やインタラクティブコンテンツを制作し続けている。主要著書に「高木工務店 (BNN)」など。


" 今のところ、最高のツールであり、表現手段です。今後もそうあってくれると信じます。"

1. いつからFlash を使われていますか?

Flashの前身であるFuture Splash Animatorが某編集部から送られてきて、日本で最初のレビューを書いたのが私です。ですので、Flashの歴史とまったく等しい使用歴があります。

2. Flash を使い始めたきっかけは?

前述のように、某編集部から送られてきたサンプルがきっかけですが、数値的な配置ができないことや、スクリプトがないことから、当時メインで使用していたDirectorには及ばない存在と捉えていました。しかし、JavaScriptライクなスクリプトが備わったことで、がぜん制作意欲が湧きました。

3. 今まで、どのようなFlash 作品を手がけられましたか?

私のホームページそのものがFlashで組まれていますが、近いところでは、脱出ゲーム「CRIMSON ROOM」「VIRIDIAN ROOM」などのシリーズが、いちばん人目についたものだと思います。

4. あなたのFlash 作品のうち、お気に入りの作品を教えてください。

このページにあるもののうち、「飛ぶ赤ちゃん」という作品が特に好きです。これはエイズ撲滅のキャンペーンに応じて作った作品で、内容にもその願いを込めています。

5. 今後作ってみたいFlash の作品は?

子供が夢中になって遊べるものです。特に、なにかしらの教育的要素があるといいと考えています。一例を挙げれば、ミイラ(か、あるいはそういったモンスター)がゆっくりと迫ってくるのを、連打で回避するような、そういうシンプルだけれどハラハラするようなゲームです。

6. Flash を通してあなたが考える” Web” とは?

私にとってWebとは、Flash作品を載せるための器です。世界中に繋がっている大きなお皿です。インターネットのない時代から小さな作品を孤独に作り続けてきた私にとっては、夢のような舞台です。

7. お気に入りのFlash 機能を教えてください。

Flashのペイント機能は、私にとっては最高のキャンバスです。最初はビットマップ系とベクター系が渾然とした使い勝手に戸惑ったものですが、今はほとんどすべてのアートワークに、Flashを使っています。

8. あなたのクリエイティビティーを触発させるモノ、ヒト、環境は?

文学をはじめとする書籍です。グラフィカルじゃないものの方が、むしろ制作意欲を掻き立ててくれます。さもなければ、古典的な絵画や彫刻など、要するにモダーンでないもの、です。

9. いまからFlash を始める方にTips、アドバイスをお願いします

オリジナリティを大事にしてください。最初は何かの模倣から始めるのはいいことだと思いますが、「サザエさん」や「ドラえもん」などをいじったりパロディにしたりする作品には、品格がないと思います。また、目で見て世界に通じるようにしてください。つまりは、日本語のダジャレによるオチなどは避けたほうが、よりあなたの作品がグローバルなものになると思います。

10. ズバリ、あなたにとってFlash とは?

今のところ、最高のツールであり、表現手段です。今後もそうあってくれると信じます。なんせ、私は、ポストカードや名刺のデザインですら、Flashでやっているんですよ!

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