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Adobe User Summit 〜 Vol.1 InDesign 〜
9月16 日、東京都港区の「青山テピア」において、「Adobe User Summit 〜 Vol.1InDesign 〜」が開催された。Adobe User Summitは、通常の大規模のセミナーとは異なり、比較的小さなスペースで、ユーザーとアドビ、そしてユーザー同士のネットワーク作りを目的としたイベントだ。初開催となった今回はInDesignにフォーカスをあて、4名のゲストが登場して自身の事例を紹介したほか、交流パーティもあり、ユーザー同士の情報交換が盛んに行われた。

講演に先立ち、アドビシステムズの森脇は、「メーカーとして一方的に情報を出すのではなく、ユーザー事例を共有してネットワークを広めていきたいという趣旨で行っています。アドビのスタッフとユーザー、ユーザー同士の交流の場として活用していただき、InDesignの輪を広めていきたいと思っています」と挨拶した。今後は、Illustratorや、その他製品毎にUser Summitを行う計画だ。

「InDesignの勉強部屋」開設にあたって
有限会社 ザッツ 森 裕司氏

講演の第一部は、「InDesignの勉強部屋」というサイトを運営している、(有) ザッツの森氏だ。氏のサイト紹介と、実際にInDesignを使用した書籍制作において、ポイントとなった機能の紹介などが行われた。

名古屋でデザイン業務に携わっている森氏は、「フレームグリッドの機能が気に入って」InDesign 1.0を発売日に購入したという。しかし、いざ使おうとすると参考になる情報がない。書籍もなければ、Webサイトもなかった。そこで自分でサイトを作り、「マニュアルを片手に自分で覚え、自分が勉強する過程をサイトに書き留めておこうと思った」(森氏)のだという。

「InDesignの勉強部屋」は、森氏がInDesignについて勉強して気がついた事、便利な機能、疑問点などが数多くストックされている他、トラブルとその解決策の情報も充実。解決策についてはアドビのサポートデータベースへもリンクしており、より詳しく知ることができる。また、InDesign 用プラグインの紹介コーナーもある。

さて、そのような充実したサイトを作成した森氏が、実際にInDesignを用いて制作したのが、(株) ワークスコーポレーション発行の「Adobe InDesign 文字組み徹底攻略ガイド」(大橋幸二:著)だ。森氏は、実際のデータを見せながら解説した。

「Adobe InDesign 文字組み徹底攻略ガイド」の制作上のポイントは、ほとんどが連結したテキストフレームで作成され、しかも画像はインライングラフィックスとなっている点だ。これは、テキストや画像に対して赤字が入り修正した場合でも、その影響を最小限にするためだという。

すべてのテキストには、何かしらの段落スタイルが適用されている。また、見た目は同じでも、前の段落のスタイルによって段落スタイルが変わっている。これは「前後の段落によって、段落の空き量をいちいち調整しなくてすむようにするため」(森氏)の工夫だと言う。

また森氏は「できるだけ最初の段階で、文字組みアキ量設定、スタイルなどを作り込んでおくことで、後の作業が楽になると思います」と語った。この書籍の場合でも、あらかじめマスターページやスタイルを作り込んでおき、そこに著者が用意したInDesign のタグ付きテキスト配置した。「瞬時にスタイルが適用されて、組み上がってしまう」(森氏)のがメリットだと言う。実際に著者にInDesignのタグ付きテキストを用意してもらうのは難しいかもしれないが、それでも「小見出しの前には▲の印を」などといったルールを決めておけば、後から制作者側がInDesignのタグを付けることも容易になると、森氏は解説した。

森氏
InDesignの勉強部屋
有限会社ザッツ
代表 森裕司氏


画面


会場の様子
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