| |
| グラフィックデザイナーの日常ツールとして活用され、もはや欠かせない存在になったAdobe® Illustrator®。しかしIllustratorの使いかたはデザイナーひとりひとりによって異なり、それぞれの独特な使いかたから多様な表現が生み出されている。DTPの黎明期から、抜きんでたアートディレクションが注目されてきたタイクーングラフィックスも、そんなIllustratorへの独自のこだわりをみせるデザイン事務所の1つ。数多くの作品を発表しながら、現在もデザイン業界の第一線を走る同社では、Illustratorの存在が、ほかのどの道具よりも手に馴染んだツールになっている。 |
| |
| タイクーングラフィックスとAdobe Illustratorの出会い |
| |
「タイクーン自体は91年の11月にスタートしたのですが、そのころはまだカッターマット、ピンセット、スプレーによる手作業のデザインを行っていました」。
「まわりのデザイナーの友だちの中に、いわゆるマック使いがちらほら増えてきたころでしたね」。
そう互いに語るのは、同社を立ち上げた宮師雄一氏と鈴木直之氏。
「ちょうどi-D Japanという雑誌のアートディレクションをやるようになり、大量のページ編集作業を2人だけでやってたら死ぬな(笑)と思って、必要にかられてMacintoshとIllustratorを導入したのがはじまりです」。
「でも当時はMacintoshも高価で事務所には1台しかなかったので、2人で交代しながら使っていました」。
両氏の話では、そのころのIllustratorの使いかたは、デザインの素材となるフォントの作成、文字の立体化、ラインの作成など「イラストを作るのに近い使いかたをしていた」そうだ。
また宮師氏は当時の状況を回想し、まだデータ入稿が一般的ではなかったため、レーザープリントした紙を、反射原稿として印刷会社に渡していたこと。そんな使いかたの中から、解像度の粗い表現がかえって面白さを生むことに着目し、ピクトログラフィなどのカラー出力ができるマシンが登場して以降も、わざとカラー原稿をプリントしてから入稿していたとも語る。 |
| |
じぶんたちの感覚に合った使いかたができる、 それがAdobe Illustratorの素晴らしさ |
| |
| 「同じ作業を手でやっていたら、とてもできなかったと思う。時間が足りないし、仕事の量がいまの半分ぐらいになっているかも。それに、じぶんたちの作業の流れとしては、2人でコラボレーションするときもあれば、それぞれ役目が入れ替わったりもする。担当している仕事に合わせて、各自が得意なマークのデザインとかタイポグラフィを作り、それらをポンとレイアウトに入れることもある」。 |
| |
|
|
 |

 |
TYCOON GRAPHICS アートディレクター/グラフィックデザイナー 1991年、宮師雄一、鈴木直之の2人によりタイクーングラフィックスを設立。テイトウワ、安室奈美恵 等のCDジャケットデザイン及びヴィジュアルプロモーションに携わる。また、MotionElement等ファッションブランドのグラフィックデザインや企業広告、ロゴデザイン、エディトリアル、パッケージデザインの分野でも活動中。著書にG-MEN(リトルモア)、A&D SCAN タイクーングラフィックスの仕事と周辺(六耀社)がある。受賞歴は第78回ニューヨークADC「BIG MAGAZINE」にて金賞、「BOYCOTT MOVIE」にて銀賞。第76-79回ニューヨークADC賞受賞。毎日デザイン賞部門賞他。 Webサイト:http://www.tycoon.jp/ |
| |
| Adobe Illustratorの主な利点 |
 |
| ・ |
新しい描画ツールを使って、マウスをドラッグするだけで、簡単に直線や弧、グリッドを描くことができる |
| ・ |
パスやワープ、メッシュを「エンベロープ」として使用することで、オブジェクトをさまざまに変形させた後に、パスを編集して独自の外観を作成することが可能 |
| ・ |
リキッドツールを使うことで、アートワークを自由に回転したり、すぼめたり、膨張・拡大、あるいは波形やしわ寄せといった効果を適用できる |
| ・ |
生産性アップのための機能が多数備わっているので、制作作業に集中できる |
| ・ |
他のアドビ製品とシームレスに連携し、最高品質のグラフィックを印刷、出版ほかあらゆるメディアに向けて配信できる |
|
| |
この事例のPDFファイルをダウンロード (PDF:415KB/2pages) |
|
 |
| |
|
|
 |
| 宮師雄一氏 |
|
|
 |
| 鈴木直之氏 |
|
|