最終更新日:2014年12月15日

 

Reader Mobile SDKは、開発者が開発者自身の名前でアプリケーション(総称して「デベロッパーアプリケーション」)を作成することを可能にするソフトウェア開発キットです。これらのアプリケーションを使用すると、デジタル著作権管理(DRM)技術を搭載しているかどうかにかかわらず、電子書籍をはじめとしたデジタルコンテンツをダウンロードして表示できるようになります。DRMは、電子書籍プロバイダーが電子書籍の複製、印刷、および共有を管理するために使用するテクノロジーです。

アドビプライバシーポリシーは、Reader Mobile SDKを含むほとんどのアドビwebサイトおよびアプリケーションの一般的なプライバシー基準について説明します。Reader Mobile SDKの詳しいプライバシー関連情報は以下のとおりです。

 

エンドユーザーがデベロッパーアプリケーションを使用すると、どのような情報が開発者の代わりにアドビによって収集され、それらの情報はどのように使用されますか。

DRMで保護された電子書籍がデベロッパーアプリケーションによって開かれると、以下の情報がアドビによって収集される可能性があります。電子書籍にDRMが関連付けられていない場合、情報は収集されません。

  • ユーザーGUID:ユーザーGUIDは、ユーザーIDの代わりに割り当てられる固有の値であり、エンドユーザー認証に使用します。
  • デバイスGUID: デバイスGUIDは、エンドユーザーのデバイスを識別するために生成される固有の値です。エンドユーザーのデバイスで電子書籍を表示できること、ライセンスで認められているデバイス数が制限数を超えていないことを確認するときに使用されます。
  • 認定アプリケーションID: このIDは、電子書籍を表示するために使用しているアプリケーションを示します。この場合は、デベロッパーアプリケーションです。電子書籍は、認定されているアプリケーションでのみ表示する必要があります。これにより、著作権侵害と電子書籍の窃盗を最小限に抑制できます。
  • デバイスIP(インターネットプロトコル): 電子書籍購入時点におけるエンドユーザーの所在国を識別します。電子書籍プロバイダーが地域限定の価格決定モデルを適用するときに使用します。デバイスIPの国識別子のみが保存されます。
  • 書籍の読書期間: この情報を収集して、発行者や配布者などの電子書籍プロバイダー間で取り決めた制限付きまたは従量制の価格決定モデルを導入します。これらのモデルは、読者が電子書籍を読んだ期間にもとづいて作成されます。例えば、電子書籍の貸し出し期間が30日とします。発行者と配布者は、貸本業者と再販業者に対して、ダウンロードした日から30日間の料金を請求する場合もあれば、従量制の価格決定モデルに従って電子書籍を実際に読んだ時間に対して料金を請求する場合もあります。
  • 電子書籍の読了割合:電子書籍の読了割合を収集すると、発行者などの電子書籍プロバイダーは、電子書籍の読了割合にもとづいて料金を請求する購読価格決定モデルを導入できます。
  • エンドユーザーが購入した電子書籍に関連して電子書籍プロバイダーが提供する情報: 電子書籍をエンドユーザーのデバイスに配信するために、電子書籍プロバイダーによって以下の情報が提供されます。
    • 電子書籍を購入/ダウンロードした日付
    • 配布者IDおよびAdobe Content ServerオペレーターURL
    • 書名、著者、言語、発行者小売希望価格、ISBN番号など、電子書籍のメタデータ
       

情報はどのように送信するのですか?

データは、HTTPSによるセキュリティで保護された送信方法で定期的にアドビに送信されます。

 

情報はどのように利用されるのですか?

アドビは、エンドユーザーがデベロッパーアプリケーションで開いた電子書籍に関して収集した情報を使用して、当該電子書籍に付属したDRMライセンスのタイプに従って閲覧されていることを確認します。ライセンスのタイプは電子書籍プロバイダーが決めます。データの使用方法について詳しくは、上記を参照してください。

 

アドビが共有するのはどのような情報ですか?

アドビは、個人を特定できる情報は共有いたしません。アドビは、適用される価格決定モデルにもとづく請求をおこなうために、匿名の集計情報を電子書籍プロバイダーと共有します。

 

アドビの電子書籍ソリューションに関する詳細情報は入手可能ですか。

詳細情報は、アドビのホワイトペーパーでご確認いただけます。