以下では、留意点に注意しながら、タグ付けPDFを作成する具体的な作業方法を解説します。
セキュリティの設定で、「文書の印刷および編集とセキュリティ設定にパスワードが必要」を設定する時は、アクセシビリティのための設定を解除しない
PDF文書には、文書を保護するためのセキュリティ設定ができます。Adobe Acrobat 7.0 Professionalでは、「パスワードを使用する」場合と、「公開キー証明書を使用する」場合の2通りが指定できます。ここでの留意点は、文書を保護する場合に、アクセシビリティのための設定をはずしてしまわないことです。
通常の初期状態(デフォルト)の設定では、パスワードを使用して文書を保護する場合でも、アクセシビリティを確保できる設定になっています。アクセス可能なPDFを作成するには、初期状態(デフォルト)の設定で、PDF文書を作成します。以下に「パスワードを使用する」場合の設定について解説します。
[セキュリティ]タブで、「セキュリティ方法」および「互換性があるバージョン」欄を確認。

「セキュリティ方法」が、「パスワードによるセキュリティ」になっている場合、互換性があるバージョンが、「Acrobat 5.0 およびそれ以降」もしくは、Acrobat 6.0 以降のバージョンが指定されていることを確認します。
注意: Adobe Acrobat 7.0では、互換性のあるバージョンを「Acrobat3.0およびそれ以降」に設定することができます。この設定の場合、アクセシビリティが確保されているかを、次の方法で詳細に確認する必要があります。
初期状態(デフォルト)の設定で、かつ互換性のあるバージョンを「Acrobat 5.0 およびそれ以降」にしてあれば、基本的には問題ありません。場合によっては、詳細に確認する必要もあります。以下にその方法を紹介します。
[セキュリティ]タブで、「セキュリティ方法」欄の横にある、「設定を変更」ボタンを選択。

[パスワードによるセキュリティ設定]ダイアログボックスの「スクリーンリーダーデバイスのテキストアクセスを有効にする」を確認。

「スクリーンリーダーデバイスのテキストアクセスを有効にする」にチェックが入っていることを確認します。
注意1: 「互換性のある形式」を、「Acrobat 3.0 およびそれ以降」に設定した場合は、「テキスト、画像およびその他の内容のコピーとアクセシビリティを有効にする」にチェックが入っていることを確認します。
注意2: なお、Adobe Acrobat 5.0では、暗号化のレベルを「40-bit RC4」に設定する際に注意が必要です。この暗号化レベルの設定の場合、権限の設定で「内容のコピーや抽出を許可しない、アクセシビリティを無効にする」という項目にチェックを入れないようにします。