Adobe® Flex™ Data Servicesを利用すれば、ユーザインタフェイスのリッチさに限らず、システム間のデータ通信処理のリッチさも拡充でき、アプリケーションに一層革新的なサービスが実装できるようになります。一般的なJ2EEアプリケーションとしてデプロイされるFlex Data Servicesは、サーバ側の既存データ・ビジネスロジックとの高度な接続性を提供することで、クライアント側Flexフレームワークの機能性を拡充します。また、Flex Data Servicesは強力なメッセージングアーキテクチャに基づいて開発されているので、一般的な既存ミドルウェアと連携してクライアント・サーバ間のデータの自動同期や、データのリアルタイムプッシュ配信、メッセージングのパブリッシュ・サブスクライブといった事柄や、コラボレーションアプリケーション・非連続接続型アプリケーションにも対応することができます。これらの機能を駆使すれば、対社外の用途では、より豊かで満足度の高いユーザ体験の提供、そして対社内の用途では、スタッフの作業効率アップが実現できます。
大半のRIA開発の現場では、これまでのリクエスト・レスポンスモデルより高度なデータ管理機能が求められています。 しかも、リッチさと表現力を一層高めるためには、今まで以上に綿密なデータ連携が必要となることから、クライアント層・サーバ層間では、今までになく高度なデータ管理機能が求められています。
RIAにとって重要なデータの同期処理、これを管理するのがFlex Data Servicesです。Flex Data Servicesは、クライアント・サーバ間のデータ同期のための高性能エンジンを提供することで、同期処理の手間やエラーを削減します。 またFlex Data Servicesを既存のパーシステンスソリューションと統合すれば、エンドツーエンドのソリューションも構築できます。
Flex Data Servicesは、大規模なデータセットのページ処理を自動的に実行します。したがって、開発者は初歩的なデータ管理インフラに気を留めることなく、アプリケーションのビジネスロジック開発作業に集中できます。
Flex Data Servicesは、一時的な接続の中断にも自動的に対処するので、クライアントアプリケーションとの間には、常に信頼性の高いデータ通信が確保できます。
Flex Data Servicesに含まれるFlex Messaging Serviceを利用すれば、従来のwebデプロイメントモデルの長所を活かしつつ、信頼性とスケーラビリティに優れた方法で、ブラウザにまったく新しいタイプのアプリケーションを配信できます。 しかも、Flex Messaging Serviceは既存の企業メッセージングソリューションとも連携できます。
Flex Data Servicesにはデータのプッシュ配信機能が備わっているので、クライアントアプリケーションには、ポーリングを行わなくても、データを配信できます。 このスケーラブルな機能を利用すれば、多数の同時接続ユーザにも対応でき、株取引アプリケーションや資源利用状況監視、生産オートメーションといった、重要データが秒刻みで変化するようなアプリケーションも問題なく開発できます。
Flex Data Servicesは、ブラウザクライアントとFlex Data Servicesサーバ間のリアルタイムでのメッセージ交換を可能にする、Pub / Subベースのメッセージングインフラを提供します。 このインフラはJMSなどの既存メッセージングサービスとも連携でき、これを利用することでFlexクライアントは、従来のシッククライアントアプリケーション同様の信頼性、スケーラビリティ、サービス品質を確保しながら、メッセージトピックをパブリッシュ・サブスクライブできます。これにより、物流管理や在庫管理、株取引といった高度な基幹業務用アプリケーションにも対応できます。
Flex Data Servicesの1コンポーネントであるFlex Messaging Serviceを利用すれば、クライアントアプリケーション上のデータを他のクライアントやサーバ上でも同時に共有できます。このデータ共有モデルを活用すれば、他のユーザとリアルタイムに体験を共有しながらのコラボレーションが可能な「協同ブラウジング」といった、新しいアプリケーションコンセプトが実現できます。
複雑なアプリケーションのテストはプロセスが長くなります。個々のテストを手作業で行わなければならない場合、作業はさらに困難になります。 機能テストのツールは、このような手動プロセスの負担を軽減し、複数のバージョンのアプリケーションに対するテストを自動化するように設計されています。
Flex 2.0.1にはオートメーションフレームワークが導入されています。これにより、コンポーネントの開発者がカスタムコンポーネントのテストを自動化できるインターフェイスが提供されることに加えて、ビルトインコントロールの機能テストが可能になります。 この新しいフレームワークを使用すれば、Flex 2.0.1のMercury QuickTestPro 9.1のプラグインが追加され、一般的なMercury QuickTest Proソフトウェアを使用してFlexアプリケーションをテストできます (将来的には、サードパーティ製テスト製品のサポートも追加されます)。