
豊かな表現力で業務アプリケーションを使いやすくする
企業が蓄積したデータを活用するためには、どうデータを表現するかが重要なポイントになります。そこで注目されているのがRIA(Rich Internet Application)です。RIAは、豊かな表現力とインタラクティブに変化する機能性を持ったWebアプリケーションであり、エンドユーザは直感的に操作することができるようになります。
例えば、ダッシュボードアプリケーション。ユーザごとに必要となるデータをビジュアル化して見せるアプリケーションで、従来のような、固定的な一覧表やグラフでデータを表示するだけでなく、情報の可視化やドリルダウンを容易にした見栄えとインタラクティブ性を持ったアプリケーションです。日本地図に各営業所の場所を表示し、個々の営業所の業績達成状況をリアルタイムに示し、表示されたグラフをクリックすることで、より詳細な情報にドリルダウンできるようにすることもできます。
こうしたRIAを構築するために、アドビシステムズでは、Flashテクノロジーの開発環境であるAdobe Flexと、実行環境として、マルチクライアントで動作可能なFlash Player、さらにオフラインでも動作可能なAIRを提供しています。これらの開発、実行環境に、Adobe LiveCycleによるサーバソリューションを組み合わせることで、バックエンドとの高度なデータ連携が実現できます。
リアルタイム表示やコラボレーションを実現
Adobe LiveCycle Data Services ES
Adobe LiveCycle ESのソリューションコンポーネントである、LiveCycle Data Services ESを利用すると、刻々とかわる情報をリアルタイムに表示するダッシュボードアプリケーションが実現できます。例えば株価や為替レートの変動をリアルタイムで数値とグラフに表示するようなトレーディングシステムや、ネットワークの状態監視をグラフィカルに行う、システム管理アプリケーションにも有効です。
また、離れた拠点で同じ売り上げデータのグラフを表示しながら、一方が行ったグラフの操作を、もう一方の画面でシンクロして見せるなどのコラボレーション型の情報共有アプリケーションもLiveCycle Data Servicesのメッセージング機能を使うことで実現できます。
このようにLiveCycleを活用することで、データビュアライゼーションは、より高速、より生産性の高い業務アプリケーションへと進化します。
RIAは、単にビジュアル化されたユーザ・インターフェイスを提供するだけではなく、既存のバックエンドシステムとの連携も重要な要素です。先に述べたメッセージング機能のほか、データ転送量を少なくするバイナリ通信や、高速表示を実現するページング機能、ドリルダウンした画面をスナップショット的にオンデマンドでPDF化して、保存しておくことが可能な、RIA to PDF機能などもご用意しています。
LiveCylce活用によるアプリケーション例
これらのアドビシステムのRIAテクノロジーは、ERPやBIパッケージとの連携も進んでおり、大企業の基幹システムの姿を大きく変えようとしています。LiveCycleとRIAテクノロジーの融合により企業システムもより使いやすく変えていくことができるのです。