Adobe LiveCycle Rights Management ESには、Adobe LiveCycle ES Foundationと開発ツールが含まれています。
LiveCycle Rights Management ESを使用すると、ファイルを暗号化したり、「いつでも」かつ「いつまでも」動的にコントロール可能なセキュリティポリシーを適用したりすることができます。これにより、ファイルの機密性が保持され、その利用可否および利用範囲を管理できます。 詳細な利用履歴のログを通じて、各受信者がどのように情報を利用しているかを監視することもできます。これには、ファイルがアクセスされた時期とその頻度も含まれます。 また、このポリシーは永続的に適用されるため、ビジネスで重要は情報は常に保護され、許可された受信者のみが情報にアクセスすることができます。
LiveCycle Rights Management ESを使用すると、保護されたファイルへのアクセス権および利用権限を動的かつ容易に管理することができます。 また、セキュリティポリシーはサーバ上で維持されており、ドキュメントと共に移動することはないため、再発行しなくても配信後のファイルのアクセス権および利用権限を常に改訂したり破棄したりすることができます。 使用ポリシーを改訂した(たとえば、飛行機で移動中に特定のドキュメントにアクセスする必要が生じた経営幹部にオフライン使用権を割り当てたり、アクセスできなくなったドキュメントの有効期限を延長したりした)場合、新しいポリシーコントロールはドキュメントへのアクセスが次に要求されたときに実施されます。
LiveCycle Rights Management ESはJ2EEで構築されているため、Java™ APIの使用やWebサービスのサポートにより、既存の企業インフラストラクチャに簡単に統合できます。 また、BEA WebLogic、IBM WebSphere、およびJBossアプリケーションサーバに等、主要なWebアプリケーションサーバをサポートしています。 LiveCycle Rights Management ESを既存の認証およびエンタープライズコンテンツマネジメント(ECM)システムに統合すると、ドキュメントをコスト効率よく集中的に保護、制御、および管理することができます。 LiveCycle Rights Management ESでは、既存のLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)とMicrosoft Active Directoryの実装を利用して、利用者の管理を行えます。 また、LiveCycle Content Services ES、LiveCycle Connectors for ECMとの統合により、これらのシステムの枠を超えてドキュメントを管理できます(たとえば、バージョンや有効期限の管理が可能です)。このため、保管場所からドキュメントが抽出されて配布された後でも、最新バージョンのドキュメントを使用することができます。
LiveCycle Rights Management ESはAdobe Acrobat®、Adobe Reader®、Adobe LiveCycle PDF Generator ESとも綿密に連携できるので、権限保護が施されたドキュメントも手軽に作成・閲覧することができます。作成者は、Microsoft Office、Microsoft Internet Explorer、AutoCAD®などの一般的なデスクトップアプリケーションまたはアプリケーションスィートで作成したAdobe PDFファイルに対して、Acrobat上でセキュリティポリシーを適用することができます。また、大量のドキュメントを扱う場合は、Adobe PDFファイルを生成する自動プロセスをサーバ上に構築し、あらかじめ用意されたルールに基づいて、これらのファイルにセキュリティポリシーを適用することもできます。受信者は、アクセス権が保護されたドキュメントをオンラインとオフラインの両方で表示して処理することができます。 オフラインでドキュメントを使用する場合は、受信者にオフライン使用権を割り当てることができます。これにより、受信者は所定の期間、保護された情報にアクセスしたり表示したりできます(決められたオフライン閲覧期間が過ぎると、ドキュメントはアクセス不能になり、アクセス権の更新が必要となります)。 アクセス権が保護されたPDFファイルは、広く普及しているクロスプラットフォームの無償プログラムであるAdobe Readerを使用して扱えるため、保護された情報を表示する際に別のソフトウェアは必要ありません。
LiveCycle Rights Management ESは、Microsoft Word、Excel、PowerPointとも容易に連携できるだけでなく、PTC Pro/ENGINEER*のCAD資産や、XVLによる3D図面データ(日立ソフト 活文 XVLstaff利用時)とも容易に連携できます。作成者は、これらのアプリケーションのユーザインターフェイス上で、ドキュメントを作成してポリシーを適用することができます。この際、ファイルの受け取り側ではPDF同様に、権限保護が保護されたこれらのドキュメントをオンライン、オフライン両方の状態で閲覧・操作することができます。