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マクロメディア ショーケース

時代をリードする「技術」と「経営」のインフォメーション・プロバイダー
日経BP社は、技術と経営の先端情報を多様なメディアを駆使して提供する日本最大の出版社(インフォメーション・プロバイダー)です。1969年4月に設立され、99年4月に創立30周年を迎えた日経BP社。展開している事業は、専門誌、書籍・ムック等の出版事業を中核に、インターネット事業、展示会事業、調査・コンサルティング事業、教育事業、セミナー事業など、多岐にわたっています。41の雑誌、3つのニューズレターなど(2002年2月時点)を発行し、読者総数約280万人、年間の延べ雑誌発行部数約5228万冊に達しています。

Web サイトも同様に膨大な情報量を誇り、各分野を多岐にわたり専門情報が満載。その反面、日経BP内のそれぞれのサイトを横断し情報を収集したり、回覧することが困難でした。

「本来、我々はサイト全体に渡り、サイト構造の再構築や一定のガイドラインに沿ったページ・レイアアウトの設定などを検討することから始めます。この日経BPのトップページも我々が設計し実装し一定のガイドラインも作成したのですが、日経BPでは、各雑誌の編集部や関連企業が、それぞれ独自にサイトを管理しているため、現時点ではその制定したガイドラインを全サイトに適用し横断的なナビゲーションを実現することが非常に困難な状況でした。また日経BPからもブランディング面での整備統合よりも先に、情報として価値あるコンテンツにユーザーがいかに敏速に、かつ回覧性を保ちつつたどりつくことができるかを優先した企画を求められました。

ビジネス・アーキテクツとして、 Flash を使う理由は主に 3つあります。ひとつは、レイヤーを数多く畳み込んだ高機能なインターフェイス・デザインの実現、もうひとつは、サウンド、アニメーション、インタラクティブ性を追求したエモーショナルな表現を具体化するためのツール、そして3つめが今回のクライアントからの依頼でもあった、多様な情報をシステマティックに昇華し、効率良く回覧・検索するためのツールとして機能させること。それらの仕組みのプレゼンテーション・レイヤーとしての Flash の利用です。(Business ArchitectsInc. Chief Creative Officer / Creative Director 福井 信蔵 氏)」

サイトマップも自動更新可能なコンテンツ・機能のナビゲーション・システム
「日経BPナビゲーター」

日経BPが持つ膨大なコンテンツをリサーチするために、まずサイトマップの再作成から取りかかりました。情報整理を繰り返し、スケルトンと呼ぶ単純なHTMLで各コンテンツをリストし、プリントアウトしたところ、およそ8mにもおよぶ巨大なリストができあがりました。延々とスクロールするため、回覧性が悪くサイトマップとしては、機能しないことが判明。この為、コンテンツを再度カテゴライズし直し、少ないスペースに情報属性に沿ってレイヤーとして畳み込みことへと、徐々に最終形態が見え始めてきました。

「こうした、試行錯誤が繰り返し行われ、最終形態が見えてくるのも、インフォメーション・デザイン面、Flash による ActionScriptでの制御、そしてバックエンドによるシステム構築面など、各分野のスペシャリストが集まり、それぞれ知恵を出し合っていくプロセスの結果です。それはスペシャリスト集団であるビジネス・アーキテクツの長所でもあります。(Business Architects Inc.Experience Design Devision / Design Group / Specialist 白井一寿 氏)」

最終形としては、直感的にサイト全体を横断して回覧、検索が可能なグローバル・ナビゲーターの実現、そしてそれを日経BP側で管理・運用できるブラウザ上での操作可能なバックエンド・システムの実装、さらにサイトマップページの更新作業がそのまま同期してこのグローバル・ナビゲーターのシステムへも反映される仕組みが必要とされました。また、クライアントからの依頼による、ユーザーの動向を調べるためのトラッキングシステム(クリック・ストリーム機能)も、このグローバル・ナビゲーターに機能として同梱することが求められました。

プレゼンテーション・レイヤーとして Macromedia Flash を採用
Flash の特長でもあるデータ・サイズの軽さや、デザインの自由度、さらに 直接 XML文を交換する XML Socket 機能を活用するためプレゼンテーション・レイヤーとして採用。情報ソースはすべてデータベースで一元管理し、XMLを介してナビゲータが機能する仕組みを実現していきました。

「プレゼンテーション・レイヤーとしては DHTML を適用して構築することも可能なのですが、クライアントによる更新性を考慮すると Flash を採用するのが現実的でした。また、当初から、ナビゲートするためのアプリケーション開発をおこなうとする思考から、経験上 Flash を採用しました。日経BPの特色でもあるニュースや情報サイトで Flash を使うことにクライアントから疑問視されることもあったのですが、ユーザー・エクスペリエンスまで考慮した場合、クライアントも納得せずにはいられませんでした。(Business Architects Inc. ChiefCreative Officer / Creative Director 福井 信蔵 氏)」

「カテゴライズする段階で、650 におよぶ項目をいかに視認性を良く、コンテンツと機能の両方のナビゲーションを実現し、ユーザーのメリットを高められるかがテーマでした。先に、思いつく問題点を洗い出して、クリアしていき、個々のフィードバックから、Flash 担当の白井氏がプロトタイプを作成し、最終形を見据えながら、現状のサイトを洗い出していきました。サイトごとに情報を整理し、第2階層のリンクまで洗い出しました。その結果、直接、リンク可能なサイト、バックナンバーを備えたサイト、会員制、有料サービスサイトなど多岐にわたるコンテンツがあり、これらをアイコンで認識できるようにしました。たとえば、会員制のサイトでは、直接リンクした場合、パスワード入力ダイアログが表示されるのでは、ユーザーもとまどってしまうため、こうした問題を回避するためにも、事前に認識するしくみとしてアイコンを採用しました。(BusinessArchitects Inc. Experience Design Division / Deployment Engineering Group / Specialist 林 正鎬 氏)」

スペシャリストのコラボレートにより、およそ一ヶ月の短期間で納品
開発期間は、データベースとバックエンドのシステム構築 2名、インフォメーション・デザイン 2名、Flash によるプレゼンテーション・レイヤーの開発 1名、それにアートディレクターの計 6人で、およそ3週間。短期間で開発が可能だったのは、それぞれの分野のスペシャリストが集結し、個々の守備範囲が明確化されている状況で、作業分担がはっきりしていたためでした。

「コラボレーションによる作業がなければ、成しえない仕事でした。スペシャリストが集い、検討していかなければ、新しいものは生まれてこないという気します。また、"出来る、出来ない"は、自分が出来る出来ないではなくて、対象となるテクノロジーが出来る出来ないまで理解しておかなければならないと思います。実装レベルで勉強するのはあたりまえですし、そこまでレベルを上げないと単なる作業分担で終わってしまい結局コラボレーションにはならないわけです。特に経験の浅い若い世代の方には、"気づかない、気づかせない方法"を習得するのが必要な気がします。(Business Architects Inc. MSP Division/System Solutions Group/Manager 後藤 和貴 氏)」

「短期間で納品するコツのひとつとして、クライアントとのコミュニケーションを円滑に進めることが重要です。もちろんクライアントとは、できる限りお互いが頭に描いたイメージにズレがないよう情報共有に専念し要件定義を確定させていきます。はじめの企画段階では、あれもできる、これもできると風呂敷を広げていく作業ですが、プロトタイプ作成や開発が進むにつれて、その広げた風呂敷を畳んでいく段階へと移行していきます。そこで、タイミング悪くプレゼンテーションして、中途半端なプロトタイプをベースに開発状況を伝えるよりも、完成度を高めるために、あえて、見せずに一定のレベルまで完成度を高めることも必要です。それは決して隠しているわけではなく、風呂敷を畳んで行かねばならない時期にむやみに新しい企画をねじ込んだり広げたりしてしまうと、計画全体に影響を及ぼし最悪の場合、当初の目的が達成されないことにも繋がる場合があるからです。(Business Architects Inc. Chief Creative Officer / Creative Director 福井 信蔵 氏)」

Web クリエイターを目指す皆様へのアドバイス
本当にいいデザインというものは、そこにデザインがあるとは思わないほど自然なものとしてそこにあり、それでいて十分に機能を果たします。そうしたデザインをウェブデザインのような世界で生み出すには、スペシャリストによるコラボレートの必要性が高まっています。以前は2〜3人だったのが、最近では高度で複雑な技術を組み合わせていく要求が高まり、それにつれて専門分野も広がり、プロジェクトに参加する人数が多くなっていく傾向があります。そのためには個々が自分の専門性をクリアにし、自信を持ち、遠慮しないでコラボレートしていく。一人で知恵を絞るだけでなく別の専門性の知恵を加えていく。そうしていくことで多くのことが解決できるのです。そしてその方が、必ず面白いものを生むのです。(Business Architects Inc. Chief Creative Officer / Creative Director 福井 信蔵 氏)」


   
Web サイト: http://www.nikkeibp.co.jp  
(ページ上部のナビゲーションヘッダー右端の「BPナビ」、もしくは右側中ほどにある赤紫の「日経BPナビゲーター」というバナーボタンをクリックすると起動します)  
   
使用された製品
Macromedia Flash

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