人材確保により、大きな即戦力
では、これまでにChallenge InDesignを受講した人が、どのような企業に派遣されて活躍しているのか。派遣先のひとつである日経BPクリエーティブに話を伺った。
「日経BPクリエーティブでは、2年ほど前から他社製のアプリケーションからInDesignへシフトすることを決定いたしました。その背景には、カラーマネージメントの環境設定のしやすさと入稿のPDF化をおこなうことで、デジタルデータを多重に活用したい、という思いがあったからです。」と同社制作事業本部長の味岡浩二氏は語る。
ところが、当時は社内でInDesignを操作できるオペレーターを養成中であり、作業量の増大に伴い派遣の方の手を借りる必要が生じた。そこで、テンプスタッフ・テクノロジー社にはInDesignに強い人材がいるという話を聞き、派遣の方に来てもらうことで急場の人材不足に対応したそうだ。
その結果、InDesignへのシフトはスムーズに実行され、InDesignの導入が進むとともに、引き続き何名かがテンプスタッフ・テクノロジーから派遣されることとなった。
「同じ派遣会社ということでノウハウの連携ができ、即戦力として働いてもらえるので助かっています。」と味岡氏。
現在、日経BPクリエーティブは、およそ20誌の定期雑誌を制作しているが、その約7割はPDF入稿なのだそうだ。今後は、InDesignを利用したレイアウトの自動化に取り組んでいくという。
続いて、Challenge InDesignを受講して現在日経BPクリエーティブに派遣されている馬場友希さんにお話を伺った。
「受講当時、Illustratorなどの主要ソフトはある程度使うことができましたが、InDesignに関しては使ったことがありませんでした。実際に仕事として使うことで学ぶことも多いですが、就業前にChallenge InDesignで基礎的なところを学ぶことができてよかったと思います。」
派遣会社を通じて働きながら学ぶことで、実践に役立つノウハウを身につけることができ、しかもスクールや独学で勉強するのとは違って、働いた経験をキャリアのひとつとして数えることができるのが魅力だという。
人材派遣会社の協力によって、新しい技術がスムーズに浸透した今回の事例は、新技術導入と人材の確保に悩む企業にとって、ひとつの指針といえるだろう。

人材派遣会社では、長期でもスポットでも対応してくれるので、急場の人材確保にとても助かっているという、日経BPクリエーティブ 制作事業本部長の味岡浩二氏。

日経BPクリエーティブで制作している雑誌の数々。すべての誌面がInDesignでレイアウトされ、およそ7割がPDF入稿だ。

Challenge InDesignを受講したのちに日経BPクリエーティブに派遣された馬場友希さん。