HD(ハイビジョン映像)対応ディスクとして、その座を確固たるものとしたブルーレイ(Blu-ray)。対応プレーヤーやゲーム機など、再生環境の家庭への普及も進んできています。Adobe Creative Suite 3 Production Premiumではこのブルーレイ対応ディスク制作にも標準で対応、HD素材の編集・合成・音編集からオーサリングまで、ブルーレイ制作を一貫してサポートします。
*この記事はCS3をベースにした内容ですが、CS4でも同様のワークフローでご利用いただけます。
アドビの映像制作ツールパッケージ、Adobe Creative Suite 3 Production Premium*は、Windows版とMac版ともに、昨年夏の発売当初からBlu-rayディスク(以下、BD)制作に対応しています。その中心となるのが、Encore CS3。従来のDVDに加えてBDオーサリングにも対応した製品で、対応するBlur-ray書き込みドライブを接続すれば、その日からBD制作がスタートできます。
ここでは、Premiere Proで編集したHD映像を、BDへ出力するまでをご紹介します。
* Premiere Pro, Encore, After Effects, Flash, Photoshop, Illustratorほか、映像制作ワークフローに欠かせないツールをパッケージにしたアドビ製品
アドビ映像制作ツールの中心となるのが、Adobe Premiere Pro CS3です。HD映像の編集に対応し、FireWireケーブル1本で取り込み可能なHDV素材はもちろん、Panasonic P2カメラで撮影されたP2ファイルのHD映像もネイティブで対応、P2素材を変換することなく、ダイレクトに編集作業を進める事ができます。さらに、HD-SDIに対応したインターフェースなどを用意することで、HDCAMなどハイビジョンVTRからの素材も編集可能です。
他社の編集システムで作業したファイルであっても、そのコーデック(圧縮方式:たとえばアップル社のProRes 422など)が搭載されていれば、Premiere Proで動画ファイルを読み込むことができます。これにより、下図のように作業を分担し、BD制作を行うこともできるのです。

Production Premiumは、それだけでHD編集・BD制作を完結できるだけにとどまらず、他の編集システムと組み合わせることでその制作の幅を広げることもできるのです。さらに、After EffectsとPremiere Pro, Encoreの間でレンダリング無しにデータを連携できる、Dynamic Linkも搭載、編集作業効率も大幅に向上しています。
Dynamic Linkの利用について(チュートリアルビデオ)
Premiere Proで編集が完了したら、オーサリングツールのEncore CS3でBD制作の作業に入ります。
タイムラインウィンドウでBD化するシーケンスを選択し、Premiere Proのメニューから、ファイル/書き出し/Encore へ書き出しを選択します。
まず、名前を入力し、種類を「DVD」から、「Blu-ray Disc MPEG2」もしくは「Blu-ray Disc H.264」のいずれかに変更します。これで、[OK]ボタンをクリック、ファイル名を入力すればBD用のエンコードが始まります。長時間の作品を作成する場合は、H.264を選択することで、ビットレートを抑え同等のビットレートのMPEG2よりも高画質なムービーのエンコードが可能です。ただし、エンコードの時間も一般的にMPEG2より時間がかかります。
Encore CS3に対応した記録型Blu-rayドライブについては、サードパーティハードウェアとの互換性*のページをご覧ください。(バージョン:CS3、ハードウェアの種類:DVD Burner を選択)
Encoreをはじめとする、CS3製品の操作方法については、Web経由で提供されているAdobe Video Workshopにて詳しく紹介されています。
すでに、Production PremiumまたはPremiere Pro CS3をお持ちであれば、ぜひお試しください。
※体験版ではEncore CS3をご利用いただけません。ご了承ください。