J2EE サーバー上での ColdFusion MX 6.1 機能の有効化と使用
ここでは、J2EE アプリケーションサーバー上で ColdFusion MX 機能を使用する方法について説明します。
- ColdFusion MX for J2EE から ColdFusion MX 6.1 へのアップグレード
- Verity 検索パックのインストール
- CORBA サポートの有効化
- Flash Remoting MX 用 Web サービスアクセスの有効化
- サードパーティの JDBC データベースドライバの使用
- RDS の使用
このドキュメントでは、次の規則を使用してアプリケーションサーバーおよび ColdFusion のディレクトリを参照しています。
- cfmx_install_directory - ColdFusion MX インストーラから抽出したファイルを含むディレクトリ。たとえば、"C:\cfmx" または "/opt/cfmx" になります。
- appserver_root - J2EE アプリケーションサーバーを含むディレクトリ。
- cf_root - ColdFusion MX Web アプリケーションをデプロイしたディレクトリ。たとえば、"C:\jrun4\servers\default\cfusion" になります。
- java_home - Java 2 Software Development Kit (J2SDK) のルートディレクトリ。たとえば、"C:\j2sdk1.4.1" になります。
ColdFusion MX for J2EE から ColdFusion MX 6.1 へのアップグレード
以前、アプリケーションサーバーに ColdFusion MX for J2EE をデプロイしていた場合、インストール処理の一環として次の手順も実行する必要があります。
- アプリケーションサーバーに合わせて、ColdFusion アプリケーションまたは RDS アプリケーションを停止する (実行中の場合) か、インストールウィザードを起動する前にアプリケーションサーバーを停止します。
- (Windows のみ) SequelLink ODBC Agent をインストールした場合、インストールウィザードを起動する前に ColdFusion MX ODBC サービスを停止します。
- インストールウィザードを実行し、[アップグレード] オプションを選択します。[アップグレード] オプションでは、既存の ColdFusion MX 設定ファイルがバックアップされます。
- ColdFusion MX をデプロイする前に、アプリケーションサーバー固有のアンデプロイ機能を使用して、既存の ColdFusion MX アプリケーションをアンデプロイします。
- デプロイした後、まだ移行ウィザードを起動する前に、インストールウィザードの実行中に指定したバックアップディレクトリのファイルを ColdFusion MX Web アプリケーションディレクトリ構造に戻します。バックアップディレクトリツリーのファイルで、ColdFusion MX web アプリケーションディレクトリ構造の同名ファイルを上書きしていることを確認します。環境によっては、アプリケーションサーバーをまず停止させる必要があります。
移行ウィザードを起動しない場合は、以下の手順を実行することにより、後でウィザードを起動できます。
- ColdFusion MX Administrator を終了します。
- テキストエディタで "cf_root/WEB-INF/cfusion/lib/adminconfig.xml" を開き、必要に応じて
runmxmigrationwizardとrunsetupwizardをtrueに変更し、ファイルを保存します。 - ColdFusion MX Administrator を再起動します。
Verity 検索パックのインストール
ColdFusion MX では、英語以外の言語で Verity の検索を行うことができます。ヨーロッパ言語の場合は、Inxight の LinguistX テクノロジーが使用されます。アジア言語の場合は、IBM Classes for Unicode (ICU) テクノロジーが使用されます。
このセクションでは、Macromedia の Web サイトから Verity 検索パックをインストールする方法と、別の Verity 検索パックに切り替える方法について説明します。
Verity 検索パックをインストールするには :
- ColdFusion MX for J2EE をまだ登録していない場合は、ブラウザで、Macromedia Web サイトの次の場所を開きます。
- [Verity 検索パック] ページでシリアル番号を入力し、[送信] をクリックします。
- 適切な Verity 検索パック (Windows の場合は ZIP ファイル、UNIX の場合は TAR ファイル) をダウンロードし、Windows の場合は "cf_root\WEB-INF\cfusion" ディレクトリ、UNIX の場合は "cf_root/WEB-INF/cfusion" ディレクトリに保存します。
- アプリケーションサーバーを停止します。
- ZIP または TAR ファイルを解凍します。解凍すると、ファイルは自動的に適切なディレクトリに配置されます。
- アプリケーションサーバーを再起動します。
別の Verity 検索パック (たとえば英語用) を使用するには、同じ方法で新しい Verity 検索パックをインストールします。
CORBA サポートの有効化
ColdFusion MX では、Borland 社の CORBA (Common Object Request Broker Architecture) ソフトウェア製品である Borland VisiBroker と統合することで、サードパーティの ORB (Object Request Broker) をサポートできます。ただし、Borland 社から Common Object Request Broker Architecture (CORBA) ソフトウェアを入手する必要があります。
このセクションでは、CORBA サポートを有効にするために必要なシステム条件と、VisiBroker を ColdFusion MX 用にデプロイおよび設定する方法について説明します。
システムの必要条件
ColdFusion MX から CORBA を呼び出すには、次のコンポーネントがコンピュータにインストールされている必要があります。
- Borland VisiBroker 4.5.1 for Java
- Java Runtime Environment (JRE) 1.2 (かそれ以降) for the VisiBroker Interface Repository
CORBA 接続用の VisiBroker のインストールと設定
このセクションでは、CORBA 接続用の VisiBroker の使用方法を説明します。
CORBA 接続用に VisiBroker をインストールして設定するには :
- VisiBroker を CORBA サーバーサイドにインストールしていない場合は、インストールします。
詳細については、Borland VisiBroker のマニュアルを参照してください。
- "vbjorb.jar" ファイルを "cf_root/WEB-INF/lib" にコピーします。
- サーバー固有の方法を使用して次の JVM 引数を追加します。
-Xbootclasspath/a:
cf_root/WEB-INF/lib/vbjorb.jar - アプリケーションサーバーを再起動します。
- 次の手順に従って、ColdFusion MX で VisiBroker コネクタを設定します。
- ColdFusion MX Administrator で [拡張機能]-[CORBA コネクタ] を選択します。
- [CORBA コネクタ] ページで、[CORBA コネクタの登録] をクリックします。
- [CORBA コネクタ] ページで、コネクタの情報を入力します。
次は、サンプルコネクタの値です。
フィールド 値 ORB 名
visibroker
ORB クラス名
coldfusion.runtime.corba.VisibrokerConnector
クラスパス
(なし)
ORB プロパティファイル
cf_root\WEB-INF\cfusion\lib\vbjorb.properties
ORB プロパティファイルは、VisiBroker 用の正しい ORB 設定を含む Java プロパティファイルを指します。
"vbjorb.properties" ファイルの内容は次のとおりです。
org.omg.CORBA.ORBClass=com.inprise.vbroker.orb.ORB org.omg.CORBA.ORBSingletonClass=com.inprise.vbroker.orb.ORB SVCnameroot=namingroot
- ページの編集作業が終了したら、[送信] をクリックします。
[CORBA コネクタ] ページが表示されます。
- 新規 CORBA コネクタの左側にあるラジオボタンを選択し、[ORB コネクタの選択] をクリックします。
これで、新規コネクタがデフォルトコネクタとして設定されます。
- 次の手順に従って、CORBA サーバーを準備します。
- VisiBroker の osagent サービスまたはプロセスがまだ開始されていない場合は、次のコマンドを入力して開始します。
osagent
別のサブネットワーク上の osagent に接続する必要がある場合は、"vbjorb.properties" ファイル内に次の行を追加します。
vbroker.agent.addr=<OSAGENT を実行するコンピュータの IP アドレス> vbroker.agent.port=<ポート>
- Interface Repository を開始し、使用する IDL ファイルを読み込みます。この操作は、次の例に示すように irep コマンドを入力して行います。
irep myir MyIDLFile.idl
- Naming Service を使用する場合は、次のようなコマンドを入力して開始します。
nameserv ネーミングルート
Naming Service の名前 (ネーミングルート) は、"vbjorb.properties" ファイルで指定する
SVCnamerootの値と一致する必要があります。 - CORBA サーバー上で VisiBroker を開始します。
詳細については、Borland VisiBroker のマニュアルを参照してください。
- この変更を有効にするために、アプリケーションサーバーを再起動します。
- VisiBroker の osagent サービスまたはプロセスがまだ開始されていない場合は、次のコマンドを入力して開始します。
Flash Remoting MX 用 Web サービスアクセスの有効化
デフォルトでは、Flash Remoting は Web サービス経由では ColdFusion MX 6.1 にアクセスできないので、手動で Flash Remoting を有効にする必要があります。
Flash Remoting から Web サービス経由で ColdFusion MX 6.1 にアクセス可能にするには :
- "cf_root/WEB-INF/web.xml" ファイルをテキストエディタで開きます。
- FlashGateway のサーブレット定義のある場所を検索し、DISABLE_CFWS_ADAPTERS
init-paramを、次のようにtrueからfalseに変更します。<servlet> <servlet-name>FlashGateway</servlet-name> ... <init-param> <param-name>DISABLE_CFWS_ADAPTERS</param-name> <param-value>false</param-value> <description>When set to true, this setting disables the ColdFusion WebServices Adapters in the gateway.</description> </init-param> </servlet> - ファイルを保存します。
サードパーティの JDBC データベースドライバの使用
ColdFusion MX には、DataDirect および MySQL の JDBC Type 4 データベースドライバと、DataDirect および SQL Link の JDBC Type 3 データベースドライバが収録されています。
ColdFusion MX に含まれていない JDBC ドライバ (SQLAnywhere や PostgreSQL など) を使用するには、そのドライバを設定してデータソースを追加する必要があります。
サードパーティ JDBC データベースドライバを使用するには :
- データベースドライバ用の JAR ファイルを、"cf_root\WEB-INF\lib" ディレクトリ (Windows の場合) または "cf_root/WEB-INF/lib" ディレクトリ (UNIX の場合) にコピーします。
- ColdFusion MX Administrator の [データソース] ページの [ドライバ] ドロップダウンリストで [その他] を選択して JDBC データソースを追加します。
詳細については、ColdFusion MX Administrator のオンラインヘルプを参照してください。
これで、サードパーティ JDBC データベースドライバを使用できます。
RDS の使用
アプリケーションの開発に Macromedia Dreamweaver MX、HomeSite+、または ColdFusion Studio を使用する場合は、Remote Development Services (RDS) により、HTTP を使用してリモートの ColdFusion MX サーバーにアクセスできます。RDS を使用すると、IDE のユーザーは安全にリモートファイルやデータソースにアクセスし、そのデータソースから SQL クエリを構築し、CFML コードをデバッグすることができます。ただし、セキュリティを保つためには、RDS を本番サーバー上にインストールしないでください。
メモ : 単一のアプリケーションサーバーインスタンス上に ColdFusion MX の複数のインスタンスをインストールした場合は、ColdFusion MX は RDS の使用をサポートしません。
RDS Web モジュール
J2EE 設定で ColdFusion MX を実行すると、通常、RDS は次の 2 つの Web モジュールを必要とします。
- ColdFusion MX Web モジュール
- RDS リディレクター Web モジュール (RDS アプリケーションとも呼ばれます)
ColdFusion MX Web モジュールは、ColdFusion ページ用のすべてのリクエストに加え、RDS リクエストも処理します。
ColdFusion MX のコンテキストルートが / 以外の場合、リディレクター Web モジュールは、通常は /CFIDE コンテキストルートへ行く RDS リクエストを ColdFusion MX モジュールにリディレクトします。RDS リディレクター Web モジュールはコンテキストルート /CFIDE を必要とし、通常は、cf_root と同じディレクトリ内にデプロイされます。
メモ : ColdFusion MX を / コンテキストルートにデプロイする場合は、RDS リディレクター Web モジュールは必要ありません。
アプリケーションサーバー固有のページに記載されている手順では、J2EE サーバーに対して RDS サポートをインストールし、設定する方法が説明されています。ここでは、次の情報を提供します。
- ColdFusion MX アプリケーションコンテキストルートを変更した場合に RDS サポートを再設定する方法。
- ColdFusion RDS を無効化する方法。この情報には、すべての J2EE サーバーに適用する手順が含まれています。それぞれのインストールの章で、J2EE サーバー特有の追加情報が説明されています。
新規の ColdFusion MX コンテキストルート用の RDS の設定
ColdFusion のデプロイ後に ColdFusion MX コンテキストルートを変更した場合は、手動で RDS リディレクター Web モジュールを再設定し、正しいコンテキストルートを指定する必要があります。
正しいコンテキストルートで RDS リディレクターを設定するには、RDS Web モジュールのルートディレクトリに置かれている "rds.properties" ファイルを変更する必要があります。RDS Web モジュールのルートディレクトリは、通常は ColdFusion MX コンテキストルート (cf_root) と同じディレクトリに置かれています。
"rds.properties" ファイル内には、次のような形式の 1 行があります。
contextRoot=ColdFusion_context_root
例:
contextRoot=cfmx
ColdFusion MX アプリケーションのコンテキストルートを変更するときは、この行を変更して、新しい ColdFusion MX コンテキストルートを指定する必要があります。たとえば、ColdFusion MX コンテキストルートを cfmx から ColdFusionMX に変更した場合は、この行を次のように変更します。
contextRoot=ColdFusionMX
RDS の無効化
初めに RDS を有効にしてから後で無効にする場合、次の操作を行う必要があります。
- ColdFusion が / コンテキストルートにない場合、RDS リディレクター Web モジュールを無効化またはアンデプロイします (モジュールの説明については、前のセクションを参照してください)。
- ColdFusion MX Web モジュール RDS サーブレットを無効にします。これにより、ColdFusion MX はどの RDS リクエストにも応答できなくなります。
メモ : RDS を無効にすると、ColdFusion MX Administrator の [サーバーのブラウズ] ボタン (たとえば [ColdFusion マッピング] ページなど) は機能しません。
リディレクターを無効化するための手順は、アプリケーションサーバーによって異なります。手順の詳細については、アプリケーションサーバー用ページの RDS の無効化セクションを参照してください。
RDS サーブレットを無効化するための手順は、すべてのアプリケーションサーバーで同じです。
RDS サーブレットを無効化するには :
- ColdFusion Web モジュール "web.xml" ファイルのバックアップコピーを作成します。
デフォルトでは、このファイルは Windows の場合は "cf_root\WEB-INF" ディレクトリ、UNIX の場合は "cf_root/WEB-INF" ディレクトリにあります。
- 編集のためにオリジナルの "web.xml" ファイルを開きます。
- RDS サーブレット定義を次のようにコメント化します。
<!-- <servlet id="macromedia_servlet_8789"> <servlet-name>RDSServlet</servlet-name> <display-name>Apache-Axis Servlet</display-name> <servlet-class>coldfusion.bootstrap.BootstrapServlet</servlet-class> <init-param id="InitParam_103401311065856789"> <param-name>servlet.class</param-name> <param-value>coldfusion.rds.RdsFrontEndServlet</param-value> </init-param> </servlet> -->メモ : サーブレット定義内のテキストは異なることがあります。
- RDS サーブレットマッピングを次のようにコメント化します。
<!-- <servlet-mapping id="macromedia_mapping_5">> <servlet-name>RDSServlet</servlet-name> <url-pattern>/CFIDE/main/ide.cfm</url-pattern> </servlet-mapping> -->
メモ : サーブレットマッピング ID 値は異なる場合があります。
- ファイルを保存します。
これで、ColdFusion MX サーバー上の RDS が無効になります。
