Macromedia Flash Communication Server MX 1.5 アップデータ リリース 2
これは、Flash Communication Server MX 1.5 Updater Release 2のリリースノートです。このアップデートはFlash Communication Server MX 1.5または1.5.1(FCS 1.5 Updater Release 1)に適用することができます。Updater Release 2には、FCS 1.5.1に含まれるすべてのアップデート内容が含まれているため、FCS 1.5とFCS 1.5.1どちらにも1度だけ適用し、アップデートを完了することができます。
以下に、このアップデータにより解決された問題と、アップデータのインストールおよびアンインストール法について記します。
内容
- このリリースで解決されたFlash Communication Server MX 1.5の問題
- 既知の問題
- アップデータのインストール法
- アップデータのアンインストール法
- Macromedia Flash Communication Server MX teamにバグを報告するには
注意: このリリースノートにおいて、<fcs_install_dir>とは、Flash Communication Server MXがインストールされているディレクトリを指します。デフォルトでは「C:\Program Files\Macromedia\Flash Communication Server MX\」(Windows)または「/opt/macromedia/fcs」(Linux)です。
このリリースで解決されたFlash Communication Server MX 1.5の問題
Flash Communication Server MX 1.5 Updater Release 2では、Updater Release 1のリリース以降、以下の問題が解決されています。Release 2以前に解決された問題については、こちらのリリースノートをご覧ください。
FCSサーバーコアの問題と改善点
問題および改善点 |
ID |
| receiveVideo()のtrue/false切り替え時、メッセージキューがクリアされないために遅延が生じる仕様を改善 | 66301 |
| プロキシ共有オブジェクトにsend()メソッドを送ると”Bad network data”エラーが発生するバグを解消 | 67797 |
| 接続が終了したクライアントにpingをするとtrueが返ってくるバグを解消 | 68232 |
ライブ音声の最大遅延時間(超過するとサーバーが音声メッセージをドロップする)をApplication.xmlのコンフィギュレーションキーで設定可能になるよう仕様改善 Application.xmlの<Client>セクションに<MsgQueue>ブロックを追加 <Client> |
69980 |
| HTTP 1.0プロトコルを利用する旧式のプロキシサーバーでトンネリングが失敗するバグを解消 | 69374 |
| サーバー側の閉じたストリームにメッセージを送信しようとすると、アプリケーションインスタンスが強制終了する場合があるバグを解消 | 70933 |
| サーバーサイドスクリプトapplication.getStats()の結果にトンネリング時の転送オーバーヘッドが反映されていないバグを解消 | 72272 |
| システムが負荷を受けているとき、JavaScriptのストリングオブジェクトが予定より早くガベージコレクトされてしまうバグを解消 | 72278 |
| 10を超える引数をリモートメソッドに送るとメモリリークが発生するバグを解消 | 72329 |
| スクリプトエンジンがCPU使用率を100%にまで上昇させ、それ以降回復できないバグを解消 | 72331 |
| 管理サーバーからFCSサーバーへの接続が確立する前に管理サーバーへの接続が中断した場合、抜けられなくなる可能性がある仕様を改善 | 72869 |
| 1回でも使われたFLVファイルは、利用されていない状態であってもサーバーが使用中の状態としてロックしてしまうため、ファイルの置き換えや削除が困難だったが、本当に使用中のものだけがロックされるように仕様を改善 | 73034 |
| NetStream.receiveVideo()メソッドでFPS(フレーム/秒)を設定するとメモリリークが発生するバグの解消 | 74652 |
| 管理API:getUserStatsが間違ったストリームID値を返すバグの解消 | 77257 |
| 管理API:getLicenseInfoがMax_adaptorsとMax_vhostsの値を、丸められた整数値で返すべきところを小数で返すバグの解消 | 77346 |
| FLV/MP3ファイル再生時、メッセージがダブって送信される場合があるバグの解消。ダブったメッセージは低速接続でストリームする際により多く発生し、音声の途切れを引き起こす | 78715 |
| JS setIntervalが動作しない(タイマーが突然止まる)バグの解消 | 84471 |
| Remotingコール内に応答オブジェクトを入れて渡しても(例:srvc.myRemotingCall(new myResponderObj());)動作しない(myResponderObj.onResponse()が機能しない)バグの解消 | 84486 |
| JS Stream.send()は、ストリームに常に最新の時間スタンプを伴ったメッセージを送るが、複数のsend()が時間を置いて実行されるとき、時間スタンプの更新がうまく行われないバグの解消 | 84549* |
| JS Streamオブジェクトに有効なカスタムハンドラが定義されているにもかかわらず、send()コールなどに反応しないバグの解消 | 84556 |
| ストリーミング時、音声メッセージをドロップさせるまでの遅延時間のデフォルト設定を8秒から4秒に変更し改善。これによりユーザビリティが向上 | 84558 |
| ライブストリーミング時、サーバーが複数の音声サンプルを統合して処理するように仕様を改善。これにより多くの参加者が音声を同時にライブ送信する場合、CPU負荷を大幅に減らすことが可能 | 84559* |
| 従来ストリームの再生とシークを行う際に必要だった、IDXファイルが不要になるよう仕様を改善。サーバーがストリームを録画する際は、FLVのみが作成される | 84623 |
| 複数のplay、pause、seekがPlayerから非常に短い間隔で送られた場合に発生しやすい問題の原因と考えられる、NetStream.play()の後にNetStream.pause(false)を実行するとフリーズするバグを解消。NetStreamがすでに再生中なら、.pause(false)は影響するべきでない | 84641 |
| トンネリング時、httpリクエストにFCSが応答する際のMime-typeをApplication.xmlファイルのコンフィギュレーションキーを使い設定可能になるよう仕様を改善 | 85788* |
| コンポーネントワイドのaddListener設定が動作しないバグの解消 | 87429 |
| FLV 1.1フォーマット(ヘッダに録画時間などが記録される)の録画サポート | 88412 |
| MP3ファイルが破損している場合、サーバーサイドのStream.length()を取得する際の応答の遅延問題を改善 | 88398 |
| クライアントがストリームに対してpublishを行っているときに、サーバーが同じストリームの制御を獲得し、Stream.play()でストリーム送信を開始しても、クライアント側からのストリーム送信が停止せず、データを送り続けるバグの解消 | 88649 |
| サーバーサイドスクリプト内でシンタックスエラーがあるアプリケーションをロードしようと試みると、サーバー(Linux)がクラッシュするバグを解消 | 88544 |
| ストリームのパブリッシュを解除する最、同時にパブリッシャーの状況を取得しようとすると、Nullポインタ例外が発生するバグを解消 | 88689 |
| サーバーサイドスクリプトでStream.get()を行うときに、ストリームを予定より早くガベージコレクトしてしまいクラッシュするバグを解消 | 88735 |
| サーバーにストリームをappendする時、ストリームに送られるメッセージの時間スタンプが常に最後にサーバーに録画されたメッセージの時間となり、実際の時間スタンプと異なってしまうバグを解消 | 88803 |
| メッセージプールがガベージコレクトされないことに起因するメモリ問題を解消 | 89580 |
| DNSルックアップキャッシュがガベージコレクトされないことに起因するメモリ問題を解消 | 89581 |
* 上記ID 84549、84559、85788については詳細がテクノートとして提供(2004年5月現在英語のみ)されています
既知の問題
- 1. Linuxシステムにおいて、2.3.2よりも古いバージョンのglibcにおいて既知のメモリリーク問題があります。FCSを運用するシステムに最新のアップデートがインストールされていることをご確認のうえ、ご利用ください。
- 2. Red Hat Enterprise Linux 3は、compat-libstdc++-7.3-2.96.126パッケージがインストールされている必要があります。
アップデータのインストール法
Windowsへのインストール
- 以下のサービスを停止します。([スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス])
Flash Communication Admin Service
Flash Communication Server - Flash Communication Server MX 1.5 がインストールされているディレクトリを確認します。
(デフォルト: C:\Program Files\Macromedia\Flash Communication Server MX\) - 次のファイルをバックアップします。
コマンドプロンプトを開きます。([スタート]-[ファイル名を指定して実行]-「cmd」と入力し、[OK]をクリックします)
<fcs_install_dir>(Flash Communication Server MX 1.5がインストールされているディレクトリ) に移動します。
cd <fcs_install_dir>
fcs_1_5_backup というディレクトリを作成します。
mkdir fcs_1_5_backup
コンポーネントとバイナリーのバックアップをします。
xcopy scriptlib fcs_1_5_backup\scriptlib /s /i
xcopy *.exe fcs_1_5_backup
xcopy *.dll fcs_1_5_backup
xcopy modules fcs_1_5_backup\modules /s /i - fcs_win_updater_r2.zip を <fcs_install_dir> へ解凍します。
- 以下のサービスを開始します。([スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス])
Flash Communication Admin Service
Flash Communication Server
Linux へのインストール
- Flash Communication Server MX 1.5 をまだインストールしていない場合は、以下のステップに従ってください。(既にインストールされている場合は、ステップ2へ進んでください。)
- 以下のURLからFlash Communication Server MX 1.5 をダウンロードします。 http://www.macromedia.com/cfusion/tdrc/index.cfm?product=flashcom
- Red Hat Enterprise Linux 3 (WS, ES, AS) をお使いの方は、compat-libstdc++-7.3-2.96.126 パッケージがシステムにインストールされていることをご確認ください。パッケージのインストールと管理については、Red Hatシステム管理ガイドをご参照ください。このパッケージはRed Hat ディストリビューションCD またはRed Hat 社のサイトからオンラインで入手可能です。
- Flash Communication Server MX 1.5 のインストールガイドに従って、FCSをインストールします。Red Hat Enterprise Linux 3 をお使いの方は、installFCS スクリプト実行時に、以下のようにオプションを追加する必要があります。
./installFCS -platformWarnOnly - これでアップデータのインストールをする準備が完了いたしました。
- rootとしてシステムにログインします。
- Flash Communication Server MX 1.5 のインストールディレクトリに移動します。
(デフォルト: /opt/macromedia/fcs)
CD<fcs_install_dir> - 以下のコマンドでFlash Communication Server MX を停止します。
./fcsmgr server fcs stop
./fcsmgr adminserver stop - コンポーネントとバイナリーのバックアップをします。
fcs_1_5_backup というディレクトリを作成します。
mkdir fcs_1_5_backup
コンポーネントとバイナリーのバックアップをします。
cp -rf scriptlib fcs_1_5_backup/
cp -f fcadmin fcserver fcs_1_5_backup/
cp -rf modules fcs_1_5_backup/ - tar コマンドを実行し、fcs_linux_updater_r2.tar.gz を <fcs_install_dir> ディレクトリに復元・展開します。
以下の手順は、fcs_linux_updater_r2.tar.gz を /tmp にダウンロードした場合です。
<fcs_install_dir> に移動します。
CD<fcs_install_dir>
tarコマンドで、the fcs_linux_updater_r2.tar.gz を復元・展開します。
tar zxf /tmp/fcs_linux_updater_r2.tar.gz - 以下のコマンドでFlash Communication Server MX を開始します。
./fcsmgr adminserver start
./fcsmgr server fcs start
アップデータのアンインストール法
以下の手順で Flash Communication Server MX 1.5 アップデータをアンインストールします。
Windows でのアンインストール
Windowsでのアップデータのアンインストール法
- 以下のサービスを停止します。([コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス])
Flash Communication Admin Service
Flash Communication Server - Flash Communication Server MX 1.5 がインストールされているディレクトリを確認します。
(デフォルト: C:\Program Files\Macromedia\Flash Communication Server MX\) - <fcs_install_dir>(Flash Communication Server MX 1.5がインストールされているディレクトリ) に移動します。
CD<fcs_install_dir> - バックアップフォルダ(<fcs_install_dir>\fcs_1_5_backup)内の全ファイルを元の場所へ移動し、アップデートされたファイルを上書きします。(バックアップフォルダのディレクトリ構造は、<fcs_install_dir>ディレクトリに対応しています。)
- 以下のサービスを開始します。([コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス])
Flash Communication Admin Service
Flash Communication Server
Linux でのアンインストール
Linuxでのアップデータのアンインストール法
- rootとしてログインします。
- Flash Communication Server MX 1.5 のインストールディレクトリに移動します。
(デフォルト: /opt/macromedia/fcs)
CD<fcs_install_dir> - 以下のコマンドでFlash Communication Server MX を停止します。
./fcsmgr server fcs stop
./fcsmgr adminserver stop - バックアップフォルダ(<fcs_install_dir>\fcs_1_5_backup)内の全ファイルを元の場所へ移動し、アップデートされたファイルを上書きします。(バックアップフォルダのディレクトリ構造は、<fcs_install_dir>ディレクトリに対応しています。)
cp -rf fcs_1_5_backup/* ./ - 以下のコマンドでFlash Communication Server MX を開始します。
./fcsmgr adminserver start
./fcsmgr server fcs start
Macromedia Flash Communication Server MX team にバグを報告するには
バグを発見された場合、詳細なバグ情報をオンラインフォーム(Macromedia Software Feature Request and Bug Report)からお送りください。 (英語のみ)
注意:多数のe-mailをお寄せいただいているため、全てのご要望にお応えすることは出来かねます。
Macromedia Flash Communication Server MXのご利用をいただき、フィードバックをお送りいただきまして、ありがとうございます。
追加情報
このリリースノートは、米国 Macromedia, Inc. の Flash Communication Server: Flash Communication Server MX 1.5 Updater 2 Release Notesをもとに作成されました。
最終更新日: 2004年5月11日
作成日: 2004年5月11日
