アクセシビリティ

Adobe AIR 開発者向けリリースノート

リリース日:2010 年 2 月 11 日

はじめに

AIR 1.5.3 リリースノートへようこそ。このドキュメントには、AIR 1.5.3 ランタイム使用時の必要システム構成、インストール手順、既知の問題、その他の情報が含まれています。追加情報については、Adobe AIR 1.5.3 リリースノートを参照してください。リリースノートの内容に関するご要望、バグやその他の不備のご報告には、Adobe AIR のフィードバックフォームをご利用ください。

必要システム構成

Adobe AIR システムの最新の必要システム構成については、http://www.adobe.com/jp/products/air/systemreqs/を参照してください。

AIR 1.5.3 での変更

証明書の更新

AIR 1.5.3 より前のバージョンでは、更新した証明書で署名されているアプリケーションアップデートのセキュリティ確認処理を、新旧の証明書から算出した発行者 ID を比較する方法で実行していました。しかし、この方法では、発行者 ID 定義の不備により更新した証明書を使用できない場合が多数発生していました。このため、今後は、従来の方法ではなく移行署名を使用することをお勧めします。

既存の AIR アプリケーションがある場合は、次の手順でこの切り替えを行います。

  1. 現在アプリケーションで使用している発行者 ID を確認します。インストール済みアプリケーションの場合、この情報は META-INF/AIR/publisherid ファイルにあります。
  2. 記述子に <publisherID></publisherID> 要素を追加し、この中に発行者 ID をコピーします。
  3. アプリケーションの名前空間を 1.5.3 に変更します。

新しい AIR アプリケーションを作成する場合は、<publisherID> 設定を使用しないでください。

前のバージョンと同じ(更新しない)証明書を使用してアプリケーションのアップデートを発行する場合は、これ以上の作業は必要ありません。更新した証明書を使用してアプリケーションをアップデートする場合は、次のように、従来の証明書を使用して 2 つ目の署名(移行署名)を適用する必要があります。

  1. 新しい証明書を使用して、アプリケーションに署名します。
  2. 従来の証明書を使用して、移行署名を適用します。

従来の証明書は、有効期限が切れた後も移行署名用として 6 か月間使用できます。移行署名について詳しくは、Adobe AIR のドキュメントの「証明書の変更」を参照してください。

最後に、以下の点に注意してください。

  • この動作変更は、1.5.3(またはそれ以降の名前空間)を使用するアプリケーションに対して有効です。以前の名前空間を指定するアプリケーションに対しては、AIR 1.5.3 でも、従来の発行者 ID の算出方法が適用されます。
  • 使用する名前空間のバージョンを更新すると、新しい API と動作がアプリケーションに対して可視になります。例えば、これまで名前空間 1.1 を使用していたアプリケーションの名前空間を 1.5.3 に更新すると、AIR 1.5 のすべての新しい API と動作にアプリケーションからアクセスできるようになります。こうした変更がアプリケーションの互換性に影響することはほとんどありませんが、変更した名前空間を使用してアプリケーションの動作を検証することをお勧めします。

バージョン情報

WebKit のバージョン

AIR 1.5.3 には、WebKit バージョン 34190 が含まれています。

最新の Flash Player プラグイン

AIR 1.5.3 には Flash Player プラグインの新しいバージョン(10.0.45.2)が含まれており、HTML に埋め込んだ SWF コンテンツを表示する際はこのバージョンが使用されます。詳しくは、http://www.adobe.com/support/documentation/jp/flashplayer/releasenotes.html を参照してください。

修復されたバグ

バグ番号 バグのタイトル
2411661 中間証明書が期限切れになると、更新した証明書でアプリケーションに署名することができなくなる(発行者 ID を削除することにより解決)
2464587 Phenom プロセッサー搭載の Linux システムで AIR アプリケーションのインストーラーがクラッシュする
2421099 ドックにあるアプリケーションアイコンの「裏側」にウィンドウを最小化する Mac Snow Leopard オプションを有効にすると、最大化したアプリケーションを元のサイズのウィンドウに戻せない
2471920 HTMLLoader:HTMLLoader 内で Shift キーを使用すると KeyCodes が正しく送信されない
2474555 Linux では、デフォルトのブラウザーが別のアプリケーションに設定されていても、リンクは Firefox で開かれます

既知の問題

Flex Builder 3 に古いリソースファイルが存在すると、AIR アプリケーションが Mac OS でクラッシュする

現在、Flex Builder に含まれている 3 つの古いリソースファイルを削除しないと、Mac OS で AIR アプリケーションがクラッシュする場合があるという問題があります。これらのファイルを削除するには、次の操作を実行します。

  1. Mac Finder で「Adobe Flex Builder 3」アプリケーションフォルダーを開き、「/sdks/3.2.0/runtimes/air/mac/Adobe AIR.framework/Versions/1.0/Resources」に移動します。
  2. MainMenu.nib、AuthDialog.nib および FlashPromptDialog.nib の各ファイルを削除します。

Windows 上でのサイドカーインストール

以前のバージョンの AIR ランタイムが既にインストールされていて、バンドルされた AIR ランタイムのインストーラーがリムーバブルメディアのルートに置かれていない場合、バンドルされた AIR ランタイムのインストールをリムーバブルドライブまたは CD/DVD から実行すると、問題が発生する可能性があります。この問題を回避するには、サイドカーインストーラーファイルを必ずリムーバブルメディアのルートに展開するようにします。

HTML 透明オーバーレイ

WebKit の現在のバージョンでは、Google Maps に関連付けられている可能性がある透明なオーバーレイが正しく表示されません(GPolyline の透明度設定が失敗します)。この問題を回避するには、HTMLoader オブジェクトの userAgent プロパティの値を「AppleWebKit」以外に変更します。これにより、Google Maps からのクライアント検出コードが、オーバーレイのレンダリングで最後に使用されたコンピューター(サーバーレンダリング)に切り替わります。

暗号化されたローカルストア

Linux 上の暗号化されたローカルストアに関する問題のトラブルシューティングについては、http://kb2.adobe.com/cps/492/cpsid_49267.html* を参照してください。

Adobe AIR のインストール

AIR 1.5.1 リリースノートまたは http://go.adobe.com/kb/ts_kb403150_ja-jp を参照してください。

注意:64 ビット版 Linux は正式にサポートされていませんが、32 ビット版の依存関係ファイルを 64 ビット版 Linux にインストールすることで、Adobe AIR が動作するようにすることができます。詳しくは、http://www.adobe.com/jp/support/kb/ts/235/ts_235089_ja-jp.html を参照してください。

AIR アプリケーションのインストール

AIR 1.5.1 リリースノートを参照してください。

Adobe AIR SDK

AIR SDK をオーバーレイして Flex SDK で使用する方法については、TechNote の「How to Overlay the AIR SDK for Use With the Flex SDK*」を参照してください。