アクセシビリティ

Adobe AIR ユーザー向けリリースノート

リリース日:2010 年 6 月 9 日

はじめに

Adobe® AIR® ランタイムは、ビデオプレーヤー、エンタープライズアプリケーション、ゲーム、生産性向上ツールなどの多くの一般的なデスクトップアプリケーションの開発を支援します。このようなアプリケーションを実行するには、Adobe AIR をインストールする必要があります。

このドキュメントには、AIR 2 を使用する際の必要システム構成、インストール手順、既知の問題、その他の情報が含まれています。

必要システム構成

  Windows® Macintosh® Linux
プロセッサー 最小要件:Intel® Pentium® III 1 GHz 以上。推奨要件:Pentium 4 2 GHz 以上 Intel Core™ Duo 1.83 GHz 以上 最小要件:Intel® Pentium® III 1 GHz 以上。推奨要件:Pentium 4 2 GHz 以上
オペレーティングシステム Windows Vista® Home Premium、Business、Ultimate または Enterprise(64 ビット版を含む)、Windows Vista SP1、Windows XP Tablet PC Edition SP2 および SP3、Windows XP SP2 および SP3、Windows 2003/2008 Server、Windows 7 Mac OS 10.4、10.5、または Mac OS 10.6 Fedora Core 12、Ubuntu 9.10、openSUSE 11.2
メモリ 最小要件:512 MB の RAM。推奨要件:1 GB の RAM 最小要件:512 MB の RAM。推奨要件:1 GB の RAM 1 GB の RAM

注意:AIR 2 では、Windows 2000 および Mac PowerPC はサポートされていません。AIR 1.5 アプリケーションをインストールして実行している場合、AIR 2 をインストールしたり、AIR 2 にアップデートしたりすることはできません。Intel プロセッサー上で動作する Mac OS 10.4 では AIR 2 がサポートされていますが、AIR 2 SDK を使用する開発環境としてはサポートされていません。

Linux ディストリビューションに必要な追加のシステム構成:

サポートされているデスクトップ環境 GNOME および KDE
パッケージマネージメントシステム RPM および Debian
GTK+ の最小バージョン 2.6
ウィンドウマネージャー Metacity(GNOME のデフォルト)および KWin(KDE のデフォルト)
透明度 AIR アプリケーションで透明度をサポートするには、コンポジティングウィンドウマネージャーと追加の X サーバー拡張機能が必要。サポートされる機能:コンポジティングウィンドウマネージャー:Beryl、Compiz、Compiz-fusion。X サーバー拡張機能:Composite、Render、Shape。
Flash Player Web からのシームレス(バッジ)インストールには Flash Player 10.0.15.3 以降が必要

サポートされている言語

Adobe AIR 2 のインストールとランタイムのユーザーエクスペリエンスでは、次の言語がサポートされています。

  • 日本語
  • 英語
  • イタリア語
  • オランダ語
  • 韓国語
  • スウェーデン語
  • スペイン語
  • 中国語(簡体字)
  • 中国語(繁体字)
  • チェコ語
  • ドイツ語
  • トルコ語
  • フランス語
  • ポーランド語
  • ポルトガル語
  • ロシア語

AIR 2 の新機能

  • Windows 2000 および Mac PowerPC のサポートは終了しました。これらのオペレーティングシステムをご使用の場合でも、AIR 1.5 アプリケーションをインストールして実行できますが、同じ環境で AIR 2 をインストールしたり、AIR 2 にアップデートしたりすることはできません。
  • ネイティブプロセス API
  • 大容量ストレージデバイスの検出
  • ドキュメントを開くためのネイティブドキュメントハンドラー
  • ローカルのマイクロフォン API
  • スクリーンリーダーのサポート(Windows のみ)
  • ドラッグ&ドロップのサポート強化
  • IME API と IME テキスト入力の強化
  • CSS3 機能および一部の HTML5 機能のサポートを含む新しい WebKit
  • 高速な JavaScript エンジン
  • ソケットサーバーとピアツーピア
  • TLS/SSL ソケット
  • UDP ネットワーキングのサポート
  • マルチタッチとジェスチャー
  • パフォーマンスの向上
  • クロスプラットフォーム(Mac/Windows)のベクター形式プリント
  • プリンター関連の機能拡張
  • グローバルエラーハンドラー
  • IPv6 ネットワークのサポート
  • Linux 用に .deb および .rpm パッケージをランタイムインストーラーとして使用可能
  • セキュリティの強化
  • ウィンドウの最大サイズの拡大

Adobe AIR のインストール

AIR 2 および AIR アプリケーションをインストールするには、コンピューターの管理者権限が必要です。

Windows コンピューターへの AIR 2 のインストール

  1. http://get.adobe.com/jp/air から AIR 2 のインストールファイルをダウンロードします。
  2. AIR 2 のインストールファイルをダブルクリックし、表示される手順に従ってインストールを完了します。

Mac OS コンピューターへの AIR 2 のインストール

  1. http://get.adobe.com/jp/air から AIR 2 のインストールファイルをダウンロードします。
  2. AIR 2 のインストールファイルをダブルクリックし、表示される手順に従ってインストールを完了します。
  3. インストールプログラムによって認証ウィンドウが表示された場合は、管理者のユーザー名とパスワードを入力します。

Linux コンピューターへの AIR 2 のインストール

バイナリインストーラーを使用する場合

  1. http://get.adobe.com/jp/air から AIR 2 のバイナリインストールファイルをダウンロードします。
  2. AIR 2 のインストールファイル(AdobeAIRInstaller.bin)をダブルクリックし、表示される手順に従ってインストールを完了します。
  3. 管理者としてログインしていない場合は、インストーラーを起動すると管理者のパスワードを入力するようメッセージが表示されます(Debian 以外のシステムの場合は root のパスワード、Debian システムの場合は sudo ユーザーのパスワード)。次の点に注意してください。
  • bin ファイルの実行権を設定する必要があります。
    chmod +x [AdobeAIRInstaller].bin
  • Adobe AIR はネイティブパッケージとしてインストールされます(RPM ベースのディストリビューションでは rpm、Debian ディストリビューションでは deb)。現在、AIR ではその他のパッケージ形式をサポートしていないので、Slackware などのディストリビューションではインストールできない可能性があります。
  • Adobe AIR は、/opt/Adobe AIR/Versions/1.0 にインストールされます。
  • AIR は、MIME タイプ application/vnd.adobe.air-application-installer-package+zip を登録します。つまり、.air ファイルはこの MIME タイプのものであり、AIR ランタイムに登録されます。

パッケージインストーラーを使用する場合

  1. http://get.adobe.com/jp/air から AIR 2 のパッケージファイルをダウンロードします。システムに応じて、RPM または Debian パッケージを選択できます。
  2. AIR 2 のパッケージファイルをダブルクリックしてパッケージをインストールします。
  3. コマンドラインを使用してインストールすることもできます。

Debian ベースのシステムでは、次のコマンドを使用します。

sudo dpkg -i <path to the package >/adobeair-2.0.0.xxxxx.deb

RPM ベースのシステムでは、次のコマンドを使用して AIR をインストールします(初回のインストール時)。

sudo rpm -i <path to the package >/adobeair-2.0.0-xxxxx.i386.rpm

既存の AIR 2 をアップデートする場合は、次のコマンドを使用します。

sudo rpm -U <path to the package>/adobeair-2.0.0-xxxxx.i386.rpm

注意:パッケージインストーラーを使用して Adobe AIR をアップグレードできるのは、AIR 1.5.3 以降のバージョンがインストールされている場合のみです。

Adobe AIR のアンインストール

次の手順に従って、インストールされた Adobe AIR をアンインストールできます。

Windows コンピューターでの Adobe AIR のアンインストール

  1. Windows のスタートメニューで、設定/コントロールパネルを選択します。
  2. コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」を選択します。
  3. 「Adobe AIR」を選択して、ランタイムをアンインストールします。
  4. 「変更と削除」をクリックします。

Mac コンピューターでの Adobe AIR のアンインストール

/Applications/Utilities フォルダーにある「Adobe AIR Uninstaller」をダブルクリックします。

Linux コンピューターでの Adobe AIR のアンインストール

システムのパッケージマネージャーを使用して、adobeair パッケージを削除します。

AIR アプリケーションのインストール

Mac、Windows、および Linux での AIR アプリケーションのインストール

Web ブラウザーでのバッジインストール AIR アプリケーションは、シームレスなインストール機能(バッジインストール)を使用してインストールできます。必要に応じて、AIR ランタイムがインストールまたはアップデートされます。AIR ランタイムのインストール後に Web ページのリンク/バッジをクリックすると、アプリケーションのインストールが開始されます。必要に応じて、インストール場所と管理者のパスワードを入力するようメッセージが表示されます。

ローカル .air ファイルからのインストール
AIR ランタイムのインストール後に .air ファイルをダブルクリックすると、アプリケーションインストーラーが起動します。インストーラーが起動すると、最初に発行者 ID を示すセキュリティダイアログが表示されます。必要に応じて、インストール場所とローカルユーザーのパスワードを入力するようメッセージが表示されます。

Linux に関する追加情報

  1. AIR アプリケーションは Linux パッケージ(rpm または deb)としてインストールされます。
  2. パッケージ名は、アプリケーション ID と発行者 ID の組み合わせで構成されます。

ヒントとテクニック

AIR インストーラーのトラブルシューティング

インストーラーのトラブルシューティングについては、次の TechNote を参照してください。
http://kb2.adobe.com/cps/403/kb403150.html*

AIR 2 アプリケーションとランタイムのインストールのインストーラーログ

AIR 2 では、インストールログがログファイルにデフォルトで作成されます。Linux と Windows の場合、このファイルの名前は「Install.log」になります。Mac OS の場合は「system.log」です。このログファイルは、情報が累積されるファイルです。つまり、AIR ランタイムまたは AIR アプリケーションのインストール、またはアップデートが試行されたとき、および成功/失敗したときに、既存のログファイルの末尾に新しいログが追加されます。ログファイルのサイズの上限は 0.5 MB です。このサイズを超えると、ログが切り捨てられます。

このファイルの保存場所は、プラットフォームによって異なります。

*Windows XP の場合:C:\Documents and Settings\<username>\Local Settings\Application Data\Adobe\AIR\logs\Install.log
*Windows Vista/Windows 7 の場合:C:\Users\<username>\Appdata\Local\Adobe\AIR\logs\Install.log
*Mac OS X の場合:/private/var/log/system.log(コンソールアプリケーション)
*Linux の場合:/home/<username>/.appdata/Adobe/AIR/Logs/Install.log

既知の問題と制限

スクリーンリーダーのサポート

スクリーンリーダーは、現在 Windows オペレーティングシステムでのみサポートされています。AIR と互換性のあるスクリーンリーダーソフトウェアには、NVDA (NonVisual Desktop Access)や JAWS バージョン 11 があります。場合によっては、スクリーンのコンテンツに関するトップレベルのライセンス認証と自動通知が正しく機能しないことがあります。例えば、JAWS 11 では、テキストフィールドにフォーカスがある場合、「仮想カーソル」モードを使用できますが、必要なときに「フォーム」モードに切り替えることができません。そのため、テキストフィールドへの入力ができません。この問題を回避するには、Tab キーを押してテキストフィールドの外に移動してからフィールド内に戻り、テキストを入力します。

ASCII 以外の URL

ASCII 以外の文字が含まれている URL ストリングは、Windows XP で使用できない場合があります。これは、AIR で使用する Windows コードモジュールがシステムに存在しない可能性があるためです。この問題を回避するには、Internet Explorer 7 をインストールします。これにより、必要なコードモジュールがインストールされます。Windows Vista 以降では、この問題は発生しません。

Linux のネイティブパッケージのインストール後のバッジインストールに関する問題

ネイティブパッケージインストーラーを使用して Adobe AIR をインストールした後に、バッジインストールがうまくいかず、「エラーが発生しました。アプリケーションをインストールできませんでした。インストールをやり直してください。問題が解決されない場合は、アプリケーションの作成者にお問い合わせください。エラー番号 1」というメッセージが表示される場合があります。この問題は Flash Player 10.1 で解決されました。

以前のバージョンの Flash Player でこの問題を回避するには、.air ファイルをダウンロードしてローカルに保存し、「Adobe AIR Application Installer」を使用してそのファイルをインストールします。これで、以降のバッジインストールは正しく行われます。

AIR HTML にタイ語のテキストを入力する際の問題

HTML コンテンツにタイ語の一部の文字を入力すると、カーソルが適切な位置に移動しないことがあります。上記の「サポートされている言語」に含まれていない言語の文字の入力は、現在サポートされていません。

Adobe Reader がないと PDF コンテンツが表示されない

AIR 2 で PDF コンテンツを表示するには、Adobe Reader 8.2/9.3 以降をインストールしてください。

埋め込まれている Flash コンテンツの表示上の問題

アプリケーションで透明なウィンドウを使用している場合、HTML ページまたは HTML アプリケーションに埋め込まれている Flash コンテンツは表示されません。

SELinux が有効な Fedora Core へのインストールに関する問題

Fedora Core コンピューターで SELinux が有効な場合、バイナリインストーラーおよび AIR アプリケーションのバッジインストールを使用してランタイムをインストールすることはできません。

64 ビット版 Linux ディストリビューションへの AIR 2 のインストール

64 ビット版 Linux コンピューターへの AIR 2 のインストール中または AIR 1.5.3 のバックグラウンドアップデート中に問題が発生した場合は、次の TechNote を参照してください。http://kb2.adobe.com/cps/521/cpsid_52132.html*

AIR のサポート技術情報

既知の問題について詳しくは、Adobe AIR サポート Web サイト(http://www.adobe.com/jp/support/air/)を参照してください。