アクセシビリティ

Adobe AIR 2.0.3 開発者向けリリースノート

リリース日:2010 年 8 月 10 日

はじめに

Adobe AIR 2.0.3 開発者向けリリースノートへようこそ。このアップデートには、AIR のセキュリティ、安定性、パフォーマンス、互換性を強化する修正が含まれています。

追加情報については、Adobe AIR 2 リリースノートを参照してください。

必要システム構成

Adobe AIR システムの現在の必要システム構成については、http://www.adobe.com/jp/products/air/systemreqs/ を参照してください。

バージョン情報

Flash Player プラグイン

AIR 2.0.3 には Flash Player プラグインの新しいバージョン(10.1.82.73)が含まれており、HTML に埋め込んだ SWF コンテンツを表示する際はこのバージョンが使用されます。詳しくは、http://www.adobe.com/support/documentation/jp/flashplayer/releasenotes.html を参照してください。

AIR 2.0.3 での変更点

AIR 2.0.3 はランタイムのみのリリース

AIR アプリケーションの開発には引き続き AIR 2.0.2 SDK を使用します。AIR 2.0.3 ランタイムに対応する SDK はリリースされません。

アプリケーションのバグが修正されたことをAIR 2.0.3 で確認するには、AIR 2.0.3 ランタイムをインストールします。AIR 2.0.3 でデバッグを行うには、ADL -runtime パラメーターを使用します(詳しくは、AIR Debug Launcher(ADL)の使用を参照してください)。

Windows での HTTP 応答圧縮のサポート

Windows 上の AIR アプリケーションで GZIP または Deflate を使用して圧縮された HTTP 応答を受け入れることができるようになりました。AIR には、デフォルトで、すべての HTTP 要求または HTTPS 要求に「Accept-Encoding: gzip, deflate」というヘッダーが含まれます。応答データを圧縮するようにサーバーが構成されていると、ネットワークのパフォーマンスが向上します。AIR 2.0.2 以降、HTTP 応答圧縮は Mac および Linux で使用できます。アプリケーションからサーバーに送信される HTTP 要求データの自動圧縮はサポートされていません。

HTTP 応答圧縮を利用するには、アプリケーションがアプリケーション記述ファイルで AIR 2(以降)の名前空間を使用する必要があります。

タイマーの動作の変更

以前のバージョンの AIR および Flash Player では、タイマーによってトリガーされたコードの実行が終了するまで、タイマー間隔が再開されませんでした。このため、500 ミリ秒ごとに繰り返すタイマーを作成し、タイマーイベントハンドラーのコードを実行するのに 200 ミリ秒かかる場合、そのタイマーは実際には 700 ミリ秒ごとにタイマーイベントを送出します。

AIR 2.0.3 および Flash Player 10.1 では、タイマー間隔がすぐに再開されるようになりました。このため、500 ミリ秒の間隔で繰り返されるタイマーは、タイマーイベントハンドラーがトリガーするコードの実行時間に関係なく、500 ミリ秒ごとに実行されます。

この変更により、アプリケーションのタイマーは以前より頻繁にタイマーイベントを送出できるようになります。タイマーによってトリガーされるコードがより頻繁に実行されるので、アプリケーションの全体の CPU 使用率が増加する場合があります。この増加がアプリケーションに大きく影響する場合は、それに合わせてアプリケーションのタイマーに割り当てられている間隔を大きくします。

タイマーを使用するすべての AIR アプリケーションが、AIR 2.0.3 ランタイムを使用して実行されている場合、この変更の影響を受けます。

セキュリティの強化

Adobe AIR 2.0.3 には、セキュリティ情報 APSB10-16 で説明しているセキュリティの強化が組み込まれています。

解決された問題

問題番号 タイトル
2637551 フルスクリーンのレンダリングのパフォーマンスが向上しました
2635243 De MonsterDebugger を使用してアプリケーションのデバッグを行った場合に、アプリケーションが予期せず終了することがなくなりました
2648625 編集フィールドのタイプをダイナミックから入力に変更後、プログラムによってフォーカスを変更しても、IME 入力が正しく有効化されるようになりました
2640681 インストールバッジを使用してブラウザーからアプリケーションを起動した場合、BrowserInvokeEvent.BROWSER_INVOKE が 2 度実行されることがなくなりました
2644277、2649149、2650433

マウスのトラッキングおよびキーボード入力に対する反応が遅れる場合がありました(Windowsのみ)

2636304、2643332 CPU負荷が大きい場合に、マウスの位置が更新されませんでした
2616416、Jira FP-4769 BitmapData::copyPixel() メソッドの実行速度が、AIR 1.5 より遅くなっていました
2629777 ビットマップ印刷を使用する場合、非埋め込みの透明な FTE テキストが正しく印刷されませんでした(Windows のみ)
2641584 デッドキーを使用して入力すると、アクセント付き文字のアクセントが欠落しました(Linuxのみ)
2575737 ネットワーク接続が変更されると、URLMonitorがステータス変更イベントを送出しませんでした(Linux のみ)
2632803 globalRuntime.conf ファイルがある場合、AIR アプリケーションをインストールするとインストーラーが予期せずに終了しました
2630349 Safari との一貫性を維持するため、WebKit でレンダリングされるコンテンツは GenericRGB プロファイルではなく DeviceRGB プロファイルを使用するようになりました(Mac OS のみ)
2643787 WebKit を使用すると、マルチバイト Unicode 文字を含む XML ストリームが解析の途中で終了する場合がありました
2656705 WebKit getElementsByTagName() メソッドがページ DOM のビデオ要素を返しませんでした

既知の問題

Linux でのカメラ解像度の制限

Ubuntu Linux では、カメラ解像度を 320x240 を超える設定にすることができません(2586239)

編集できないコンポーネントにフォーカスしているときに IME で文字入力するとクラッシュする

ボタンまたはその他の編集できないコンポーネントにフォーカスした状態で IME を使用して文字を入力すると、アプリケーションが予期せず終了することがあります(Linuxのみ)(2650465)

フィードバック

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