ColdFusion MX 7 リリースノート
更新日: 2005 年 1 月 31 日
Macromedia ColdFusion MX 7 へようこそ。このバージョンは、バージョン 1.5 以来最も革新的な ColdFusion のリリースです。ColdFusion MX 7 はどのような要求にも対応します。
- アプリケーション開発者は、リッチフォーム、文書の印刷、ビジネスレポートの作成、多様なチャートなどの機能を使用して、ユーザーに見やすく使いやすいアプリケーションを作成できます。
- システム管理者は、エンタープライズマネージャ、ソースのないデプロイ、J2EE (Java 2 Enterprise Edition) アーカイブ作成のような機能を使用して、ColdFusion MX を既存のアプリケーション構成内に能率よく統合できます。
- 初心者の開発者は、ColdFusion MX Dreamweaver 拡張機能や「ファーストステップ」などの機能を使用して、ColdFusion の概念と使用法を短時間でマスターできます。
このリリースノートには、このリリースの新機能、以前のリリースとの違い、インストール情報を含む最新情報、その他のマニュアル類の一覧が記載されています。
ColdFusion MX 7 に関するその他の情報については、以下の Web ページをご覧ください。
このリリースで解決された問題については、以下の Web ページをご覧ください。
- ColdFusion サポートセンターの知識ベースには、既に知られている問題の回避方法や修正に関するさまざまなテクニカルノートがあります。問題を検索し、さらにバージョン別にその検索結果を調べてください。
- ColdFusion MX 7 マニュアルの訂正には、ColdFusion MX 7 マニュアルの訂正が含まれています。
リリースノート目次
このリリースの新機能
ColdFusion MX 7 のさまざまな新機能により、開発者の能率が向上し、管理が単純になり、J2EE 統合が強化され、Web を超える新たなクライアントの世界が広がることになります。これらの新機能は、ユーザーの興味、技術レベル、アプリケーションの目的などに関係なく、ColdFusion アプリケーション開発に直ちに活用できるものです。
メモ: ColdFusion MX のエディションによっては、機能の一部が含まれていません。
次の表は、ColdFusion MX 7 の新機能の一覧です。
ColdFusion MX 7 の新機能
| 機能 | 説明 | マニュアル |
|---|---|---|
Flash を使用するリッチフォーム |
Macromedia Flash のフォームを生成します。これらのフォームには次の機能があります。
|
『CFML リファレンス』
( 『ColdFusion MX 開発ガイド』 (第V部 「情報のリクエストと表示」の第 27~30 章) |
| スキン可能なフォーム
|
XML 形式のフォームを生成します。スキン可能なフォームを使用する際にスキンを適用して、XML を HTML に変換します。ColdFusion MX 7 には、縦と横のレイアウト、フィールドのセット、JavaScript 検証などといったいくつかの基本スキンがあります。 新しい 2 つのタグの |
『CFML リファレンス』 『ColdFusion MX 開発ガイド』 (第V部「情報のリクエストと表示」 の第 27~30 章) |
| 文書の印刷 | HTML と CFML のコンテンツを、Macromedia FlashPaper 2.0 または PDF 形式による印刷に適したバージョンで作成します。 | 『CFML リファレンス』
( 『ColdFusion MX 開発ガイド』 (第 32 章「印刷用レポートの作成」) |
| ビジネスレポートの作成 | Report Builder と ColdFusion MX 7 CD、CFIDE/installers ディレクトリ、または ColdFusion MX 製品ページから ColdFusion Report Builder をインストールしてください。 |
『CFML リファレンス』
( 『ColdFusion MX 開発ガイド』 (第 32 章「印刷用レポートの作成」) F1 キーを押すと、Report Builder のオンラインヘルプシステムが開きます。 |
| アプリケーションイベント | onSessionStart や onSessionEnd のような特定のアプリケーションイベントに基づくコードを実行します。Application.cfm の代わりに Application.cfc を使用して、アプリケーションを制御し、アプリケーションイベントを管理します。アプリケーション、セッション、およびリクエストの開始時と停止時にアプリケーションの例外が発生すると、自動的に Application.cfc メソッドが実行されます。 | 『CFML リファレンス』
( 『ColdFusion MX 開発ガイド』 (第 13 章「ColdFusion アプリケーションの設計と最適化」) |
| Dreamweaver 拡張機能 | Dreamweaver MX 2004 を使用するとColdFusion アプリケーション開発を最適化できます。 ColdFusion MX 7 CD、CFIDE/installers ディレクトリ、または ColdFusion MX 製品ページからインストールまたはダウンロードすることができます。 |
Dreamweaver MX 2004 ヘルプメニューにある CFMX 7 拡張機能オプションの使用 |
| ファーストステップ | この新たに開発されたアプリケーションを利用して、ColdFusion MX 7 について学ぶことができます。ファーストステップには、次のような機能があります。
インストールウィザードの実行時に「ファーストステップ」を選択しなかった場合は、Macromedia Web サイトでご覧できます。 |
ColdFusion MX Administrator を開き、ページ上部の [ファーストステップ] リンクをクリックするか、 Macromedia Web サイトでご覧できます。 |
| J2EE デプロイ | EAR (エンタープライズアプリケーションアーカイブ) ファイルまたは WAR (Web アプリケーションアーカイブ) ファイルを作成します。これらのファイルには、ColdFusion MX Web アプリケーション、ColdFusion MX の設定 (データソース定義など)、さらに、アプリケーションで使用される CFM ページが含まれます。すべての設定で利用できるこの機能により、ColdFusion MX アプリケーションをデプロイするために J2EE 管理者が使用するアーカイブファイルを迅速に作成できます。 |
『ColdFusion MX の設定と管理』 (第 5 章「ColdFusion アプリケーションのデプロイ」) |
| エンタープライズ管理 | ColdFusion MX Administrator 内からサーバーインスタンスとクラスタを作成し、管理します。サーバーインスタンス作成過程の一部として ColdFusion アプリケーションを自動的にデプロイできるこの機能は、マルチサーバー設定でのみ使用できます。 |
『ColdFusion MX の設定と管理』 (第 7 章「複数のサーバーインスタンスの使用」) |
| イベントゲートウェイ |
ColdFusion に外部イベントやメッセージを処理 (または生成) する機構を与えます。イベントゲートウェイは HTTP リクエストには必要ありません。CFM ページを使用せずにイベントゲートウェイアプリケーションを作成できます。外部イベントをリスンし、直接対応する CFC (ColdFusion コンポーネント) のみが必要です。 | 『CFML リファレンス』 (イベントゲートウェイリファレンスの章) 『ColdFusion MX 開発ガイド』 (第 VII 部 「外部リソースの使用」の第 42~45 章) |
| IM (インスタントメッセージング) イベントゲートウェイ | ColdFusion アプリケーション内でインスタントメッセージの送信と受信をします。オープンソース インスタント メッセージング サーバー 用ゲートウェイは、XMPP (Extensible Messaging and Presence Protocol) に基づきます。また、ColdFusion MX 7 には、Lotus Sametime 用の IM イベントゲートウェイも含まれています。 | 『CFML リファレンス』 (イベントゲートウェイリファレンスの章) 『ColdFusion MX 開発ガイド』 (第 43 章「インスタントメッセージングイベントゲートウェイの使用」) |
| SMS (Short Message Service) イベントゲートウェイ | テキストメッセージングを使用する携帯電話またはその他の機器 (テキストメッセージングを使用するポケベルなど) と相互作用します。さらに、軽量 SMSC (Short Message Server Center) サーバーと SMS 機器シミュレータにより、外部 SMS プロバイダなしに SMS アプリケーションを開発できます。 |
『CFML リファレンス』 (イベントゲートウェイリファレンスの章) 『ColdFusion MX 開発ガイド』 (第 44 章「SMS イベントゲートウェイの使用」) |
| CFML 非同期ゲートウェイ | この機能により、ColdFusion MX のマルチスレッドのアーキテクチャを利用し、系列化された工程を長時間実行するリクエストのパフォーマンスとスループットを強化できます。 | 『ColdFusion MX 開発ガイド』 (第 42 章「イベントゲートウェイの使用」) |
| サンプルゲートウェイ | サンプルコードを確認し、イベントゲートウェイの使用を開始する際の参考にしてください。これらのサンプルは、cf_root/gateway (サーバー設定)、jrun_root/servers/cfusion/cfusion-ear/cfusion-war/WEB-INF/cfusion/gateway (マルチサーバー設定)、または、cf_webapp_root/WEB-INF/cfusion/gateway (J2EE 設定) ディレクトリにあります。 | 『ColdFusion MX 開発ガイド』 (第 42 章「イベントゲートウェイの使用」) |
| Administrator API
|
ColdFusion MX Administrator にログインせずに、プログラムで ColdFusion 設定を変更します。たとえば、Administrator API を使用して、データソース、スケジュールされたタスク、ColdFusion マッピングなどの追加、修正、削除を行うことができます。 | 『ColdFusion MX の設定と管理』 (第 2 章「ColdFusion MX Administrator の使用」) |
|
ソースのないデプロイ |
ColdFusion アプリケーションをソースコードなしにコンパイルされた Java バイトコードとしてデプロイします。 | 『ColdFusion MX の設定と管理』
(第 5 章の「cfcompile ユーティリティの使用」セクション) |
ログインウィザード |
この Dreamweaver 拡張機能を使用すると、次の認証のいずれかを行うログイン画面を素早く作成できます。
ログインウィザードにより、指定のソースを使用するユーザーを認証するロジックを呼び出す Application.cfc ファイルが作成または修正されます。 |
『ColdFusion MX アプリケーション構築の基礎』 (第 13 章「ColdFusion アプリケーションへのアクセスの制限」) |
Windows 認証 |
cfntauthenticate タグを使用して、ユーザー名とパスワードを ColdFusion が実行されている
Windows ドメインに対して検証し、オプションで、ユーザーのグループを取り出します。 |
『CFML リファレンス』 |
ライセンススキャナー |
サブネット上で ColdFusion MX を実行しているコンピュータと、そのライセンスのタイプを判断します。 | ColdFusion MX Administrator オンラインヘルプ |
OEM アップデート |
ColdFusion MX 7 には、次のアップデートバージョンが含まれています。
|
該当なし |
| JNDI (Java Naming and Directory Interface) データソース | マルチサーバー設定または J2EE 設定で実行している場合は、ColdFusion MX Administrator の「データソース」ページを使用して、J2EE データソース (J2EE アプリケーションサーバーが JNDI にデータソースリファレンスを格納するため、JNDI データソースと呼ばれる) を指定できます。 | 『ColdFusion MX の設定と管理』 (第 3 章「データソース管理)」) |
Macromedia HomeSite+ 拡張機能 |
HomeSite および HomeSite+ 用の ColdFusion MX 7 拡張機能と ColdFusion マニュアルをダウンロードし、インストールします。 | ColdFusion MX 7 CD、または ColdFusion MX 製品ページからアクセスできます。 |
以前のリリースとの違い
ColdFusion MX 7 には、以下のさまざまなの強化と変更が加えられました。
変更
ここでは、ColdFusion MX 7 と以前のリリース間の重要な違いを説明します。
Crystal Reports 統合 (Windows のみ)
設定
ColdFusion MX 6.1 では、サーバー設定と J2EE 設定の 2 つがサポートされました。ColdFusion MX 7 では、サーバー設定、マルチサーバー設定、J2EE 設定の 3 つがサポートされます。詳細は、「インストール手順」を参照してください。
ライセンス
次の表は、ColdFusion MX 7 ライセンスの変更の一覧です。
| エディション | ColdFusion MX 6.1 | ColdFusion MX 7 |
|---|---|---|
| スタンダード | サーバー単位でライセンス所有 (各サーバーのプロセッサ数は 8 つまで)。 | 2 つの CPU ごとにライセンス所有 (シングルサーバー)。 2 つの CPU に対し最初のライセンスが適用され、その後、2 つの CPU ごとにライセンス数が増加します。 |
| エンタープライズ | CPU 単位にライセンス所有。2 つの CPUに対し最初のライセンスが適用され、その後、2 つの CPU ごとにライセンス数が増加します。 | 2 つの CPU ごとにライセンス所有 (シングルサーバー)。2 つの CPU に対し最初のライセンスが適用され、その後、2 つの CPU ごとにライセンス数が増加します。 |
メモ: 『ColdFusion MX のインストールと使用』にあるライセンス情報は誤りです。
Verity
ColdFusion MX Verity 実装は、Verity 5.5 とすべてが Java を使用するインターフェイス用に全面的に書き換えられました。これらの変更は、次のようなさまざまな事項に関係します。
- Verity 5.5 はクライアントサーバーパラダイムを使用します。
- ColdFusion では Verity にすべて Java を使用するインターフェイスが使用されるため、ネイティブライブラリが必要ではなくなりました。
- Verity 検索サービスには、以下の 3 つの独立したプロセスがあります。
- k2server ― 検索用
- k2index ― インデックス作成用
- k2admin ― 管理用
- Verity 検索は、ステータス構造で返される代替キーワード用の「キーワードスコア」を返すようになりました。
- ColdFusion MX は、今後は直接コレクションを管理しません。
- 外部コレクションと内部コレクションの概念がなくなりました。
- すべてのコレクションは Verity 検索サーバーで管理されます。
- ColdFusion MX Administrator の「Verity」ページが変更されました。
Verity 検索サーバーは以前の ColdFusion MX で使用できた K2 機能に非常に似ていますが、ColdFusion と Verity 間のインターフェイスは完全に変更されました。たとえば、k2server.ini ファイルはもう存在しません。
以下のタグに大きな変更が加えられました。詳細は、『CFML リファレンス』を参照してください。
cfcollectioncfindexcfsearch
検索結果にフィールドが追加されました。
一般的に、cfcollection、cfindex、cfsearch
呼び出しを cflock タグで囲む必要がなくなりました。
マルチホーム環境での cfform の使用
ColdFusion 5 では、cfform タグは、検証用にインライン JavaScript コードを使用していました。ColdFusion
MX の cfform には、すべての JavaScript が含まれる CFIDE/scripts/cfform.js
ファイルが使用されます。しかし、複数の仮想 Web サイトでホストされる環境でアプリケーションを実行する際には、仮想 Web サイトに CFIDE
ディレクトリが含まれていない可能性があるため、その場合は、cfform を使用すると JavaScript エラーが発生します。
この問題が発生した場合は、以下の方法のいずれかで解決してください。
- ホストプロバイダから cfform.js を取得し、
scriptsrcを使用するようにcfformタグを変更し、このファイルの位置を指定します。 - ColdFusion MX Administrator の [デフォルト CFFORM ScriptSrc ディレクトリ] フィールドを使用して、cfform.js ファイルが含まれているディレクトリのデフォルトパス (Web ルートに相対的) を指定します。
- ホストプロバイダに、仮想 Web サイトを修正して CFIDE ディレクトリの仮想マッピングを含めるように要求します。
データソースの変更
cfsnippets、CompanyInfo、CFExamples データソースは cfdocexamples データソースに組み込まれました。このデータソースには、以前の 3 つのデータソースにあったすべてのテーブルが含まれます。これは ColdFusion 文書のコードサンプルをサポートするためのもので (たとえば、雇用者個人テーブルと雇用者全員テーブルがあります)、必ずしもデータベースデザインにおける最良の例ではありません。
Application.cfc ファイル
ColdFusion MX 7 のアップデートされたアプリケーションフレームワークにより、Application.cfc という名前のファイルを使用して、アプリケーションの制御とアプリケーションイベントの記録追跡を行うことができます。Application.cfm
の代わりに Application.cfc を使用してください。アプリケーション、セッション、およびリクエストの開始時や停止時にアプリケーションの例外が発生すると、Application.cfc
メソッドが起動されます。
Application.cfc という名前のファイルが既に使用されている場合は、名前を変更する必要があります。
Web サーバー設定ツールと Web サーバーコネクタ
Web サーバー設定ツールと Web サーバーコネクタに次のような変更が加えられました。
コマンドライン Web サーバー設定ツールに新しいパラメータが追加されました。詳細は、『ColdFusion MX の設定と管理』を参照してください。
Web サーバー設定ツールは、以下の追加プロパティを作成します。
-
ConnectTimeout― JRun サーバーへのソケット接続で待機する秒数。デフォルトの値は 15 です。 RecvTimeout― JRun サーバーへのソケット受信で待機する秒数。デフォルトの値は 300 です。SendTimeout― JRun サーバーへのソケット送信で待機する秒数。デフォルトの値は 15 です。ProxyRetryInterval― 到達できなかったクラスタ化されたサーバーに再接続する際に待機する秒数。デフォルトの値は 600 です。
これまで使用されてきた接尾辞マッピング (.cfm、.cfml、.cfc、.jsp、.jws) に加え、Web サーバー設定ツールは .cfr
(ColdFusion レポートに使用される) 用と .cfswf (cfform タグが生成する Flash フォームに使用される)
用の Web サーバーマッピングを作成するようになりました。
ColdFusion の旧バージョンでは、Apache 用の Web サーバーコネクタソースコードは、connectors/src ディレクトリ内で使用できました。ColdFusion MX 7 では、Web サーバーコネクタソースコードは wsconfig.jar ファイルにあります。このファイルは、cf_root/runtime/lib (サーバー設定) または jrun_root/lib (マルチサーバー設定) にあります。
Web サーバー設定については、『ColdFusion MX の設定と管理』を参照してください。
J2EE 設定必要条件に加えられた変更
ColdFusion MX をエンタープライズアプリケーション (EAR) または Web アプリケーション (WAR) としてデプロイする際の設定必要条件に、次のような変更が加えられました。
- Verity の変更 ― ColdFusion MX 7 は Java インターフェイスを使用して Verity と通信します。システムパスに Verity バイナリファイルを追加する必要はありません。
- クラスローダーの変更 ― ColdFusion MX 7 ではすべての JAR ファイルが cfusion/lib と cfusion/lib/update に置かれます。そのため、システムクラスパスに cfusion/lib を追加する必要がなくなりました。さらに、ColdFusion MX 7 では独自のクラスローダーが使用されます。このクラスローダー用に、WEB-INF/web.xml ファイルで cf.class.path 要素を使用してクラスパスを定義してください。
- マルチサーバー設定では、インストーラにより
adminという名前の JRun ユーザーが作成されます。そのパスワードは ColdFusion Administrator パスワードと同じです。
Crystal Reports 統合 (Windows のみ)
ColdFusion MX 7 は Crystal Reports バージョン 9 と 10 をサポートします。さらに、ColdFusion MX 7 は Crystal Reports API の RDC 技術を使用するようになりました。
Crystal Reports を以下のオプションでインストールする必要があります。
- ディスクへのエクスポートを有効化
- HTML へのエクスポートを有効化
デフォルトでは Crystal Reports はこれらのオプションを有効にしていません。そのため、Crystal Reports のインストール時にカスタムインストールオプションを使用する必要があります。
ヒント: Crystal Report Designer を実行し、レポートを HTML ファイルにエクスポートする場合は、必要なエクスポートオプションは動的にインストールされます。
ColdFusion MX 7 は COM を使用して、以下の Crystal Reports モジュールを呼び出します。
- バージョン 9 ― Craxdrt9.dll
- バージョン 10 ― Craxdrt.dll
これらのファイルは、普通は C:\Program Files\Crystal Decisions\Report Designer Component にあります。
インストールと設定に関するその他の変更
ColdFusion 設定に次のような変更が加えられました。
- サーバー設定で、JRun サーバー名は coldfusion (cf_root/runtime/servers/coldfusion) になりました。ColdFusion MX 6.1 では、このサーバー名は default (cf_root/runtime/servers/default) でした。サーバー名が異なるため、ColdFusion MX 6.1 と ColdFusion MX 7 を同時に実行できます。
- マルチサーバー設定 (以前は「ColdFusion MX と JRun 4 を併用」オプションと呼ばれていた設定) のインストーラにより、自動的に
JRun ユーザー名
adminが作成されます。パスワードは ColdFusion MX Administrator パスワードと同じです。このユーザー ID とパスワードを使用して、JMC (JRun 管理コンソール) にログインします。 - インストールウィザードに、以前は設定ウィザードが行った操作が含まれるようになりました。
- ColdFusion MX 7 には Macromedia Flash Remoting MX 2004 が含まれます。これは ActionScript 2.0 をサポートし、NetServices.as オブジェクトの代わりに Flash コンポーネントを使用します。
- マルチサーバー設定では、インストール時に JRun のデフォルトサーバーがインストールされません。その結果、jrun_root/servers/default ディレクトリ構造は作成されず、JRun デフォルトサーバー用のサービスは定義されません。
- ODBC サービス用のポートは 19997 と 19998 から 19995 と 19996 に変更されました。そのため、ColdFusion MX と ColdFusion MX 7 の ODBC サービスを同時に実行できます。設定により異なりますが、ファイアウォール設定を修正し、これらのポートを有効にする必要があります。
- インストールウィザードが ColdFusion MX または ColdFusion MX 6.1 の既存のインストールを検出し、内蔵サーバーを使用するよう指定した場合は、その内蔵 Web サーバー用にポート 8501 (またはその次の未使用のポート) が使用されます。
- デベロッパー版では、localhost のほか、さらに 2 つの IP アドレスを使用できます。
- JavaMail.jar ファイルがバージョン 1.3.1 にアップデートされました。
- cfx.jar ファイルが次の場所のいずれかに移動しました。
- サーバーの設定: cf_root/wwwroot/WEB-INF/lib
- マルチサーバー設定と J2EE 設定: cf_webapp_root/WEB-INF/lib
一般強化
次の表は、ColdFusion MX 7 の強化された機能の一覧です。
ColdFusion MX 7 で強化された機能
| 強化 | 説明 | マニュアル |
|---|---|---|
| クエリーオブクエリーの強化
|
クエリーオブクエリーに以下が含まれるようになりました。
「クエリーメタデータのサポート」も参照してください。 |
『ColdFusion MX 開発ガイド』 (第 22 章「クエリーオブクエリーの使用」) |
| 入力マスク | cfinput タグは、HTML フォームと Flash フォームの両方で入力マスクをサポートします。また、Flash
フォームで cfgrid の入力マスクも使用できます。「フォーム検証」
も参照してください。 |
『CFML リファレンス』
(cfinput タグ) |
CFC (ColdFusion コンポーネント) |
名前付き引数を使用するスーパーメソッドを呼び出すことができるようになりました。 CFC は CFC インスタンスの配列を返すことができるようになりました。 |
『ColdFusion MX 開発ガイド』 (第 10 章「ColdFusion コンポーネントの作成と使用」) |
Java 関数の呼び出し |
Java 関数の呼び出し時に、Java null を生成できるようになりました。 |
『CFML リファレンス』 (JavaCast 関数) |
サンドボックスセキュリティ |
サンドボックスセキュリティを使用して、 メモ: |
ColdFusion MX Administrator (「サンドボックスセキュリティ」ページ) 『ColdFusion MX 開発ガイド』 (第 16 章「アプリケーションの保護」) |
ユーザー定義の関数 |
以下の廃止されたセキュリティ関数と同じ名前を使用するユーザー定義の関数を呼び出すことができるようになりました。 |
該当なし |
強化された PDF/SWF ストリーミングのサポート |
ColdFusion MX 7 は、Internet Explorer エージェントの |
該当なし |
| ColdFusion MX Administrator | 新機能のサポートのほか、ColdFusion MX Administrator に次の変更が加えられました。
|
ColdFusion MX Administrator オンラインヘルプ |
タグと関数の強化と変更
次の表は、ColdFusion MX 7 のタグと関数に加えられた重要な強化点と変更点の一覧です。ColdFusion MX 以来の変更の経緯を含むタグと関数の変更の完全なリストについては、『ColdFusion MX 7 へのアプリケーションの移行』 (PDF のみ) を参照してください。
ColdFusion MX 7 における機能の強化
| 強化 | 説明 | マニュアル |
|---|---|---|
|
|
フィールドごとに複数の検証タイプを指定できるようになりました。 使用可能な検証アルゴリズムが、フォーム検証位置全体 (クライアント上とサーバー上) とフォームタイプ (Flash、HTML、XForm)
で可能なかぎり一貫するように作成されました。可能なかぎり、すべての検証タイプがすべてのフォームの位置とタイプと 値が検証またはデータタイプを満たすかどうかをテストする 「入力マスク」も参照してください。 |
『CFML リファレンス』
( 『ColdFusion MX 開発ガイド』 (第 28 章「データの検証」) |
その他のフォームの強化 |
フォームは次のように強化されました。
|
『CFML リファレンス』 |
cfchart タグに加えられた改良
|
|
『CFML リファレンス』
(cfchart タグ) |
| Verity の強化
|
cfsearch と cfindex タグに以下の新機能が含まれるようになりました。
さらに、ColdFusion MX 7 では、物理的に異なるコンピュータにインストールされた Verity サービスを使用できます。 |
『CFML リファレンス』
( 『ColdFusion MX 開発ガイド』 (Verity の章) |
クロスサイトスクリプティングの保護 |
cfapplication タグの新しい scriptProtect 属性。クロスサイトスクリプティング攻撃に対して保護をします。また、この機能を
Application.cfc ファイル内で使用することもできます。旧バージョンへの互換性を維持するために、この機能はデフォルトで無効になっています。 |
『CFML リファレンス』
(cfapplication タグと Application.cfc の章) |
強化された暗号化アルゴリズムのサポート (Sun の実装のみ) |
データの暗号化と復号化の際に強化された暗号化アルゴリズムを使用するためのサポートと、ハッシュとランダムの数値を生成するためのサポートが追加されました。以下の関数に
Algorithm パラメータが追加されました。
メモ: ColdFusion MX 7 のマニュアルの印刷後、2 つのパラメータが |
|
文字列とデータのエンコードとデコードの強化 |
テキストとデータのエンコードとデコード用の以下の新しい関数を使用できます。
さらに、 |
『CFML リファレンス』 |
XML サポートの強化 |
XML の処理にいくつかの新しい関数が追加され、強化されました。新しい関数には、決定の関数と情報の関数、XML ドキュメントオブジェクトを作成する機能、検証関数と属性などがあります。XML
スキーマと DTD の両方に対する検証のサポートが追加されました。
XMLTransform 関数で XSL にパラメータを渡すことができるようになりました。 以下の新しい XML 関数とパラメータを使用してください。
|
『CFML リファレンス』 |
|
|
QueryNew と QueryAddColumn 関数を使用して作成するクエリー列用のデータタイプメタデータを指定できます。以下の属性が追加されました。
「クエリーオブクエリーの強化」も参照。 |
『CFML リファレンス』
(QueryAddColumn と QueryNew タグ) |
|
cfmailparam タグが、添付ファイル用の ContentID および
disposition 属性で強化されました。そのため、電子メールにインラインイメージを追加できるようになりました。 |
『CFML リファレンス』
(cfmailparam タグ) |
|
新しい cftimer タグを使用して、CFML コードの指定のセクションの実行時間を表示できます。時間コードで作成されるすべての出力に伴い、時間情報が表示されるようになりました。 |
『CFML リファレンス』
(cftimer タグ) |
|
新しい cfcalendar タグを使用して、相互作用する Macromedia Flash 形式のカレンダーを
HTML や Flash 形式に配置できます。 |
『CFML リファレンス』
(cfcalendar タグ) |
|
新しい getContextRoot 関数を使用して、アプリケーションコンテキストルートに関係なく任意の
J2EE Web サーバーにデプロイできるアプリケーションを書くことができます。 |
『CFML リファレンス』
(getContextRoot 関数) |
Web サービスの強化
|
新しい
以下の新しい関数は、CFML クライアントと ColdFusion MX Web サービスの SOAP ヘッダへのアクセスを有効にします。
|
『CFML リファレンス』 |
|
新しい |
『CFML リファレンス』
( |
ローカリゼーション |
ColdFusion MX 7 では Java がサポートするすべてのロケールがサポートされるようになりました。 |
『CFML リファレンス』
( |
cfbreak タグ |
cfbreak タグを cfswitch ブロック内で使用することはできません。これは、ColdFusion
5 と ColdFusion MX の行動と同じです。 |
『CFML リファレンス』にある
cfbreak の説明は誤りです。 |
インストール
このセクションでは次の情報を説明します。
はじめに
次の設定を使用して、ColdFusion MX 7 をインストールできます。
- サーバー設定 ― 組み込みの J2EE サーバー (JRun 4) を持つ ColdFusion MX 7 のインスタンスを 1 つインストールできます。この設定は、ColdFusion MX 基本リリースと、ColdFusion MX より前の ColdFusion 5 や ColdFusion 4.5 などのリリースに最もよく似ています。サーバー設定は、以前にはスタンドアローン設定と呼ばれていました。
- マルチサーバー設定 (エンタープライズ版とデベロッパー版のみ) ― JRun をインストールし、JRun
サーバーインスタンスとは別に自動的に ColdFusion MX 7 をデプロイします。この設定には、エンタープライズマネージャが含まれます。エンタープライズマネージャにより、サーバーインスタンスを作成し、ColdFusion
を自動的にデプロイし、複数の JRun サーバー上のクラスタと ColdFusion MX 7 デプロイを管理できます。
マルチサーバー設定は、ColdFusion MX 6.1 の「ColdFusion MX と JRun 4 を併用」オプションとは異なります。とくに異なるのは、マルチサーバー設定に新しい ColdFusion MX Administrator オプションとエンタープライズマネージャが追加されている点です。「ColdFusion MX と JRun 4 を併用」オプションを使用する ColdFusion MX 6.1 をインストールしてあり、エンタープライズマネージャを使用したい場合は、ColdFusion MX 7 のインストール前に JRun をアンインストールする必要があります。その代わりに、サーバーインスタンスが JMC (JRun 管理コンソール) を使用するように引き続き定義することもできます。 - J2EE 設定 (エンタープライズ版とデベロッパー版のみ) ― JRun 4、IBM WebSphere、BEA WebLogic などの J2EE (Java 2 Enterprise Edition) アプリケーションサーバー上で実行する Java アプリケーションとして ColdFusion MX 7 をデプロイできます。この設定では、JRun のバンドルされたライセンスを使用するか、IBM WebSphere、BEA WebLogic のようなサードパーティの J2EE サーバーを使用します。J2EE 設定を使用する場合は、ColdFusion MX 7 を単一のコンピュータ上に複数回デプロイできます。
インストール操作には、インストールウィザードと設定の移行ウィザードの 2 つの部分があります。設定の移行ウィザードは、ColdFusion MX Administrator を初めて開くと自動的に起動し、データソースとその他の設定を ColdFusion MX 7 に移行し、さらに、ColdFusion を設定します。
ColdFusion MX Administrator は自動的に ColdFusion MX 6.1、ColdFusion MX、ColdFusion 5 の設定をアップグレードします。複数の ColdFusion バージョンを同時に実行できます。ただし、1 つのバージョンのみが外部 Web サーバーを使用して、ColdFusion ページにアクセスできます。
インストールに関する注意
以下の注意には、重要な情報と最新のニュースが含まれています。
- Windows インストーラは、最低でも 256 色をサポートするコンピュータを必要とします。
- RedHat AS 2.1 または 3.0 で ColdFusion MX 7 を実行する場合は、インストールする Linux には、次に示す対応する
RedHat libc 互換性ライブラリが必要です。
RedHat-AS 2.1 compat-libstdc++-6.2-2.9.0.16
RedHat-AS 3.0 compat-libstdc++-7.3-2.96.122 -
Red Hat AS3 上で Apache または Apache2 を設定する場合は、Red Hat rpm compat-glibc-7.x をインストールするか、次のように、新しい wsconfig -apxs スイッチを使用してコネクタをローカルに構築する必要があります。
./wsconfig -ws apache -apxs -dir /etc/httpd -bin /usr/sbin/httpd -script /usr/sbin/apachectl
- IIS 6 を実行中の場合は、Web サーバーコネクタをアップグレードしても、特定のパフォーマンスの最適化オプションは自動的に有効になりません。現在
IIS 6 上で ColdFusion MX または ColdFusion MX 6.1 を実行している場合は、ColdFusion MX
7 のインストール後、次の操作を行ってください。
- Web サーバー設定ツール、または
wsconfigコマンドラインユーティリティを使用して、Web サーバーコネクタをアンインストールします。 - Web サーバー設定ツール、または
wsconfigコマンドラインユーティリティを使用して、Web サーバーコネクタを設定します。
または、次のレジストリ設定をアップデートして、IIS を再起動することもできます。
Key: HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HTTP\Parameters
DWORD Value Name: EnableCopySend
DWORD Value Data: 1 - Web サーバー設定ツール、または
ColdFusion MX 7 のインストール
- ColdFusion MX 7 のインストールに関する完全な説明については、『ColdFusion MX のインストールと使用』を参照してください。
- 特定のJ2EE サーバー上で ColdFusion MX 7 J2EE 設定をインストールするための追加情報については、ColdFusion サポートセンターをご覧ください。
マニュアル
次の表は、ColdFusion MX 7 用の ColdFusion マニュアルの一覧です。Macromedia LiveDocs システムにあるマニュアル類の最新バージョンへのリンクもリストされています。LiveDocs マニュアルには、製品のリリース後に生じた文書類の変更と説明が含まれています。また、マニュアル類は ColdFusion MX 7 とともに HTML 形式でインストールされます。PDF 形式のマニュアルは、Macromedia Web サイトで入手できます。
- 『CFML リファレンス』 ― すべての ColdFusion MX タグ、関数、変数用の説明、シンタックス、使用法、コードサンプルが記載されています。
- 『ColdFusion MX 開発ガイド』 ― 動的 Web アプリケーションの開発方法を説明します。データの取り出し、アップデート、構造、フォーム、印刷に適したレポート、イベントゲートウェイの使用法などが記載されています。
- 『ColdFusion MX の設定と管理』 ― パート I では ColdFusion MX 環境の管理方法を説明します。データソースへの接続、アプリケーション用セキュリティの設定などが記載されています。パート II では、Verity 検索ツールとユーティリティについて説明します。Verity 検索サーバーエンジンの設定、Verity コレクションの作成、管理、トラブルシュートなどが記載されています。
- 『ColdFusion MX のインストールと使用』 ― Windows、Solaris、Linux 用のシステムインストールと基本設定を説明します。インストール時の問題に対処するためのトラブルシュートの章もあります。
- 『ColdFusion MX アプリケーション構築の基礎 』 ― ColdFusion MX 機能とアプリケーション開発作業の概要が記載されています。ColdFusion サンプルアプリケーションの開発手順を通してガイドするチュートリアルが含まれています。
- ColdFusion Report Builder オンラインヘルプ ― このオンラインヘルプシステムには、ColdFusion Report Builder の使用法を説明するトピックが含まれています。ColdFusion Report Builder と同じディレクトリにあります。
- 『ColdFusion MX 7 へのアプリケーションの移行』 ― ColdFusion 5、ColdFusion MX、または ColdFusion MX 6.1 から ColdFusion MX 7 へ移行する際に適用される注意事項と機能の変更を説明します。このマニュアルは PDF のみです。
ColdFusion MX 7 のマニュアルの訂正については、『ColdFusion MX 7 マニュアルの訂正』を参照してください。
ColdFusion MX 上に Macromedia Flex 1.5 アプリケーションと Flex サンプルアプリケーションをインストールする方法については、http://www.macromedia.com/support/documentation/jp/flex/1_5/flexforcf.html をご覧ください。
