高度にカスタマイズできるレスポンシブ HTML5 レイアウトを使用すれば、卓越したコンテンツ利用体験を提供できます。検索結果にコンテキストとブレッドクラムを表示するように、検索を設定できます。用語集や目次と同じように、ウィジェットの表示と非表示も簡単に切り替えられます。レイアウトを RTL 言語に変換するときも、1 つのプロパティを変更するだけで済みます。
各種デバイス(デスクトップ、モバイル、タブレット)の機能バー、サイドバー、目次、ダイナミックコンテンツフィルターをカスタマイズすることによって、ユーザー別にパーソナライズしたエクスペリエンスを提供できます。また、モバイルデバイスやタブレットのメディアクエリーをカスタマイズすることもできます。
Responsive HTML5 出力を RoboHelp Server 10 に公開できるため、モバイルデバイスを含め、エンドユーザーは多数のデバイス上のコンテンツにアクセスできます。コンテンツはあらゆる画面サイズでシームレスにレンダリングされます。HTML5 でのダイナミックコンテンツフィルターのサポートにより、エンドユーザーはパーソナライズされたコンテンツに簡単にアクセスできます。
エンドユーザー向けに表示する検索結果のコンテキストをより詳細な内容にすることができます。ブレッドクラムやトピックの説明をサイドバーまたはトピックペインに表示するように、検索結果を設定できます。デフォルトでは、検索結果の説明として最初のいくつかのトピックセンテンスが表示されます。説明を簡単にカスタマイズするだけで、より関連性の高い詳細情報を検索結果に表示させることができます。
詳しくは、「レイアウトのカスタマイズ」を参照してください。
FrameMaker は初期設定の XSLT プロセッサーとして SAXON を使用します。アプリケーションが XALAN 固有のコンストラクトを使用する場合でも、構造化アプリケーションで必要な変更を加えることで XSLT プロセスを XALAN に切り替えることができます。構造化アプリケーションは、前処理、後処理、およびスマートペースト操作時に異なるプロセッサーを使用するよう設定できるようになりました。
詳しくは、「XSL 変換」を参照してください。
Microsoft HTML 出力で閲覧シーケンスを有効にするオプションが FrameMaker に追加されました。このオプションが Microsoft HTML レイアウトのパブリッシュ設定で有効になっていると、目次に基づいて閲覧シーケンスが自動で作成され、CHM 出力メニューに表示されます。
レスポンシブ HTML5 レイアウトのアイコンは、高解像度 Retina ディスプレイ用に最適化されています。セルリアンブルーとチャコールグレーのレイアウトのアイコンは、高解像度デバイスではシャープかつ鮮明に表示されます。
FrameMaker では、レスポンシブ HTML5、モバイルアプリケーション、WebHelp、EPUB、Kindle、Microsoft HTML Help のレイアウトでのペルシア語の出力言語がサポートされるようになりました。これにより、プレビューおよび生成された出力における UI 文字列および言語関連の UI 要素のためにこれらの言語設定を使用できるようになりました。
FrameMaker のマルチチャンネルパブリッシング機能では、Adobe Digital Publishing Solution(DPS)に文書をパブリッシュするオプションが用意されています。Digital Publishing Solution について詳しくは、http://www.adobe.com/jp/products/digital-publishing-solution.html を参照してください。
FrameMaker 文書の Adobe DPS 出力を生成し、生成されたアーティクルを Adobe DPS にアップロードします。Adobe アカウントを使用して Adobe Digital Publishing Solutionにサインインし、DPS プロジェクトを作成します。同じ Adobe アカウントで FrameMaker を使用していることを確認してください。発行設定ダイアログで、Adobe アカウントと DPS プロジェクトを選択します。発行手順を実行すると、出力フォルダーにアーティクルが生成され、ご利用の DPS アカウント内の選択したプロジェクトにそのアーティクルがアップロードされます。
レスポンシブ HTML5 出力でダイナミックフィルターを作成すると、ユーザーが関連するコンテンツをすばやく見つけ出せるようになります。
FrameMaker の既存のコンディショナルタグと式を活用して、エンドユーザーがレスポンシブ HTML5 出力を動的にフィルタリングできるフィルターを作成します。この機能ではさらに、タグや式を該当コンテンツに適用するだけで、コンテンツのシングルソーシングを簡単に実現できます。
詳細については、「ダイナミックコンテンツ出力の生成」を参照してください。
モバイルアプリ生成のワークフローが単純化されたのに加え、Adobe PhoneGap Build へのネイティブ統合が可能になったため、コンテンツの配布範囲や対象範囲を拡大できるようになりました。主要なモバイルプラットフォーム(iOS、Android、Windows など)にインストールできるアプリとして、コンテンツを簡単にパブリッシュして配布できます。
さらに、生成される QR コードや PhoneGap URL を使用して、アプリをユーザーと共有できます。
詳しくは、「出力設定」を参照してください。
サイトマップにより、検索エンジンが Web サイトをインデックスしやすくなり、Web サイトを SEO に最適化できます。FrameMaker では、Responsive HTML5 出力で XML サイトマップファイルを作成できるようになりました。この機能がない場合、サードーパーティのツールを使用するか、手動でサイトマップを作成しなくてはなりません。
FrameMaker のサイトマップ生成プロセスは非常にシームレスであり、必要なのは Responsive HTML5 出力設定でブックまたは DITA マップのサイトマップを生成するオプションを選択する操作だけです。サイトマップには、Web ページの参照先、パブリッシュされる出力をホストする Web サイトのベース URL、ページの更新を行う頻度が含まれます。これは標準化された XML サイトマッププロトコルに基づいた XML ファイルであるため、必要に応じてサイトマップを簡単に変更することができます。
詳しくは、「出力設定」を参照してください。
新しい HTML5 レイアウトに用意されているソーシャルウィジェットのサポートは、追加設定なしですぐに利用できます。これを使用すれば、Facebook や Twitter で簡単に共有できるレスポンシブ HTML5 およびモバイル出力を生成できます。
レスポンシブ HTML5 出力で目次の状態を保持すると効率よく作業できます。構造の状態を保持したまま、ブックの章やトピックを展開したり、折りたたんだりすることができます。また、複数のブックにわたって章やトピックを展開したり、折りたたんだりすることもできます。
カスタムフォントを EPUB 出力に埋め込み、そのフォントがデバイスにインストールされているかどうかに関係なく、高品質のタイポグラフィを意図したとおりに正確に表示できます。
この機能は特に、エンドユーザー側でインストールされていない可能性の高いフォントを使用する場合に役立ちます。
詳しくは、「出力設定」を参照してください。
デバイスの画面のサイズと解像度に関係なく、高画質の画像を表示させることができます。これは、FrameMaker がレスポンシブ HTML5 の最終出力に SVG コード全体を埋め込むようになったからです。
HTML 出力をカスタマイズして、次の機能を組み込めるようになりました。
•Mini-TOC
•ブレッドクラム軌跡
•ヘッダーとフッター
詳細については、「HTML ページテンプレートの作成」を参照してください。
WebHelp ギャラリーに用意されている様々なスキンの中から 1 つ選択して、WebHelp のコンテンツの外観を変更できるようになりました。
パワフルでありながら使いやすい WebHelp スキンエディターが用意されています。このエディターでは、コンテンツだけでなく、ボタン、ラベル、フォント、背景色、検索ボックスなど、WebHelp 出力のほとんどのコンポーネントの外観をカスタマイズできます。