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Adobe(R) Acrobat(R) 3.0J 5月9日より発売開始


【1997年4月22日】 アドビシステムズ株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:木村八郎)は、あらゆる種類のドキュメントをオンラインで共有することを可能にするAdobe Acrobat3.0J(Windows(R)版/Macintosh(TM)版)を5月9日より発売すると発表いたしました。

Adobe Acrobat 3.0JにはPDFファイルの作成・加工・表示・プリントを行うための全てのツールがひとつのパッケージに収められていますので、ユーザはワードプロセッサ、スプレッドシート、プレゼンテーション、ページレイアウトなどの各種ソフトウェアで作成されたドキュメントを元のデザイン体裁を崩さずにインターネット、企業内イントラネット、電子メール、CD-ROMなどの電子メディアで配信することが可能になります。

Adobe Acrobat 3.0Jで作成したPDF (Portable Document Format) はMicrosoft(R)Windows及びMacintoshといった異なるプラットフォーム上で、Adobe Acrobat Readerを使用して同じ体裁のまま閲覧することができます。閲覧用ソフトウェアであるAcrobat Readerはアドビシステムズのホームページなどを通して無償配布しています。さらにPDFファイルはPostScript(R)(ポストスクリプト)技術を基盤に開発されているため、画面上での表示はもちろん電子配信後にプリントしてもポストスクリプト言語ファイル同様、高品質な印刷が可能です。

Adobe Acrobatはアドビシステムズ社が提唱し、一般に公開しているPDF形式のドキュメントファイルを使用します。ワードプロセッサをはじめとする各種ソフトウェアを使用しているユーザは、通常のプリントコマンドを実行する手軽さで、PDFファイルを作成することができます。すなわちプリンタへのプリントアウトが可能なソフトウェアであればすべてPDFファイルが作成可能であり、特別なファイル変換などのわずらわしい操作は一切不要です。

米国では既に、Dial-A-Book, Inc.(ダイアル・ア・ブック社)やAxcess Magazine(アクセス誌)などで数多くのサービスが実施されております。

日本においても、さまざまな情報提供が始まっています。NTTプリンテック株式会社では電子商取引の実証・実験プロジェクトの一つとして、インターネット上でのオンライン電子出版サービスの可能性を探るため、NTTソフトウェア研究所が開発した情報流通プラットフォーム"Infoket" を利用して電子出版実験を行っています。PDFによる記事や書籍を中心に、ソフトウェア、クリップアート等の画像を含め、多様なデジタル情報が提供されています。また、ニフティ株式会社のオンライン情報サービスでもAdobe Acrobatが利用されています。

日本銀行では金融経済統計資料の3月短観のうち「概要」および「業種別計数」をPDFで配布しています。同行のホームページでは、すでにマイクロソフト株式会社のExcelやWordで作成されたドキュメントの電子配布を行っておりましたが、今回PDFファイルが新たに採用されました。

Adobe Acrobatはドキュメントのオリジナルデザインを忠実に再現するばかりでなく、ハイパーリンク、動画の再生、さらにはWWWへのリンクなど、電子ドキュメントならではの機能を付加することも可能です。

今回発売するAdobe Acrobat 3.0Jでは、より豊かな内容のドキュメントをWWW上で利用できるように機能を拡張しました。Netscape Navigator(TM)のプラグインアーキテクチャや、Microsoft Internet Explorer 3.0をはじめとするActiveX(TM)技術をサポートするWWWブラウザで直接PDFファイルを表示することが可能です。

さらに、Adobe Acrobat 3.0Jで最適化されたPDFファイルは、それぞれのページが別に扱われるため、データのダウンロードの効率が向上します。ページを表示するのに必要なデータだけをダウンロードし、ページ上の個々のオブジェクトを優先順位に基づいて順番にレンダリングします。最適化されたPDFファイルでは、テキストがまず最初にレンダリングされ、画像などの大きなオブジェクトはバックグラウンドでダウンロードして最後にレンダリングされます。

Adobe AcrobatのPDFファイルを表示または印刷するためのAcrobat Reader 3.0J(Windows版/Macintosh版)は、アドビシステムズ株式会社のホームページ(http://www.adobe.co.jp/international/jpacrodown.html)で無償配布しております。また、Electronic End User License Agreement(使用許諾契約書)を添付する限りにおいては、どなたでも無制限に再配布が可能です。

米国などではすでにその表現力の豊かさと、簡便な使い勝手により、WWW上の標準ドキュメントフォーマットとして広く使用されております。その実例はアドビシステムズ株式会社のホームページ(http://www.adobe.co.jp/product/acrobat/main.html) でご覧いただけます。

Adobe Acrobat 3.0Jの主な特徴

■各種ドキュメントファイルのデザインを維持したまま電子配信可能
ワードプロセッサやページレイアウトソフトウェアなどで作成されたファイルをAcrobatDistiller(TM)でPDFファイルにすることにより、テキストやグラフィックスの大きさや位置など、オリジナルのドキュメントファイルのデザインを維持したままインターネットをはじめとする各種電子メディア上で配信可能です。しかも、Microsoft WindowsやMacintoshなど機種ごとの文字エンコードやグラフィック形式にとらわれません。

■ファイル内のテキストの選択や検索が可能
PDFファイル内のテキストやグラフィックスを選択して他のアプリケーションソフトウェアにコピー&ペーストしたり、ファイルから指定したテキストを検索することが可能です。またセキュリティーを設定してテキストやグラフィックスを再利用できないようにすることも可能です。

■ポストスクリプト技術に基づいた高精彩なグラフィック表現が可能
PDFファイルはポストスクリプト技術を基盤としているので、WWWのHTMLで使用されているGIF形式ではできない、拡大時の高精度な再現が可能です。

■各種圧縮技術によりネットワーク上での配信を効率化
LZW、JPEGなどの圧縮により、1/10〜1/40程度のファイルサイズに収められるので社内LANやインターネットでの配信に最適です。

■簡単にオーサリングやプレゼンテーションが可能に
PDFファイルに変換されたドキュメントはAcrobat Exchange(TM)を使用することでページの中にリンクのホットスポットを作成することができます。ホットスポットをクリックすると同ファイルの別のページや別ファイル、さらには指定したURLのWebサイトにジャンプできます。Acrobat Exchangeを使用するとワードプロセッサなどで作成した文書を元にプレゼンテーションやオーサリング用のファイルが作成できます。

■マルチメディアリンク機能によりドキュメントに動画を添えて配信可能
PDFファイルにはサウンドや動画などのマルチメディア素材をリンクすることができるので、紙のメディアでは伝え切れない内容を伝えることができます。

■ポピュラーなWWWブラウザ内で直接表示可能
Netscape NavigatorのAPIプラグインアーキテクチャあるいはMicrosoft ActiveX制御をフルサポートしているWWWブラウザのウインドウ内でPDFファイルを直接表示することができます。

■WWWリンク機能により電子メール、CD-ROMなどのメディアとWWWを結合
PDFファイル中にWWWなどインターネット上のコンテンツへのリンクを設定できるため、WWWのHTMLファイルとPDFファイルはシームレスに行き来が可能になります。

■オンデマンドによるページ単位のダウンロードと優先順位に基づくレンダリング
PDFファイルはデータがページごとにオンデマンドでダウンロードされるため、WWW上でも高速にアクセスすることができます。さらに、必要な場合にはテキストを先にレンダリングし、次にハイパーテキストリンク、イメージという優先順位に基づいて画面表示が行われます。

パッケージ構成

Adobe Acrobat 3.0JにはPDFファイルの作成・加工・表示・プリントを行うための全てのツールがひとつのパッケージに収められています。パッケージの種類はWindows版およびMacintosh版それぞれのシングルユーザパックと、Windows版・Macintosh版が同梱(10ユーザ)されているパッケージの3種類があります。また発売開始に合わせて、英語版Acrobat Distiller 2.1(Macintosh版のAdobe Illustrator 5.5J及びAdobe PageMaker 6.0Jに付属)ユーザへの特別提供を、アドビ製品正規販売元を通じて行います。この特別提供パッケージはAdobe Acrobat 3.0Jと同じ内容となっております。

価格と発売時期

Adobe Acrobat 3.0Jは、1997年5月9日に発売を開始いたします。希望小売価格はシングルユーザパック(Macintosh版/Windows版共)が、39,800円、10ユーザパック(Macintosh版/Windows版が同梱)が、198,000円です。また、英語版Acrobat Distiller 2.1(Macintosh版のAdobe Illustrator 5.5J及びAdobe PageMaker 6.0Jに付属)ユーザへの特別提供価格は18,000円です。上記製品は全国のアドビ製品正規販売元を通じて販売されます。

必要システム構成

Microsoft Windows 95とWindows NT(TM) 4.0の最小システム構成:
■Intel486(R)またはそれ以上のプロセッサを搭載したNEC PC-9800シリーズ、またはDOS/Vコンピュータ
■Windows 95日本語版またはWindows NT 4.0日本語版
■Acrobat Reader:8MB(16MB:NT)以上のRAM
■Acrobat Exchange:8MB(16MB:NT)以上のRAM
■Acrobat Distiller:16MB(24MB:NT)以上のRAM
■40MBの空き容量のあるハードディスク
■CD-ROMドライブ

Apple(R) MacintoshとPower Macintosh(TM)の最小システム構成:
■68040またはそれ以上のプロセッサを搭載したMacintoshまたはPower Macintosh
■Apple(R)漢字Talk (TM)7.5またはMac OS7.6J
■Acrobat Reader:5MB以上のアプリケーションメモリ
■Acrobat Exchange:6MB以上のアプリケーションメモリ
■Acrobat Distiller:8MB以上のアプリケーションメモリ
■40MBの空き容量のあるハードディスク
■CD-ROMドライブ

Acrobat開発キット

Acrobat 3.0Jは、OLE2.0、DDE、AppleScript、Apple Events、をサポートしているので、さまざまなアプリケーション環境に容易に取り入れることができます。Acrobatを拡張または他のアプリケーションに統合するためのアプリケーションプログラムインタフェイス(API)を含む、Acrobat開発キットは今後提供される予定です。Acrobat開発キットには、プラグインモジュールの作成、他製品とAcrobatとの統合、Acrobatの特定機能の強化、Acrobatの制御を行うソフトウェアの例題および技術資料が含まれています。Adobe Acrobat開発キットの提供及びプラグイン開発等のサポート開始(日本国内で対応)は97年の中頃を予定しております。

Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)は、1982年に創設され、米カリフォルニア州サンノゼの本社を拠点に活動を展開しています。アドビは電子メディアによる書類の作成・表示・印刷・伝送などを実現するソフトウェアやコンピュータ技術の研究開発を行っています。自社技術をコンピュータ機器や印刷器材の大手メーカーへライセンス供与するほか、コンピュータで利用可能なフォントやアプリケーションソフトウェアの開発も行い、ヨーロッパと環太平洋地域の拠点からの販売網を通じて世界各地に製品を提供しています。アドビシステムズ株式会社は、1989年に設立されて以来、世界中の製品メーカーとの協力により、日本市場向けポストスクリプト製品の開発に携わると共に、Adobe Illustrator、Adobe Photoshop、Adobe PageMaker、AdobeAcrobat(R)をはじめとする各種アプリケーションや書体の開発、販売、サポートを行っております。

製品に対するお問い合わせ先

株式会社システムソフト Tel:092-752-5264
株式会社ソフトウェア・トゥー Tel:03-5676-2177
株式会社メディアヴィジョン Tel:03-3222-6841
株式会社大塚商会 Tel:03-5280-5615(Windows製品のみ)
マイクロウェアハウスジャパン株式会社 Tel:0462-28-0812(Macintosh製品のみ)
(マイクロウェアハウスジャパン株式会社は、5月6日より電話番号が変わります。Tel:03-3708-8130)

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Adobe、Adobeロゴ、Adobe Dimensions、Adobe Illustrator、Adobe Photoshop、PageMaker、Acrobat、StreamlineおよびPostScriptはAdobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の商標です。Apple、Macintosh、Power Macintoshおよび漢字Talkは米国およびその他の国で登録されているApple Computer, Inc.の商標です。MicrosoftをWindowsは米国Microsofot Corporationの米国およびその他の国における登録商標であり、Windows NTは同社の商標です。その他全てのブランド名および製品名は個々の所有者の登録商標または商標です。

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