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アドビがIBM、NetscapeおよびSun Microsystemsと共同でW3CにWebのグラッフィックスの品質を改善する言語仕様であるPGMLを提案
【1998年4月20日】
Adobe Systems Incorporated(アドビ システムズ 社:米国カリフォルニア州サンノゼ市)は、本日Webのベクター形式グラフィックスの言語仕様であるPGML(Precision Graphics Markup Language)をIBM、NetscapeおよびSun Microsystemsと共同でW3C(World Wide Web Consortiums)に提出したことを発表しました。

PGMLは、Webのベクター形式の言語仕様に対する要望に応えて、アドビが開発した2Dグラフィックス言語です。PGMLを使用することによって、レイアウト、テキスト、イメージ、グラフィックス、およびプリンティングの正確なコントロールと、ダイナミックなイベントやアニメーションを備えたWebページの作成が可能になります。PGMLに関する提案は、W3CのWebサイト(http://www.w3.org/Submission/)で閲覧することができます。

「アドビは、Webに対応したツールの開発と標準技術の普及に注力しています。PGMLの提案は、Webのグラフィックスを簡単かつ高い信頼性に基づいて管理したり対話するために必要な精密な言語仕様のニーズに応えています。」とアドビシステムズ社のCEO、John Warnock(ジョン・ワーノック)は語っています。

Webコンテンツのクリエイターにとっての利点

PGMLは、Adobe Illustrator(R)などの代表的なドローおよびイラストレーションプログラムと完全に互換性があり、品質を劣化させることなく簡単にベクターグラフィックスをWeb上へエクスポートすることを可能にします。PGMLを使用することによって、Webコンテンツのクリエイターは、時間がかかり品質の劣化が起こりかねない手法を使わずに、印刷物を作成する時と同様に高品質なデザインをして、許容されるファイルサイズでWeb上にコンテンツを掲載することができます。

「PGMLによって、CorelDRAWのユーザは、より小さく、スケーラブルなベクターイメージをWebで簡単にパブリッシュすることができるようになります」とCorel Corporation(コーレル社)の社長兼最高経営責任者のDr. Michael Cowpland氏は語っています。「XMLに完全に準拠したPGMLをWeb用のベクター形式グラフィックスの言語仕様として確立するために、W3Cの各メンバーと協力していくことを楽しみにしています」。

「ベクター形式のグラフィックスは、ビットマップフォーマットのGIF、PNG、およびJPEGと比較して多くの優位性をもっています。それは、ベクターがスケーラブルで、ダウンロード時間が短く、プリントした場合も高い品質が得られるからです。Webは、長い間、プラグインやオーサリングツールの独自の仕様に依存しないベクターファイルフォーマットの標準を必要としていました」とベストセラー「Designing Web Graphics」の著者Lynda Weinman氏は語っています。「PGMLでもっとも気に入っていることのひとつが、検索可能なテキストを含めることができることです。今までこんなことが可能なグラフィックスのファイルフォーマットはありませんでした。私は、PGMLに関する現在の提案を支持し、応援します」。

エンドユーザにとっての利点

Webのエンドユーザーに対して、PGMLはプラグインなしで、より速いダウンロード、より優れた対話性、解像度に依存しない印刷、拡大・縮小が可能なグラフィックス、アニメーション、および特殊効果を提供します。その結果、Webサイトのビジュアルはより豊かで魅力的になりWebを介したコミュニケーションの能力が向上します。

開発者にとっての利点

PGMLは、Adobe(R) PostScript(R)言語とAdobe Portable Document Format(PDF) と同じイメージングモデルをベースにしているため、既存のアプリケーションをPGMLオーサリングパッケージにするための変更はほとんど必要ありません。PGMLは、XML(eXtesible Markup Language)に準拠しておりCSS(Cascading Sytle Sheets)、DOM(Document Object Model)、そしてその他のWebの仕様とも互換性があるため、開発者に対して、ハイエンドなグラフィックスのコンテンツをWebに掲載するための完全に統合化された環境を提供します。

「私達はXMLによる「印刷品質」のWebパブリッシングを実現する上で、PGMLがひとつの重要なステップになると考えています。またPGMLはユーザが電子ビジネスの経済性を追求しながらも使用するイラストを高画質に保つことを可能にします。」とIBMのインターネットテクノロジー担当ディレクターであり、著名なエンジニアであるRod Smith氏は語っています。「PGMLのためのリファレンスコードをJavaでインプリメントすることによって、PGMLを共同で提案したパートナー各社は、PGMLがあらゆるプラットフォーム上で利用できるようにします」。

「Sunは、Java Development Kitの次のメージャーリリースであるJava 2D APIでPGMLのイメージングモデルを採用しておりPGMLの提案を歓迎し、支持します」とSun MircosystemsのJavaSoft部門ストラテジックリレーションズ担当ディレクターのDr. Lew Tucker氏は語っています。「この提案は、Sunのオープンスタンダードに対するこだわりを裏付けるものであり、Javaプラットフォームをサポートしているシステムに関して、PGMLのサポートはとてもに容易になります」。

World Wide Web Consortiumsについて

World Wide Web Consortiums(http://www.w3.org/)は、World Wide Web の相互運用能力を強化する共通のプロトコルを開発し、World Wide Web の可能性を最大限に引き出すために1994年に設立されました。同コンソーシアムが提供するサービスには、開発者とユーザのためのWorld Wide Web に関する情報の蓄積、標準の具体化と標準を促進するためのサンプルコードの充足、また新しいテクノロジーを解釈するためのプロトタイプとサンプルアプリケーションの検証等を行っています。現在250を超える組織が同コンソーシアムのメンバーになっています。

Adobe Systems Incorporated(アドビ システムズ社)は、1982年に創設され、米カリフォルニア州サンノゼの本社を拠点に活動を展開しています。アドビは電子メディアによる書類の作成・表示・印刷・伝送などを実現するソフトウェアやコンピュータ技術の研究開発を行っています。自社技術をコンピュータ機器や印刷機材の大手メーカーへライセンス供与するほか、コンピュータで利用可能なフォントやアプリケーション ソフトウェアの開発も行い、ヨーロッパと環太平洋地域の拠点からの販売網を通じて世界各地に製品を提供しています。アドビ システムズ 株式会社は、1989年に設立されて以来、世界中の製品メーカーとの協力により、日本市場向けポストスクリプト製品の開発に携わると共に、Adobe Illustrator 、Adobe Photoshop(R) 、Adobe(R) PageMaker(R) 、Adobe Acrobat(R)をはじめとする各種アプリケーションや書体の開発、販売、サポートを行っております。

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