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アドビ システムズ 株式会社が
Adobe.co.jpサイトで「千と千尋の神隠し」の事例を紹介

スタジオジブリが「Adobe Photoshop」「Adobe After Effects」を活用

【2001年9月3日】

アドビ システムズ 株式会社(本社:東京都品川区 代表取締役社長:堀 昭一)は現在公開中の宮崎 駿 原作・脚本・監督の新作映画「千と千尋の神隠し」の数多くのシーンで、同社の画像編集ソフトウェア「Adobe® Photoshop®(アドビ フォトショップ)」およびモーショングラフィックス・ビジュアルエフェクト ソフトウェア「Adobe After Effects® (アドビ アフターエフェクツ)」が使用された事例を自社のWebサイトwww.adobe.co.jpに掲載しました。

スタジオジブリは、高畑 勲、宮崎 駿を中心として設立されたアニメーション制作スタジオで、1997年にヒットした映画「もののけ姫」のころから、デジタルによる制作システムの導入を始め、「千と千尋の神隠し」では、完全にフルデジタルによる制作工程を採用しています。

スタジオジブリでは、例えばキャラクターの着彩の基準画像となる背景には、デジタル撮影班がコンピュータ制御のデジタルカメラで撮影したデータを用いていますが、撮影時に生じたゴミやCCD画素抜けなどをPhotoshopで修正しています。

「レタッチ作業というのは、美術の方が描いた絵に、僕らが手を入れるということになりますから、それだけ慎重に取り組まねばならない作業。だからレイヤーとか、マルチプルアンドゥが可能なヒストリーパレットのような機能がないと安心して作業できない」とスタジオジブリ デジタル作画班の泉津井 勝一氏は述べています。

また、背景を制作する一方で、CG部門によるキャラクター載せや3Dの背景の制作が行われます。2Dの絵と、3Dのオブジェクトを組み合わせた場合に、観客に違和感を感じさせないためにジブリが多用している技法が、パースマッピングです。このマッピングに必要な画像の調整は、すべてPhotoshopで行われています。また、幻想的なシーンの雰囲気を出すために、After Effectsによる合成も活用されました。

スタジオジブリ デジタル作画班の泉津井 勝一氏は、「作業の際は、10,000ピクセルくらいになる画像も扱います。そこまで大きな画像を高速処理できるのはPhotoshopくらい。そして、16bitに対応しているのはやはり大きいです。After Effectsもバージョン5になり、素材の切り出しや合成などが16bit のままできるようになり、アニメ業界でもかなり導入されるようになりました」と述べています。

Adobe Photoshopは背景画像のレタッチ、パースマッピング時のハイライト/シャドウ調整(マスク機能)といった形でこの映画のほぼすべての画像のレタッチに使われています。また、汚れた川の主で「オクサレサマ」という泥にまみれた神様が入浴するシーンでは、モーフィングの途中画像の作成にもPhotoshopが使われました。基本となる湯船の絵をPhotoshopでレタッチしながらレイヤーを重ねて3枚の絵から合計9枚の画像を作成しています。

Adobe After Effectを使って制作されたのは、千尋が花畑の中を進むシーンです。After Effectsのモーションブラーなど、様々なエフェクトが適用され、不思議な印象を与える場面の作成に活用されています。

より詳細な情報は以下のURLをご覧下さい
http://www.adobe.co.jp/digitalimag/features/ghibli/

Adobe.co.jpサイトでは、今後も映画に留まらず、様々な媒体コンテンツの事例を紹介していく予定です。


アドビ システムズ社について
アドビ システムズ社は、1982年に創立された、米国カリフォルニア州サンノゼに本社をおくソフトウェア会社です。これまで、Web、印刷、Network Publishingで定評のある様々なソフトウェアソリューションを提供し、多くの業界賞を受賞してきました。その優れたグラフィックデザイン、イメージング、映像動画、そしてオーサリングのためのツールは、豊かな視覚効果にあふれ、信頼度の高いコンテンツの制作、管理、配信を可能にします。アドビ システムズ社は米国を本拠とするパーソナルコンピュータ用ソフトウェア会社中売上第2位で、2000年の年商は12億ドルを超えています。アドビ システムズ 株式会社はその日本法人です。詳細な情報は、Webサイト www.adobe.co.jpでご覧いただけます。