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アドビ システムズ社が
プラグイン「SING外字技術プレビュー」により
Adobe InDesign CS 日本語版の外字対応機能を拡張

主要フォントベンダーおよびIMEベンダー各社が
新しい外字アーキテクチャ「SING」対応製品を順次発売開始
入力から出力までシームレスなパブリッシングソリューションの実現に注力

【2004年4月8日】

アドビ システムズ 株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:石井 幹、以下アドビ)は本日、プロフェッショナル向けレイアウトデザインソフトウェア「Adobe® InDesign® CS 日本語版」において外字を自由に取り扱うことのできるInDesign CS 日本語版用プラグイン「Adobe InDesign CS 日本語版 SING外字技術プレビュー」の提供を同社のWEBサイトで開始すると発表しました。また、主要フォントベンダーおよびIMEベンダー各社が、そのプラグインの技術基盤である外字アーキテクチャ「SING(シング)」に対応した製品を今後開発していく予定であることを表明しました。「SING外字技術プレビュー」プラグインは、Windows®版とMacintosh®版が提供され、本日からアドビ システムズ 株式会社Webサイト(http://www.adobe.co.jp/support/downloads/main.html)より無料でダウンロード可能です。なお、このプラグインはAdobe InDesign CS 日本語版のみの対応となります。

これまで、標準的な文字セットに含まれない外字は、特別の扱いを必要とし、入力、校正、組版および最終出力までの工程に影響を及ぼしかねず、非効率をまねく要因の一つでした。アドビが開発した外字アーキテクチャ「SING」は、外字に特別な文字コードを割り当てる従来の方法とは異なり、必要な外字の文字の形状表現と付属情報(メタデータ)そのものを文書に埋め込む方法によって、外字の使い勝手を改善するための技術です。「SING外字技術プレビュー」プラグインを使用すれば、外字アーキテクチャ「SING」対応製品およびOpenTypeフォントと組み合わせて、従来よりも一貫性のあるシームレスなパブリッシング環境を構築することができます。

また、本日「SING外字技術プレビュー」プラグインの提供にあわせて、以下の4社が「SING」対応製品の開発を表明しました。
株式会社イワタ 今後開発予定。製品名、時期は未定
株式会社エルゴソフト 今後開発予定。製品名、時期は未定
株式会社フォントワークスジャパン 外字マスターNEO (2004年第3四半期発売予定)
OpenType全フォントの各種外字セット(順次対応予定)
株式会社モリサワ 今後開発予定。製品名、時期は未定

株式会社イワタ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:水野 弘一郎)代表取締役社長 水野 弘一郎氏は以下のように述べています。
「株式会社イワタはフォントの発売当時より、印刷業界の標準であるビブロス外字セットを標準搭載し、外字問題のソリューションに長年取り組んできました。近年、オープンタイプフォント・Unicode等、印刷業界を取り巻く環境が大きく変貌し、現在の技術では外字の問題を解決できない状況になってきました。今回、アドビ システムズ社により発表された『SING』は、今後の外字問題に対するインフラストラクチャー技術になると確信しています。イワタでも『SING対応外字セット』『SING外字作成ツール』『InDesign組版PluginとSINGフォント』等の開発、販売を順次進めてまいります。」

株式会社エルゴソフト(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長 小松 清志)取締役マーケティング部長 岩田 勇氏は次のように述べています。
「2003年3月発売のMac® OS X版日本語ワープロソフト『EGWORD13』ならびに日本語入力ソフト『EGBRIDGE14』において、Mac OS XでのDTP環境を積極的に支援してまいりました。EGWORDでは、Mac OS X標準搭載のヒラギノフォント(Adobe J 1-5準拠)の20,000字すべてを用いたテキスト原稿の入力を可能にしたり、その入力した原稿をそのまま『Adobe InDesign』に取り込むことができるように、『Adobe InDesignタグ付きテキスト形式』での書き出しに対応したりと、テキスト原稿入力の利便性を向上させて参りました。さらに、メールを活用したテキスト原稿入力のワークフローを提案するなど、Mac OS XでのDTP環境の推進に取り組んでまいりました。今回発表された『SING』により、Mac OS X標準搭載のヒラギノフォントの20,000字でさえも解決し得なかった外字の問題を解消していくものと期待しております。弊社では今後の製品開発において、『SING』をサポートしていくことを予定しており、Mac OS XでのDTPのテキスト原稿の入力環境において、さらなるソリューションを提供して参りたいと考えております。」

株式会社フォントワークスジャパン(本社:福岡県福岡市、代表取締役 松雪 文一)代表取締役 松雪 文一氏は以下のように述べています。
「フォントワークスは1995年発売のフォントに『フォントワークス外字』を標準で搭載して以来、『外字マスター』『外字マスター NEO』と、日本語フォントの外字問題について長年の間取り組んでまいりました。そして今回、アドビシステムズ社より発表された『SING』が、これからの外字問題解決の新しい基礎技術になると確信しています。アドビシステムズ社の『Adobe InDesign CS 日本語版』や『Adobe Illustrator® CS 日本語版』などのアプリケーションと、フォントワークスの『外字マスターNEO』や『SING対応外字セット』を組み合わせることで、印刷・デザインの現場から一つの大きな問題が解消されるのではないかと考えています。」

株式会社モリサワ(本社:大阪府大阪市、代表取締役会長兼社長 森澤 嘉昭)代表取締役会長兼社長 森澤 嘉昭氏は以下のように述べています。
「モリサワは1986年にアドビ システムズ社とパートナーシップを結び、日本語ポストスクリプトフォントを開発・販売してまいりました。両社は、DTP市場で多くの文字が利用できる環境を構築するため、搭載文字種の拡張に取り組み、Adobe-Japan 1-4が完成いたしました。さらに、日本の印刷市場において、膨大な量の外字をどのようにオープン環境で利用できるようにするかを話し合ってまいりました。この度、発表されたSING技術は、両社が目指した環境を実現できる技術であり、ユーザの皆様にとっての外字利用の問題を解決できる大きな一歩になると感じております。弊社は今後、従来製品とともに、SING技術を取り入れた製品を展開してまいります。」

アドビ システムズは、新世代デザインプラットフォームであるAdobe Creative Suiteにより、クリエイティブワークの生産性と創造性を向上するプラットフォームを提供するとともに、新たなユーザサポートプログラムの開始、および情報ポータルサイトの開設、さらには業界各社との協力関係の強化により、クリエイティブプロフェッショナルを取り巻く日本語パブリッシング環境をトータルにサポートしていきます。

Adobe InDesign CS 日本語版 SING外字技術プレビューの詳細につきましては以下のURLをご参照ください。
http://www.adobe.co.jp/products/indesign/sing_gaiji.html

アドビ システムズについて
アドビ システムズ社は、人々のそして企業間のコミュニケーションをより豊かにするために、業界をリードするデジタルイメージング、デザインならびにドキュメント技術のプラットフォームを、一般ユーザ、法人ユーザおよびクリエイティブプロフェッショナル向けに提供しています。アドビ システムズ社の2003年度の売上は10億米ドル超でした。アドビ システムズ 株式会社はその日本法人です。詳細な情報は、Webサイトhttp://www.adobe.co.jp/でご覧いただけます。