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アドビ システムズとIPTCが
報道機関向けメタデータ標準規格推進に関して協力

オープンソースのAdobe XMPがフォトグラファーおよびメディア関係者に向け
メタデータの柔軟性と使い勝手を向上

【2004年6月23日】

米国カリフォルニア州サンノゼ発(2004年6月21日)(NASDAQ:ADBE)Adobe Systems Incorporated(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ 以下アドビ システムズ社)は本日、オープンスタンダードのAdobe® XMP(Extensible Metadata Platform)を通じてIPTC メタデータの機能を拡張することを目指して、IPTC(International Press Telecommunications Council、国際新聞電気通信評議会)と協力することを発表しました。W3C(World Wide Web Consortium)標準に基づいたXMPは、XMLで記述される仕様で、メタデータ(ファイル内容を示す情報)の取り込みおよび管理のための標準化されたフレームワークを提供します。

世界中のフォトグラファーや通信社は、IPTC メタデータスキーマを使って、キャプション、クレジット、場所、時刻、日付などの詳細情報を写真やスキャンした画像内に埋め込んでいます。これは、コンテンツ管理システムで読み取ることができ、事実上すべての新聞社が利用できる情報です。新聞社は、この情報を使って、記事とともに掲載する写真を検討し選び出すことができます。また、アドビ システムズ社とIPTCは、カスタマイズ可能なメタデータユーザインタフェイスを通じて、Adobe Photoshop® CSを含むAdobe Creative Suite製品からアクセスできるようにする開発計画についても発表しました。これは、データを取り込む工程を効率化するとともに、ニュース配信および関連ワークフローにおいて、ファイルを利用する際に関連のIPTC メタデータが保存されることを目的としています。

IPTC のマネージングディレクタ Michael Steidl氏は、「XMPはIPTC メタデータの価値をさらに大きくします。そして、IPTC標準に則して行なわれている報道業界のシームレスなワークフローの構築に向けた重要なステップになります。アドビ製品は世界の報道カメラマンの間で広く利用されており、重要なデータがスムーズに世界中のニュース編集局へ送り届けられることを可能とするでしょう」と述べています。

Adobe XMPを組み込むことで、画像の内容を示す情報の範囲を広げるだけでなく、IPTC メタデータは従来の活用範囲を超えることができます。たとえば、写真に使用権、制限や譲渡などの詳細情報を示すタグを付加して、編集システムとフォトグラファーが撮影した作品を直接リンクすることができます。公式に公開されたXMPの仕様は、Adobe PDF(Portable Document Format)および画像ファイルフォーマットにも適用され、デジタル資産のアーカイブ化と検索を容易にします。アドビ システムズ社とIPTCの協業の1つとして、ユーザに向けてXMPの拡張性を利用したIPTC推進のための戦略を練る作業グループの設立を予定しています。この作業グループの成果については、2004年の10月6日から8日にアムステルダムで開催される次回のIPTCミーティングで論じられる予定です。

アドビ システムズ社クリエイティブプロフェッショナル プロダクトマネージメント シニアディレクタ マークヒルトン(Mark Hilton)は、「メタデータは、制作ワークフローにおいてきわめて重要な役割を果たします。Adobe XMPは、Adobe Creative Suiteプラットフォームとそれを構成する各アプリケーション内で、デジタルメディアのメタデータをタグとして付加し、それを管理するための効率的な手段を提供します。XMPにより、IPTC メタデータを異なるファイルフォーマットやパブリッシングシステムで保存できるので、様々なメディアリソースへのアクセスが可能になります」と述べています。

また、MerlinOne Inc. 社長兼CEO David Tenenbaum氏は次のように述べています。「米国最大の発行部数を持つ新聞社をはじめとする当社の顧客に、著作権管理を含む高度なメタデータ機能が受け入れられるには、現在のIPTC ストラクチャを拡張するXMPの機能が不可欠でしょう。メタデータを利用して、ユーザが写真等の視覚的素材によりアクセスしやすいようにするアドビの技術は、過去10年間で最も意義のある前進と言えます。」

自社製品のXMP対応に必要な、ソフトウェア開発者とシステムインテグレータ向けの無料のXMPソフトウェア開発キット(SDK)は、アドビ システムズ社のオープンソースライセンスのもとで利用することができます。SDKおよびXMPに関する追加情報は、http://www.adobe.com/xmpをご参照ください。

アドビ システムズ社について
アドビ システムズ社は、人々のそして企業間のコミュニケーションをより豊かにするために、業界をリードするデジタルイメージング、デザインならびにドキュメント技術のプラットフォームを、一般ユーザ、クリエイティブプロフェッショナルおよび法人ユーザ向けに提供しています。アドビ システムズ社の2003年度の売上は12億米ドル超でした。アドビ システムズ 株式会社はその日本法人です。詳細な情報は、Webサイトhttp://www.adobe.co.jp/でご覧いただけます。