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アドビ システムズ社、
Flex 3のパブリックベータ版を公開


より迅速なRIA開発を実現する新機能を搭載するとともに
オープンソース化に向けた本格的な活動を開始


【2007年6月12日】


米国カリフォルニア州サンノゼ発(2007年6月11日)Adobe Systems Incorporated(NASDAQ:ADBE、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ システムズ社)は本日、リッチインターネットアプリケーション(RIA)構築のための、クロスプラットフォームに対応した無償のオープンソースによるフレームワークAdobe® Flex™ 3のパブリックベータ版を公開しました。Adobe Flex 3には、新しいユーザインターフェイス機能が加わったほか、デベロッパーの生産性の向上や、Flexアプリケーションのデスクトップへの展開、およびエンタープライズにおけるテストや性能を最大化させるツール群が強化されています。また、Adobe Flex 3パブリックベータ版は、Flexのオープンソース化プロジェクトの最初の成果でもあり、Adobe Flex 3パブリックベータ版は日々更新され、バグ情報のデータベースも同時に公開されます。

デベロッパーはAdobe Flex 3を活用することにより、コードネームで“Apollo”と呼ばれていたAdobe® Integrated Runtime (AIR)を使用してRIAの機能をブラウザからデスクトップへと拡大することができます(本日発表の別リリースをご覧ください)。新しいAdobe Flex Builder™ 3とAdobe AIR™を活用すれば、ブラウザとデスクトップの両方で実行可能な、より魅力的で優れたパフォーマンスを実現するアプリケーションの開発が可能になります。

アドビ システムズ社のシニア バイスプレジデント兼チーフ ソフトウェア アーキテクトのケビン リンチ(Kevin Lynch)は、「WebではRIA革命が進行しており、Flexは最も表現力豊かで最も迅速な開発を可能とするフレームワークとしてその最先端にあります。アプリケーションをデスクトップにも展開し、またFlexのコードをオープンソースで利用できるようになったことにより、Flexデベロッパーにとってまさに最高の開発環境が手に入る時代となりました」と述べています。

Adobe Flex 3によってデベロッパーは、Flexコンパイラ、コンポーネント、およびアプリケーションフレームワークのソースコードを無償でダウンロード、拡張し、また開発したコードの提供が可能になります。Adobe Flex 3のスクリプト言語は、JavaScriptの標準規格であるECMAScript 4の最先端の実装であり、最近Mozilla 財団に提供されたオープンソースのActionScript virtual Machine (tamarinプロジェクト)を使用してAdobe Flash® Player上で実行されます。また、Adobe Flex 3パブリックベータ版とともに、詳細な仕様を含むFlex 3のロードマップ、日々更新されるビルド、そしてデベロッパーが問題点を記録、追跡、および機能リクエストを行うことができる公開バグデータベースを提供するプロジェクトを開始します。

Adobe Flex 3には、アドビ システムズ社のデザインツールであるAdobe Creative Suite® 3(CS3)を使って制作したコンテンツ資産を、直接Flexに読み込むことを可能にしたCS3との強力な統合など、デザイナーとデベロッパーのワークフローを改善する大きな変更が加えられました。また、視覚的なスキニングとスタイリングのサポート、CSSの言語インテリジェンスに対する完全なサポート、デベロッパーが複雑なアプリケーション設計やレイアウト編集を可能にするFlex Builder 3 デザインビューが提供されます。

開発環境に関して、Adobe Flex 3にはデベロッパーの生産性を強化するさまざまなコードの改良が施されています。例えば、Adobe Flex Builder 3はリファクタリングに対応し、デベロッパーはプロジェクト内で大きな変更を迅速に、かつ一貫して実行することが可能になりました。また、Adobe Flex 3に実装されたメモリとパフォーマンスのプロファイリングにより、ブラウザ内またはAdobe AIR上で実行されるアプリケーションの内部動作を検証することができます。さらに、クラスのアウトライン表示とコード検索機能を使えば、大規模な開発プロジェクトであっても変数やメソッド、プロパティを簡単に検索することが可能です。

Scrapblog社の共同創設者兼CEOであるカルロス ガルシア(Carlos Garcia)氏は、「魅力的なアプリケーションを提供、展開するにあたって、当社は常に生産性を高める方法を模索しています。Adobe Flex 3に、当社が日常的に使用するCreative Suite 3製品とのスムーズな連携をはじめとする、新たなデザイン機能やインタラクティブ機能が加わることで、表現力豊かなRIAをいち早く市場に投入することができます。そして、Adobe AIRによって、アプリケーションの適用範囲をデスクトップにまで拡大できるようになったため、将来的なRIAの開発にAdobe Flex 3以外の技術を使うことは考えられません」と述べています。

アドビ システムズ社は、デベロッパーが開発したFlexおよびAdobe AIRアプリケーションを公開できる場として、「Adobe AIR Developer Derby」を開催します。アドビ システムズ社は、FlexとHTML両方のアプリケーションのカテゴリーを含め、5つのカテゴリーで賞を設けるとともに、最も画期的なアプリケーションには最優秀作品賞も用意しています。受賞者は、2007年9月30日から10月2日までシカゴで開催されるAdobe MAXカンファレンスで発表され、受賞作品はアドビ システムズ社のWebサイトでも公開されます。Adobe AIR Developer Derbyの詳細については http://www.adobe.com/go/airderby をご覧ください。

Adobe Flex Builder 3とAdobe Flex 3 SDKのパブリックベータ版は、Adobe Labs( http://labs.adobe.com/technologies/flex )から無償でダウンロードできます。このパブリックベータは英語版で、Windows®とMacintosh®の両方のバージョンが用意されています。アドビ システムズ社はAdobe Flex SDKの日々更新されるビルドと、日本語のユーザインターフェイスを備えたバグデータベースを http://labs.adobe.com/technologies/flex/opensource で公開します。Mozilla Public Licenseに基づいたオープンソース版Flexは、2007年後半を予定しているAdobe Flex 3の製品版提供時期に提供される予定です。また、Flex Builder 3の価格は製品版提供開始時期に発表される予定です。Adobe Flexについての詳細は http://www.adobe.com/jp/flex をご覧ください。

アドビ システムズ社について
アドビ システムズ社は、時間や場所、利用するメディアや機器を問わず、あらゆるユーザのアイデアや情報との関わり方に変革をもたらしています。アドビ システムズ 株式会社はその日本法人です。同社に関する詳細な情報は、Web サイト http://www.adobe.com/jp に掲載されています。