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アドビ システムズ社、エンタープライズ向けRIA技術のオープンソース化を発表

BlazeDSにより、リアルタイム、データ駆動型アプリケーションの効率的な開発が可能に

Adobe AIR、Adobe Flex Builder 3、およびAdobe Flex 3の新しいパブリックベータ版の提供を開始


【2007年12月13日】


米国カリフォルニア州サンノゼ発(2007年12月13日)Adobe Systems Incorporated(NASDAQ:ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ システムズ社)は本日、Flash®テクノロジーにおけるリモーティングとメッセージングに関連した技術のソースコードを、BlazeDSと呼ばれる新たなオープンソース製品としてリリースする計画を発表しました。これにより通常のバックエンドデータとの接続だけでなく、リアルタイムでのプッシュデータをAdobe Flex™やAdobe® AIR™アプリケーションで利用することが簡単になり、よりレスポンスが早いリッチインターネット アプリケーション(RIA)が実現します。BlazeDSに含まれる技術は、これまでAdobe® LiveCycle™ Data Services ESの一部としてのみ提供されてきましたが、このたびLesser General Public License(LGPL v3)に基づくオープンソースとして Action Message Format(AMF)の規格とともに公開されることになりました。BlazeDSは、本日よりパブリックベータとしてAdobe Labs(http://labs.adobe.com/)から提供が開始されました。

BlazeDSを使用することによって、デベロッパーはRIAとバックエンドデータとの接続性を強化し、リアルタイムのコラボレーションやデータプッシュ機能を通じて、よりよい意思決定を支援するダッシュボードアプリケーションや、ガイド付きのセルフサービス、ライブヘルプ、パフォーマンス監視、インシデント追跡など、より魅力的なユーザ体験を実現するアプリケーションを提供できるようになります。これらに加え、JavaやColdFusion®コンポーネントを含む既存のサーバ アプリケーションに対し、リッチ クライアントを効率的に関連付けることも可能となります。

アドビ システムズ社では、エンタープライズ向けのサポートをさらに改善するため、BlazeDSの認定ビルドを利用し、製品としてのソフトウェア保証、アドビのエンタープライズサポート部門へのアクセス等のデベロッパーサポートを購入ベースで得ることができる「Adobe LiveCycle Data Services Community Edition」を提供します。この製品の商用バージョンであるLiveCycle Data Services ESには、大量のメッセージングに対応可能な拡張性、クライアントとサーバ間の高度なデータの同期、コンフリクトの検出と解決、Adobe AIRアプリケーションを対象としたオフラインのデータ管理サービス、およびRIAからのPDF生成機能を必要とする高度な顧客管理アプリケーションを構築するためのエンタープライズ クラスの機能が含まれています。

アドビ システムズ社のビジネスプロダクティビティビジネスユニットのシニア バイスプレジデントであるデビッド メンデルス(David Mendels)は、「BlazeDSをFlexおよびAdobe AIRと組み合わせることにより、デベロッパーは、すべての主要ブラウザとオペレーティングシステム上にリッチかつダイナミックで、ブランド力のあるコンテンツやアプリケーションを提供する、革新的でレスポンスの早いRIAを構築する時間を大幅に短縮することができます。AMF規格を含むこれらの技術をオープンソース化することによって非Javaのバックエンドにもこれらの技術を使用できるようになり、この重要なRIA機能セットの急速な進化が促進されます」と述べています。

AMFPHPのウェイド アーノルド(Wade Arnold)氏は、「Adobe FlashおよびFlexアプリケーションにリモーティングおよびメッセージング機能を提供するオープンソース プロジェクトは存在しますが、これらの技術とAMFプロトコル規格のオープンソース化は、複数のプラットフォームを越えて実装を標準化するうえでの大きな進歩を意味します。アドビ システムズ社との協力を通じて共通のプログラミング モデルの構築が実現し、RIAのデベロッパーは互換性と一貫性を保ちながら自らのアプリケーションを複数のサーバ技術に展開することが可能になります。アドビ システムズ社との共同作業を進め、LAMPアプリケーション内においてAMFプロトコルをさらに活用できることをAMFPHPプロジェクトとして非常に喜ばしく思っています」と述べています。

今回の発表は、アドビ システムズ社によるオープンソース技術に向けた取り組みと、活発なデベロッパー コミュニティに対する支援をさらに発展させたものです。2007年4月に発表されたオープンソースのAdobe Flexと同様、BlazeDSのソースコード、ビルド、およびライセンス供与に関しては、アドビ システムズ社がコミュニティによる検証とコメントのための規格の公表を含めた、オープンな計画プロセスとともに推進役を務めます。初期段階におけるBlazeDS技術は、公開バグデータベースを通じて行い、この公開バグデータベースには、機能に対するリクエストとコミュニティが投票を行うためのシステムも含まれます。長期的には外部の関係者が「コミッター」となり、ソースツリーに対してコードを提供できるようになる予定です。

BlazeDSとAMFバイナリデータ プロトコル規格は、インターネットに接続されたデスクトップの98%以上にインストールされているAdobe Flash® Playerによってサポートされ、Adobe Labsからダウンロードが可能です。アドビ システムズ社では、信頼できる認定済みのビルド、パッチ、保証、およびエンタープライズ サポートの利用を含む、Adobe LiveCycle Data Services, Community Editionへの年間加入サービスを提供します。年間費用は2008年早々に予定されているLGPL v3に基づいたBlazeDSの正式版リリースの際に発表される予定です。詳細についてはhttp://labs.adobe.com/technologies/blazeds/ をご覧ください。この製品の商用バージョンであるLiveCycle Data Services ESの詳細は、http://www.adobe.com/jp/products/livecycle/dataservices/をご覧ください。

また本日より、Adobe AIR、Adobe Flex Builder 3、およびAdobe Flex 3の新しいパブリックベータ版の提供が開始されました。これらのパブリックベータ版はAdobe Labsから無償でダウンロードが可能です。

■ アドビ システムズについて
アドビ システムズ社は、時間や場所、利用するメディアや機器を問わず、あらゆるユーザのアイデアや情報との関わり方に変革をもたらしています。アドビ システムズ 株式会社はその日本法人です。同社に関する詳細な情報は、Webサイトhttp://www.adobe.com/jp に掲載されています。