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アドビ システムズ社、Adobe AIR正式版およびAdobe Flex 3の提供を開始

新たなリッチインターネットアプリケーションの
プラットフォームにより、Web技術の革新を推進

【2008年2月26日】

米国カリフォルニア州サンノゼ発(2008年2月25日)Adobe Systems Incorporated(NASDAQ:ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ システムズ社)は本日、Adobe® AIR® (Adobe Integrated Runtime)の正式版、およびAdobe Flex 3の提供を開始することで、RIA向けの技術プラットフォームを強化すると発表しました。Adobe AIRは、2007年1月以来、パブリックベータ版として提供されていたリッチインターネットアプリケーション(RIA)の実行環境です。Adobe Flexは、Adobe AIRならびにAdobe Flash® Player向けのリッチインターネットアプリケーション構築のための統合開発環境です。

デザイナーやデベロッパーはアドビのRIA技術を使用することで、ブランドイメージに合わせた表現力豊かなコンテンツやアプリケーションを短期間で開発し展開することが可能になります。Adobe AIRの提供により、Webが持つリアルタイムかつダイナミックな能力と、デスクトップが持つ処理能力やデータ機能とが結びつき、アドビ システムズ社による革新的なRIAが実現します。Webをプラットフォームとして活用する企業は、アドビ システムズ社が提供する最新のRIA技術によって、より魅力的なアプリケーションを構築、展開し、ブラウザやデスクトップ、OSの違いに左右されることのない広範なサービスの提供が可能になります。

アドビ システムズ社のCTO(最高技術責任者)であるケビン リンチ(Kevin Lynch)は、「デスクトップパブリッシングに始まり、マルチメディアやWebにいたるまで、アドビ システムズ社はこの25年間、お客様に常に革新的な技術をもたらしてきました。現在は、インタラクティブで表現力豊かなアプリケーションの開発を実現することで、次世代のデジタル体験を牽引しています。アドビ システムズ社のみならず、ソフトウェアの革新や、Web体験の向上を図っているデザイナーやデベロッパーにとって最高の時代が訪れました」と述べています。

業界先進企業がアドビ システムズ社のRIA技術の支持を表明
アドビ システムズ社のRIA技術は、エンターテイメント、金融、メディア、小売、ソーシャルネットワークサイトなどの、各業界の先進企業に支持されています。シャープ株式会社、アスクル株式会社、楽天株式会社、SAPジャパン株式会社、ドイツ銀行、The New York Times 社などの企業は、アドビ システムズ社のRIA向け技術プラットフォームを採用することで、顧客との魅力的かつ効果的なコミュニケーションを実現しています(本日配信の別リリースをご覧ください)。

IDC社のプログラム ディレクターであるアル ヒルワ(Al Hilwa)氏は、「アドビ システムズ社は、よりインタラクティブで表現力豊かなWebサイトとアプリケーションを実現するため、Web体験の向上と基礎的な技術の提供に取り組んでいます。アドビ システムズ社のRIA向け技術プラットフォームは、今日の企業が抱える大きなニーズに最適なソリューションです。RIAの費用対効果(ROI)には疑う余地がありません。eコマースのアプリケーションなどでは、製品をより魅力的に視覚化できるため、顧客に購入製品のより深い内容を理解させることができます。これにより、購買プロセスを途中で止めてしまうユーザが減少し、クロスセルとアップセルの視覚化により、平均発注金額が増加します」と述べています。

アドビ システムズ社では、Adobe Media Playerや、Buzzwordなど、Adobe Flexによって開発され、Adobe AIRで展開される最新のアプリケーションも提供しています。ベータ版が提供されているAdobe Media Playerは、TVとインターネットを融合させることで、好みの番組を時間と場所を気にすることなく視聴が可能になります。Buzzwordは、コラボレーション機能を搭載した、革新的なオンラインワードプロセッサです。

アドビ システムズ社のRIA向け技術プラットフォーム
Adobe AIR、Adobe Flex、Adobe Flash Playerは、アドビ システムズ社のRIA向け技術プラットフォームの基礎となります。アドビ システムズ社のRIA技術には、ツール、フレームワーク、サーバ、ランタイム(実行環境)が含まれており、これらをシームレスに連携させることで、魅力的な体験が生み出され、広範なサービスの提供が可能になります。Adobe Developer Connection( http://www.adobe.com/devnet/ (英語版) http://www.adobe.com/jp/devnet/ (日本語版))では、スキルの向上に役立つさまざまな情報が用意されているため、デベロッパーは、ブラウザやデスクトップ向けのRIAの開発を即座に開始することができます。

Adobe AIRによって、デベロッパーはHTML、Ajax、PDF、Adobe Flash、Adobe Flex などのすでに習得しているWeb技術を活用することで、デスクトップ向けRIAの開発ができます。Adobe AIRで展開することで、迅速な開発期間や優れた使い勝手、場所にとらわれることのないアクセスなど、ブラウザベースのRIAの利点をデスクトップアプリケーションにも適用させることができます。さらに、ローカルファイルへのアクセスや、他のデスクトップアプリケーションとの連携、データのデスクトップへの保存など、デスクトップアプリケーションの利便性を維持することが可能です。

Flexのフレームワークは、インタラクティブで表現力豊かなRIAを構築するための、オープンソース化された無償のフレームワークです。Eclipseベースの開発ツールであるAdobe Flex Builder 3は、Flexアプリケーションの開発期間を短縮できるほか、Adobe AIRによってRIAを展開するためのさまざまな新機能を搭載しています。Adobe Flex Builder 3は、Adobe Creative Suite® 3と連携することで、デザイナーやデベロッパーは、より簡単かつ効率的な協業が可能になります。また、メモリプロファイラとパフォーマンスプロファイラ、自動化された機能評価の総合的なサポートなど、最新の強力な評価ツールによって開発期間を短縮し、より効果的なRIAが実現できます。

Adobe Flash Playerは、インターネットに接続された98%以上のPCと、数億台の携帯端末やセットトップ機器にインストールされており、驚異的なクリエイティブ機能、魅力的なユーザ体験や圧倒的なAV再生能力、そして全世界への幅広いコンテンツの配信を実現します。

Webkit HTMLエンジン、Tamarin ActionScript Virtual Machine、SQLiteのローカルデータベース機能など、Adobe AIRの主要な機能はオープンソース化されています。アドビ システムズ社では、オープンソース化された無償のFlexフレームワークや高速のデータ接続を実現するオープンソースのBlaze DSの提供、さらにSQLite Consortiumへの積極的な参加など、オープンソースコミュニティに対する数多くの貢献を行っています。オープンソースに向けたアドビ システムズ社の取り組みの詳細は、 http://opensource.adobe.com をご覧ください。

さらに、Flex Builder 3では、サードパーティー製品による機能拡張も図られています。ILOG社より提供されるILOG Elixir 1.0は、Adobe Flex Builder 3で使用可能なデータ可視化ツールです。2D・3Dチャートをはじめ、レーダーチャート、スケジュール表示、ダッシュボード用コンポーネントなど、最新RIAに欠かせないグラフィカルな表示機能を提供します。アドビ システムズ社では、サードパーティーとの協力でFlexフレームワークを拡張していきます。

価格および入手方法
Adobe AIRとAdobe AIR SDKは、Windows® OSとMacintosh® OS向けに、本日より英語版の無償ダウンロード提供を開始します。Linuxおよび日本語版を含む他言語に対応したバージョンは、本年中旬の提供開始を予定しています。詳細については、 http://www.adobe.com/jp/products/air/ をご覧ください。

Adobe Flex 3製品ファミリーは、Windows OSとMacintosh OS向けに英語版と日本語版が提供されています。オープンソースのFlex 3 SDKとAdobe Flex Builder 3 for Linuxのベータ版は、Adobe Labs(http://labs.adobe.com)より無償でダウンロードが可能です。Adobe Flex Builder 3は、スタンドアロン製品またはEclipseプラグインとして提供されており、価格はStandard版が31,500円、Professional版が89,250円(アドビストア価格、税込み)です。必要システム構成や対応プラットフォームについての詳細は、http://www.adobe.com/jp/products/flex/ をご覧ください。

日本における教育機関、学生向けにFlex Builderの無償提供を開始
オープンソースへの取り組みや、デザイナー・デベロッパーワークフローの実現にともない、ますます拡大するFlexデベロッパーへのニーズに対応し、Flexフレームワークの学習機会の増大を目指し、Flexアカデミー(http://www.ila.or.jp/flex/)参加校、およびCLP保有の教育機関様を通じて、教育設備、および教員、生徒の皆様へのFlex Builder 3の無償提供を開始します。こちらの受付方法などについては、アドビが運営する高等教育機関教員向けコミュニティ「Education Vanguard」(http://www.adobe.com/jp/education/hed/vanguards/)を通じて提供されます。

■ アドビ システムズについて
アドビ システムズ社は、時間や場所、利用するメディアや機器を問わず、あらゆるユーザのアイデアや情報との関わり方に変革をもたらしています。アドビ システムズ 株式会社はその日本法人です。同社に関する詳細な情報は、Webサイトhttp://www.adobe.com/jp に掲載されています。