パステルレッドはピンクじゃない

赤を明るく調整すると、デザインで使ったときの意味が変わります。

「パステルレッド」と聞くと、「それはピンクでは?」と思う方も多いでしょう。パステルレッドは、その原色である赤よりは明るいものの、ピンクとは異なる色であり、見過ごされがちな色でもあります。この記事では、この赤系の色相に関連するさまざまな意味をご紹介していきます。

「パステルレッド」が持つ意味とは?

パステルカラーは、通常、基となる色に白を混ぜて明るくすることで作りますが、パステルレッドは例外です。赤に白を混ぜるとピンクになってしまうので、パステルレッドを作るには、ライトオレンジを混ぜなければいけません。赤の「情熱」とオレンジの「温もり」が混ぜ合わさったパステルレッドは、「ロマンス」や「愛」といった意味を連想させ、ロマンチックなギフトのラッピングやカードにぴったりの色相です。

パステルレッドの16進数コードは#FF6961で、RGB値はR:255、G:105、B:97です。

パステルレッドの配色方法とバリエーション

パステルレッドは非常に汎用性が高く、軽いパステルカラーから大胆な原色まで、どんな色でも合わせることができます。柔らかい印象の配色にするには、ピンクとソフトグレーを合わせてみてください。より大胆なビジュアルにするには、ブライトホワイトなどの原色と合わせましょう。パステルレッドは、他のパステルカラーと比べて少し強い色です。そのため、鮮やかなグラフィックデザイン作品で、印象の強さはキープしつつも柔らかさを加えたい箇所に使うのに適しています。

パステルレッドに似た色には、次のものがあります。

ローズレッド(#FF033E)

シナバー(#E34234)

レッド(#FF0000)

レッドオレンジ(#FF5349)

サーモン(#FA8072)

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