天体写真に適したカメラ設定

デジタル一眼レフカメラを適切に設定し、多彩に使用できる写真編集ソフトを使って、星を撮影する方法を学びましょう。

星の撮影は一筋縄ではいきません。カメラの設定が適切でなければ、写真はただの黒い正方形になってしまうでしょう。夜空を美しく撮影するための、デジタル一眼レフカメラの設定方法をご紹介します。

長時間露光用にカメラを設定する

天体撮影では、ごくわずかな光を捉えることが要となります。星を鮮明に撮影するためには、次のように、適切なカメラ設定を行う必要があります。

絞りはF/2.8 ~ F/4の間で低く設定

マニュアルフォーカスを使用

ホワイトバランスを「オート」または「昼光色」に設定

露光時間を15~30秒に設定

ISO感度は高めに、400~1600(またはそれ以上)に設定

長時間露光をする場合、少しでも動くと写真が台無しになる可能性があります。星を鮮明に撮影するためには、カメラがなるべく動かないように安定させることが重要です。

露光中は必ず安定した三脚でカメラを固定し、撮影中の動きを防いでください。また、カメラのディレーやリモコンを使用して撮影してもいいでしょう。そうすれば、ボタンを押す必要がないので、カメラが動くリスクがなくなります。

写真編集ソフトで天体写真を加工

ISO感度を高く設定すると、画像にたくさんノイズが入り、粒子が粗く見えます。残念ながら、カメラだけではこの問題に対して何もできません。ですが、多機能な写真編集ソフト上には、適切な修正方法があります。

長時間露光写真を何枚か撮影したら、撮れた写真をPhotoshopに読み込み、写真をスタックしてノイズを減らし、ピントを強めてください。多くの天体写真家がこのようにして、雄大な天体写真を作り上げています。天体撮影を始めたばかりで、この問題をもっと簡単に解決したい場合は、Adobe Photoshop Lightroomがおすすめです。写真を美しく仕上げられる便利なスライダーソリューションが用意されています。

**Lightroom**で、宇宙の神秘を捉える方法を探求してみてください。