ディフューズ撮影に最適なカメラ設定
拡散光撮影に最適なカメラ設定を学び、理想の照明条件を存分に活かしましょう。
「拡散光」は多くの写真家に好まれる種類の照明です。しかし、拡散光という理想的な照明条件が整っていても、それを存分に活かすにはカメラで特定の設定が必要になります。拡散光撮影に適したカメラ設定の方法をご紹介します。
適切なカメラ設定で拡散光を最大活用する
拡散光はさまざまな方法で作ることができます。ソフトボックスを使っても良いですし、曇りの日に外で撮影しても良いでしょう。いずれの方法でも、拡散光は被写体を均一に照らし、影を抑え、写真を柔らかく均一な明るさにします。
拡散光という完璧な照明条件を存分に活かすには、まず下記のカメラ設定から始め、必要に応じて調整を加えてください。
シャッタースピード 十分に明るい場所では、速いシャッタースピードを維持しやすいので鮮明な写真を撮影できます。ほとんどの焦点距離のレンズでは、まずは1/125秒から始めてみるのが良いでしょう。
ISO感度 ISO感度が低いほど、より鮮明な写真が撮影できます。均一な照明が得られる場合は、ISO感度を最低値の100~200の範囲にしておくと良いですが、シャッタースピードを維持したいのであれば、それより高く設定しても良いでしょう。
ホワイトバランス 拡散光を使うと、被写体が青みがかることが多くなります。ホワイトバランスを「曇り」や「日陰」モードに調整したり、カスタム設定を使ったりして色味を鮮明に保ちましょう。
柔らかな光は、ポートレートや自然、風景の写真から、さらにはアクションショットまで、あらゆる種類の撮影に最適です。何を撮影するのか、どんな写真が好みなのかによって、最適な絞り値は変わってきます。
写真編集ソフトで調整を加える
拡散光は影を抑えてくれますが、一方で色味を弱めてしまうこともあります。拡散光写真を輝かせ、さらに生き生きとした印象に仕上げるには、Adobe PhotoshopやLightroomなどの写真編集ソフトを活用するのがベストです。
ビギナーからベテランまで、どんな人でも使える写真撮影と編集のヒントも見てみましょう。拡散光を活かした写真をさらに魅力的に仕上げるために、**PhotoshopとLightroom**で利用できる多彩な機能を確認してみましょう。