ドキュメンタリー写真とフォトジャーナリズムの違いとは
ドキュメンタリー写真とフォトジャーナリズムの類似点と相違点、そしてそれぞれが果たす役割について学びましょう。
写真をやっていて、写真を通して物語を伝えることに喜びを感じるタイプの方は、ドキュメンタリー写真やフォトジャーナリズムに興味を惹かれることでしょう。両ジャンルは密接に関係していますが、大きな違いもあります。それぞれの意味と違いについて、詳しく見ていきましょう。
ドキュメンタリー写真とフォトジャーナリズムの類似点
ドキュメンタリー写真とフォトジャーナリズム両方のジャンルにおいて、「事実」や「現実」を写真に捉えるという写真家の目的は同じです。何らかの出来事を撮影する際の写真家の仕事とは、中立的な観察者として、起きていることを邪魔したり、それに影響を一切与えることなく場面を記録することです。
どちらのジャンルでも、出来事の自然な展開を写真に収めるには忍耐が必要です。スタジオカメラマンとは異なり、実に様々な撮影場所が想定されます。理想的ではないライティングや配置、ストレスの多い(あるいは危険な)状況下での撮影もあり得ます。
異なるアプローチ
2つのジャンルの主な違いは時間です。
フォトジャーナリズムに興味がある人は、ドキュメンタリー写真よりもはるかに速い仕事のペースを想定しましょう。事件や事象の写真は、1~2日以内、時には同日や1時間以内にニュース番組、SNS、Webサイトで共有されることもあります。このジャンルでは、リアルタイム(またはそれに近いタイミング)で展開中のイベントを伝えることが頻繁にあり得ます。
それとは対照的に、より複雑な話題をストーリー仕立てで取り扱うドキュメンタリー写真は、数週間や、時には数年かけて撮影されます。この種の写真は、通常、より大きな問題を調査する過程などで、特定の出来事やテーマに対する関心を高めることを目的としています。最も一般的な話題には、環境問題や社会問題があります。
フォトジャーナリズム、またはドキュメンタリー写真、興味があるのがどちらであっても、展開していく物語を表現するのに役立つ写真撮影のヒントやテクニックを見つけましょう。
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