カメラの絞りを開いた方が良い撮影
絞りを開放し、光を制御して作品に活かす方法を学びましょう。
カメラのレンズには、光を取りこむための「絞り装置」があります。それがいわゆる「絞り」と呼ばれるもので、F値という単位で測定されます。絞り値が小さいほど絞りは広くなり、入射する光量が多くなります。
また、絞りは被写界深度も制御するので、F値を数回クリックして調整するだけで、ドラマチックな写真を簡単に撮影できます。絞り開放が便利なシチュエーションは、次のような場合です。初心者の方もベテランの方も、参考にしてください。
夜間の撮影
水曜夜の子どものサッカーの練習から、ストリートアートの記録撮影まで、夜間にはたくさんの撮影が行われます。コート上の動き(またはストリートアート)をとらえるには、F値を下げて絞りを広げ、できるだけ多くの光を取り込む必要があります。
ポートレート写真
絞りを開くと、写真の前景にピントが合い、背景はボケます。これにより、被写体を際立たせることができます。被写体の分離は、ビジュアル的に面白いですし、一般的なポートレート写真で必要とされる要素でもあります。絞りを開放すると被写界深度が変わり、被写体が引きたちます。結婚式撮影、シニアポートレート、メディア撮影など、どんな撮影にも応用できるテクニックです。
ボケ効果
さらにドラマチックな効果が欲しいなら、絞りをさらに開き、ボケ感を出しましょう。背景に、球体や円形に散った光がないか探しましょう。これらの光がある場合、ボケ感のある写真が撮れた、ということになります。
撮影ヒントをさらに学ぶならこちらから。また、汎用性の高い編集ソフトを使い、撮影後にボケ効果を加えることもできます。**Adobe Lightroom**の、使いやすく、プロレベルの編集が可能なツールを探求しましょう。