提案の精度を上げ、クリエイティブの品質を高める
考えついた企画やアイデア、思い描いたコンセプトをかたちにするとき、どれほど言葉で伝えても、思っていたイメージに仕上がらない。そんな経験はないでしょうか。そんなとき、画像や動画で伝えることができれば、より具体的に、イメージを共有することができるようになります。
この記事では、{{adobe-firefly}} ボードを活用して、アイデアやコンセプトをビジュアライズすることで、制作を効率化するとともにクリエイティブの質を上げる事例をご紹介します。
実際に制作フローを体験できるテンプレートも用意しています。まずは{{firefly}} ボードを開き、チームでビジュアルを検討するプロセスを体感してみてください。
アイデアをかたちにして共有できるボードツール「{{firefly}}ボード」
{{firefly}}ボードは、画像、動画を取り込みながらアイデアの整理やクリエイティブの検討ができるアドビのオンラインボードツールです。
自分ひとりでの作業はもちろん、共有機能を使ったコラボレーションワークにも対応しているので、チーム内でのブレインストーミングからクライアントとのイメージ共有まで、デザインのあらゆる場面で活用することができます。
{{photoshop}}データ(PSD)や{{illustrator}}データ(AI)、PDFなどのデータをそのまま配置できるほか、ボード上で画像や動画を生成することも可能です。アイデアをかたちにし、そのまま共有・検討していけるため、コンセプトづくりから具体化までを一つの流れで進められる、クリエイターのためのボードツールです。
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{{firefly}}モデルやパートナーモデルでイメージをかたちに
{{firefly}}ボードで画像や動画をつくるときは、安全に商用利用可能な{{firefly}}モデルのほか、Gemini(Nano Banana)やVeo、Runwayなど、さまざまな生成AIモデル(パートナーモデル)を利用することができます。表現や用途に応じて最適なモデルに切り替えましょう。
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バリエーションを一括生成してアイデアを展開
生成した画像の別パターンが見たいとき、わざわざ再生成する必要はありません。「バリエーションを作成」をクリックするだけで、16パターンの画像をすぐに生成できます。被写体を変更しない「被写体を保持」、トーンを維持する「スタイルを保持」と使い分ければ、さらにアイデアが広がります。
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{{adobe-stock}}ともシームレスに連携
{{adobe-stock}}の素材が必要なときは、{{firefly}} ボードのサイドバーから直接、{{adobe-stock}}の素材を検索することができます。ドラッグ&ドロップでボード上に配置した画像から「バリエーションを作成」すれば、さらにイメージを膨らませることができるでしょう。
{{firefly}}ボードの生成AIでビジュアルを検討し、webサイトへと展開する
― アイディ 別所誠士さんの事例
Webサイト制作を中心としたブランディング、デジタルマーケティング支援を行う株式会社アイディでは、webデザインの過程で{{firefly}}ボードを使って、イメージの検討を行っています。
{{adobe-photoshop}}と{{firefly}}の生成AIは、webデザインの現場にどのような変化をもたらしているのでしょうか。同社代表のクリエイティブディレクター、別所誠士さんにそれぞれの活用法を聞きました。
{{photoshop}}の生成AI機能でレタッチ工数を大幅削減
「アイディは6名の小さなチームです。それぞれがデザイン、HTMLコーディング等の専門領域をもっていますが、コーディング担当がリサーチを手伝うこともあれば、デザイナーが分析をやることもあります。現在は積極的にAIを取り入れることで業務全般の効率化を進めています。
{{photoshop}}、{{illustrator}}に関しては約30年使っていて、新機能もチェックするようにしていますが、特に便利になったと感じるのは、生成AIを使ったレタッチ機能です。
一番よく使うのは、画像のサイズを変更すると同時に不足部分を自然に補う『生成拡張』です。素材としていただいた写真のアスペクト比が違うとき、これまでは手作業で合成をしていたのですが、この作業工数がほぼゼロになりました。
『削除ツール』や『生成塗りつぶし』もレタッチではよく使う機能です。人物写真の髪の色を変えてほしい、顎にかけているマスクをとってほしい、写真のなかの余計な写り込みを消してほしい。そうした修正指示にも、一瞬で対応できるようになりました。
新しく搭載された『オブジェクトを回転』は、実際の仕事でさっそく活用した機能です。ニュージーランド大使館との仕事で、ディスクポアラーの使い方がわかる画像を作る必要があったのですが、便利さが伝わるちょうどいい角度の写真がありませんでした。そこでストック素材をもとに、『オブジェクトを回転』でパースを合わせて合成をすることで、ワインの注ぎ口にディスクポアラーをつけた画像を作成しました。
このキャンペーン用ビジュアルは、大使館の方とチームを組んでキャンペーンを進めるなかで、自主的に制作したものです。思いついたアイデアをかたちにして提案できるのは、生成AIや『オブジェクトを回転』のような機能があってこそ。撮影、合成する手間を考えると、以前なら提案ができなかったことが実現できるようになりました」
株式会社アイディの関連ブログ記事:Adobe Blog「すべてはクリエイティブのクオリティを上げるため。アイディのAI・生成AI活用ポリシー|AI×CREATIVE 04」
クリエイティブの合意形成を加速する{{firefly}}ボード
「提案用のデザイン素材を生成AIでつくるときは、商用利用可能な{{firefly}}モデルをメインに使っています。ニュージーランド大使館からご依頼いただいたニュージーランドワインのキャンペーンサイトでは、{{firefly}} ボードを使って、チーム内でイメージを出し合い、ビジュアルの検討を進めていきました。サイト内の『Instagram投稿ガイド』部分では、提案にあたってコーディング担当者が仮画像として入れていた{{firefly}}ボード上の生成画像をそのまま採用いただいています。
{{firefly}}ボードを使う一番のメリットは、チーム内での合意形成がスピードアップすることです。たとえば、新しい企画をスタートするときも、コンセプトやビジュアルイメージをプロンプト化するだけで、{{firefly}}ボード上ですぐにビジュアライズできますし、チーム内のスタッフはそのイメージを見て、さらにアイデアを出し合うことができる。非常にパワフルなツールですよね。
{{firefly}}ボードから{{adobe-stock}}の素材を直接呼び出せるのも便利なポイントで、そこから生成AIを使ってアレンジを加えることで、さらにバリエーションを広げることもできます。{{firefly}}ボード、Adobe Stock、そして{{photoshop}}や{{Illustrator}}のようなクリエイティブアプリとシームレスに連携できるのは、アドビツールならではの強みだと思います。
私たちがいま、積極的にAIを活用しているのは、作業スピードが上がることで、クリエイティブにかける時間が増え、その結果、クオリティを上げることができるからです。
これまで地道にやるしかなかった操作やアイデア出しをAIに手伝ってもらうだけで脳のリソースを節約できますし、ストーリーをより魅力的なかたちで見せ、その先のビジョンを提示するというような上位の仕事に注力することで、数年前に比べて、より伝わる提案ができるようになったと感じています。
コンペでも、これまでは大手ならではの集合知、膨大なノウハウに負けてしまうこともありましたが、AIを活用することで大手にも負けないクリエイティブや提案のクオリティが出せるようになったと実感しています」
{{firefly}}ボードの生成画像をきれいに仕上げる{{photoshop}}の便利機能
{{photoshop}}にはいま、レタッチ作業を効率化する、さまざまなAI機能が搭載されています。これまで手作業で地道に行う必要があった、消す、足す、広げる、置き換えるといった作業のほとんどが、生成AIによって自然に修正できるようになっています。
{{firefly}}で生成した画像や{{firefly}}ボード上で検討したビジュアルイメージをこうした機能と組み合わせれば、思い描いたイメージをより正確に、形にすることができます。
手間のかかる操作はAIで時短し、よりクリエイティブなプロセスに時間を使いましょう。自分にしかできない作業に集中することで、デザインのクオリティをこれまで以上に高めることができるはずです。
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不足部分を自然に補う「生成拡張」
画像の幅、高さが足りないときは、切り抜きツールでカンバスを拡張して「生成拡張」をクリックするだけで、生成AIが不足部分を自然に補います。
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写真の角度を調整できる「オブジェクトを回転」
写真素材のパースが理想的なものではないとき、「オブジェクトを回転」を使えば、写真の角度、傾きを自由に調整することができます。
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自然に消す、足す、置き換える「生成塗りつぶし」
「生成塗りつぶし」を使うと、選択範囲内の不要物を生成AIが自然に削除します。プロンプトで入力した内容を生成して修正することもできます。
別所 誠士
クリエイティブディレクター
株式会社アイディ代表。サンフランシスコ州立大学デザイン&インダストリー専攻卒。帰国後、制作会社勤務を経て2002年にアイディ設立。アディダスジャパンやタイ航空をはじめ、大手テーマパークや化粧品ブランドなど、国内外の多様なwebサイトのアートディレクションを担当。DTPWORLDにて定期執筆、WAOクリエイティブカレッジにてWeb専門講師を務めるなど、デザイン教育・啓発にも携わる。ビジネスの論理とビジュアル表現の直感をつなぐ「言語化」を強みとし、感覚知をビジネス言語へと翻訳する。AI時代だからこそクリエイティブ・ファーストに立ち返り、企業ブランディングをはじめ多様な領域でクライアントに伴走している。
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