Dynamic Tag ManagementからAdobe Cloud Platform Launchにアップグレードする7つの理由

新世代のタグ管理とは。

アドビは2013年にタグ管理システムを取得し、Dynamic Tag Management(DTM)というブランドを立ち上げました。取得時は30社だったDTMを採用している企業の数は今日では3,000社を超えています。
 
この数年、webベースマーケティングテクノロジーの普及の勢いは、衰えるどころか、加速していることは紛れもない事実です。その結果、マーケターが顧客体験を提供するために依存しているテクノロジーのエコシステムも大きくなっています。従来のタグ管理システムでは、このエコシステムをサポートできません。
 
マーケティングテクノロジーのエコシステムをサポートし統合できる次世代のタグ管理システムを、DTMを構築したエンジニアが2年をかけて開発しました。この新しいタグ管理システムがAdobe Cloud Platform Launchです。サードパーティの開発者が、統合型の基盤を用いてAdobe Experience Cloudと自社のテクノロジーの統合、保守、継続的な更新をおこなえるようにするという、革新的なアプローチを採用しています。この基盤では、あらゆるテクノロジーを連携させることができます。Adobe Cloud Platform Launchのインターフェイスはアプリストアに似ています。このインターフェイスを利用して、アドビとサードパーティベンダーのwebアプリを容易に導入し、収集したい顧客の行動を定義したり、デジタルマーケティングツールでそのデータをどのように使用するかを決定することができます。
 
 
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アップグレードをお勧めする理由

DTMからAdobe Cloud Platform Launchにアップグレードするメリットは、最新テクノロジーが活用できることだけではありません。アップグレードを検討すべき7つの理由を紹介します。

1. 迅速な導入:エクステンションカタログ

 

1. 迅速な導入:エクステンションカタログ
 
各ソフトウェアベンダーが構築や保守を直接おこなうマーケティングテクノロジーを、参照、設定および導入できます。
 
Adobe Cloud Platform Launchでは、必要なエクステンションに容易にアクセスできます。つまり、テクノロジープロバイダーが独自に構築や保守をおこなう統合機能に、ひとつのカタログから一元的にアクセスできます。こうしたエクステンションを利用することで、サイトでさらに多くのwebテクノロジーをサポートでます。また、IT部門やマーケターは、わかりやすいユーザーインターフェイスを使って、これらのテクノロジーを短時間で設定し、導入できます。
 

2.シンプルなアップグレード:埋め込みコードのリンク

 

リンクを使用すると、DTMの既存の埋め込みコードがAdobe Cloud Platform Launchをポイントするようにリダイレクトできます。
 
Adobe Cloud Platform Launchがまだ企画段階にあったときから、妥協できない要件が2つありました。
 
• マーケティングテクノロジープロバイダーがエクステンションを構築できるオープンなシステムを構築する。
• DTMの顧客が、既に挿入されている埋め込みコードを変更せずにアップグレードできるようにする。
 
Adobe Cloud Platform Launchはこの2つの要件を満たしています。DTMの顧客はリンクを使用して、本番環境の埋め込みコードで、DTMではなくAdobe Cloud Platform Launchから作成したJavaScriptライブラリを読み込むことができます。
 

3.絶えることのないイノベーション:サードパーティのエクステンション

 

サードパーティのソフトウェアベンダーは、実質的に独自に統合の構築、管理、アップデートをおこないます。アドビではこれらをエクステンションと呼んでいます。
 
Adobe Cloud Platform Launchは、マーケティングテクノロジープロバイダーが独自の統合の開発や保守を直接おこなえる唯一のタグ管理システムです。構築したエクステンションのユーザーインターフェイスを変更できるだけでなく、新しい機能を追加することもできます。例えば、登録プロセスやSaaS製品をAdobe Cloud Platform Launchのエクステンションに埋め込むことも可能です。マーケティングテクノロジープロバイダーは、新しいアプリケーションを考案し、新たなエクステンションを開発して、それらのイノベーションを必要とする企業に直接提供できます。
 

4.マーケティングテクノロジーの統合:ルールビルダー

 

マーケティングやアドテクノロジーのデータと機能を統合して、個々の製品を統合します。
 
Adobe Cloud Platform Launchのルールビルダーは、より容易なルールの作成と理解を可能にするために、再設計されました。他にも様々な機能向上が実現しています。ルールビルダーはAdobe Cloud Platform Launchで導入されたあらゆるマーケティングテクノロジーをつなぎ、異なるマーケティングテクノロジーの機能を連結するハブの役割を果たします。
 
図12は、ひとつのYouTube動画を特定のwebページにリアルタイムで埋め込むために、Adobe Analytics、Google Analytics、ページ自体からのデータがどのように使用されているかを示しています。この異なるマーケティングテクノロジー間の連携を可能にするのがエクステンションです。マーケティングテクノロジープロバイダーは、ルールビルダーのイベント、条件、例外、アクションの4つの要素のどこにでも新しいデータや機能を追加できます。エクステンションを使用すると、機能をルールビルダーに直接追加できるので、様々なマーケティングテクノロジーをコードを追加してつなぐことなく、共通のプラットフォームに構築して融合させることができます。
 
図1.ルールの設定
 
図1.ルールの設定
 
 
図2.YouTubeエクステンションをアクションとして選択し、設定
 
図2.YouTubeエクステンションをアクションとして選択し、設定
 
 

5.実装の自動化:オープンAPI

 

テクノロジーのベースライン実装を自動化します。
 
一般的にマーケティングテクノロジープロバイダーは、まずコア製品を構築し、その上にAPIを開発します。Adobe Cloud Platform Launchでは、異なるアプローチを採用し、APIを中心に据えてコア製品が構築されています。ボタンクリックやフィールド入力、ユーザーインターフェイスへの機能追加などがAPIドリブンです。これにより、ユーザーインターフェイス内でおこなったことは、インターフェイス外で自動的に実行されます。
 
例えば、Google AnalyticsやAdobe Analytics、Foresee、BlueKai、Adobe Target、リマーケティングピクセルが各ドメインにまたがって同じベースラインで導入されている場合、新しいドメインを立ち上げるには、通常はタグ管理システムのユーザーインターフェイスからクリックしてそれぞれのマーケティングテクノロジーを導入します。しかし、Adobe Cloud Platform Launchでは、APIを利用するスクリプトを作成して、これらのテクノロジーを自動的に導入できます。何日も、何週間も、あるいは何か月もかかっていたプロセスを数秒で完了できるのです。
 
 

6.エンタープライズパブリッシング:コンポーネントベースの公開

 

ルール、データ要素、エクステンションをまとめてライブラリを作成し、意図したものだけを公開します。
Adobe Cloud Platform Launchでは、ライブラリを使用して、開発、ステージングおよび本番環境に公開する内容を決定します。これらのライブラリはユーザーが選択したルール、データ要素、エクステンションを含む特定のコンポーネントで構成されています。公開するコンポーネントを最小レベルで構成できるので、本番環境に導入する変更をきめ細かく管理し、見栄えとセキュリティも向上できます。Adobe Cloud Platform Launchのコンポーネントベースの公開には、以下の機能が含まれます。
ユーザー競合の解決
 
ユーザー競合の解決
ライブラリにある公開プロセスのルールに別のユーザーが変更を加えた場合、Adobe Cloud Platform Launchは作成元のユーザーに通知します。
 
 
ライブラリビルダー
 
ライブラリビルダー
公開権限をもつユーザーが、ライブラリでルール、データ要素、エクステンションを容易に検察、追加、検査および削除できます。
 
 
4段階の公開プロセス
 
4段階の公開プロセス
公開プロセスでは、ユーザーがライブラリを「作成」、「送信済み」、「承認済み」、「公開済み」という4段階のプロセスに移動できます。ライブラリのコンポーネントに競合がある場合は、対象のユーザーに通知されます。
 
 
無限の開発環境
 
無限の開発環境
Adobe Cloud Platform Launchには、開発とステージングの両方の環境に関する膨大な事例が保存されています。IT部門はそれらを活用して、自信をもって本番環境に導入することができます。
 
 
 

7.万全のコントロール:権限管理

 

公開権限の作成やエクステンションの追加、エクステンションへのアクセスなどの作業をおこなってから、実行の権限を作成し、これらの権限をユーザーに付与します。
 
権限管理コントロールを使用すれば、特定の権限をもつグループを作成して、そのグループにユーザーを追加することも可能です。ユーザーではなく権限でアクセスを管理することにより、誰が何にアクセスできるかを容易に把握し、必要に応じて一括で変更できます。例えば、Adobe Cloud Platform Launchでは、公開できるユーザーを一人ひとり探す必要はありません。公開権限をクリックすれば、その権限をもつユーザー全員を確認できます。
 
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適切なツールが大きな違いをもたらす

 

 

 

 

 

Adobe Cloud Platform Launchは、タグ管理の新しいかたちです。新たな発想から作られたAdobe Cloud Platform Launchは、より拡張性が高く柔軟な方法で現在そして将来のwebテクノロジーを支援するだけでなく、ルールの設定や権限の管理、エコシステムのテクノロジーの統一などのタグ管理業務をはるかに容易にします。現在のタグ管理システムが提供する機能に満足していても、すぐに第1世代のシステムでは対応、解決できない新しいテクノロジーや複雑な問題が発生するでしょう。Adobe Cloud Platform Launchを使用すれば、統合されたwebテクノロジーエコシステムの利点をすぐに実感できます。
詳しくは、 www.adobe.com/jp/enterprise/cloud-platform/launch.htmlをご覧になるか、アドビカスタマーサクセスマネージャーにお問い合わせください。

 

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