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マルーン色から得られるインスピレーション

マルーン色(こっくりした濁った赤)の歴史と意味

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マルーン色の意味

マルーン色は、茶色を基調とした濃い赤です。くすんだ色ですが赤味を帯びているため、情熱や食欲をかきたてるという、赤が持つ特性を引き継いでいます。マルーン色は、職業性や格式とも結び付けられます。バレンタインデーには愛を表す色になり、秋の落ち葉の色でもあります。マルーン色はバルガンディよりも暗い色ですが、赤よりも神秘的で、激しさ、情熱、強さ、あたたかさを表します。

マルーン色の歴史

マルーン色はフランス語ですが、それ以前はイタリア語で「茶色」を意味しました。

マルーン色は、18世紀後期に初めて英語で記録されています。この言葉はフランス語で「栗」を意味する「マロン」からきています。茶色を基調とする暗い赤を表すのにはぴったりな言葉と思われたのでしょう。ただ、フランス語の「マロン」(marron)は、イタリア語の「marrone」を語源としています。フランス語でもイタリア語でも「栗」を意味しますが、「茶色」という意味もあります。英語で「maroon」は常に濃い赤を意味しますが、英語を学ぶフランス語、イタリア語圏の人の間では「偽の友」という意味があります。

英語では、当初「maroon」という言葉はまったく違う意味で使われていました。

英語の「maroon」という言葉には派生がもう一つあります。動詞「maroon」には、人を脱出不可能な島に流すという意味があり、西暦1500年にさかのぼると、「maroon」には「野蛮」または「粗暴」という意味がありました。これは、「森に逃げた家畜」という、この言葉の初期の定義から来ていました。いずれも、「山頂に住む」を意味する、植民地時代のスペイン語「cimarrón」から来ており、茶色や赤という意味には関係ありません。

1800年代には英語で色を意味する言葉として「maroon」が使われ始めましたが、一般的ではありませんでした。

19世紀以前は、色としての「maroon」は一般的ではなく、バーガンディー色と区別されたことで初めて広まりました。1949年までには、クレヨラ(クレヨン)の色として採用され、茶色とローズ色の間に配置されました。「マルーン」という言葉は人気ロックバンド、 Maroon 5によって広く知られるようになりました。

さまざまな文化におけるマルーン色

大西洋を挟んで定義され、再定義されたマルーン色

「maroon」は、ケンブリッジ英英辞典では「濃い赤紫色」と定義されています。メリアム=ウェブスター英英辞典では、「濃い赤」と定義されています。そのほかのアメリカの英英辞典では、濃い赤茶と書かれていることが多いようです。このわずかな差異から、英語圏間でのマルーン色に対する認識の違いがわかります。ヨーロッパでは、マルーン色は紫がかっているとされる傾向があり、米国では茶色味が強いと考えられています。

宗教とマルーン色

マルーン色は、ダライ・ラマをはじめとする密教僧の装束の染料として使用されます。マルーン色の僧衣はその宗高性を示しています。マルーン色は、英知、統制、責任の感情を喚起します。キリスト教の場合、フィリピンのキリスト教徒によって行われる1月9日のブラック・ナザレ祭りでは、信仰の証としてマルーン色と金色が使われています。

マルーン色は、世界各国で国家政府の象徴として使用されています。

カタールの国旗にはマルーン色と白が使用されており、この組み合わせはラトビアの国旗にも使用されています。スリランカの国旗では、マルーン色と金色、青緑、オレンジが使われています。マルーン色は、多くの国の空軍兵がかぶっているベレー帽の色でもあります。空軍は1940年代に軍隊の主要戦力とみなされるようになり、マルーン色は空軍兵を区別するために広く使われています。

マルーン色の一般的な使い方

濃厚なマルーン色を使うだけで、洗練された大人のデザインができあがります。

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