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ヌード色から得られるインスピレーション

再定義され自由になった、ヌード色の歴史と意味をのぞいてみましょう。

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ヌード色の意味

ヌード色は、この名前が付くずっと前からさまざまなものに使用されてきました。この中間色は、自然にも多く存在し目に優しい色です。ヌード色は、肌の色と定義されるため、誰の肌の色かという疑問があがるようになりました。ファッション業界では、ヌード色にはっきりした定義はなく、すべての肌の色が含まれます。デザインの世界では、ヌード色は今でも正確なHEXカラーコードで表され、「肌の色」というよりも、薄い茶色の一種と考えられるようになっています。 ヌード色は繊細で透明感のある茶色で、流行に左右されない、暖かみのある機能的な中間色です。

ヌード色の歴史

英語のヌード色は、ずっと例えの意味で名付けられてきました。

英語の「nude」という言葉は、「支持されない」または「公式に証明されていない」という意味の法律用語として1530年代に初めて記録されました。1550年代までには、単純で地味なものを示す一般用語として使われるようになりました。この「支持されない」という言葉が裸体を指す婉曲表現として初めて使われたのは1610年です。ヌード色は、裸の人体を意味しますが、歴史的には主に欧米で白人の肌の色を指すものとして使われてきました。

ヌード色が下着だけを意味する時代もありました。

このように限られた使用が何世紀も続いた後、ヌード色は1920年代から1930年代にかけて女性の下着の色として人気を博しました。真っ白な下着が使われたビクトリア時代が終わり、薄地の服を着ても、肌の色に近いため透けにくいヌード色の下着が人気を集めました。

シャンパン色より暗く、サンド色より明るい色。

2000年代になって、ヌード色を「肌の色」とすることについて、ようやく疑問が呈されるようになりました。2010年には、当時の米国大統領夫人であったミシェル・オバマが着用したドレスを指して、あるファッション記者が「ヌード色」と記述しました。問題は、ヌード色のドレスはオバマ夫人の肌の色ではなかったことです。これを受けて起こった論争で、ファッション業界で「ヌード色」と呼ばれてきた色の定義が変えられ、現在に至っています。

さまざまな文化におけるヌード色

デザイン業界でのヌード色の現状

ファッションの世界では、ヌード色とは、それを着ている人の肌の色を指すようになりました。デザイン、テレビ、インテリアデザインでは、ヌード色はヌード色の茶色と定義されました。これは、肌の色ではなくヌード色っぽい茶色です。薄い茶色をごく淡くしたヌード色は、控えめな中間色でさまざまな用途の配色に重宝する色です。

2010年代には、ファッション雑誌やインテリアデザイン雑誌でヌード色が多用されました。

ヌード色には、オフホワイトから淡いローズ色、ソフトゴールドまでさまざまなバリエーションがあります。ただ、幅が広いとはいうものの、ヌード色が暖色系の薄い茶色であることに変わりはありません。

心理学においては、ヌード色には深い意味があります。

デザインにおけるヌード色の使われ方を調べると、ヌード色と呼ばれる特殊な茶色は心理学的に特別な意味を持っていることがわかります。ヌード色はめだたないシンプルな色で、あたたかみのある色です。また、癒しやリラックス効果を持つことも知られています。ヌード色は、常套的な考え方や協調性、周囲への思いやりとも関連付けられる色です。