.

トープから得られるインスピレーション

茶色のグレーの中間に位置し、昔からずっと存在してきた色である、トープの歴史と意味をのぞいてみましょう。

今すぐ作成

トープの意味

トープは、濃い茶色とグレーの中間にある色です。一見地味なこの中間色は見逃されがちですが、歴史がこの色の普遍性を物語っています。トープという言葉はフランス語の「モグラ」に語源があり、フレンチモールスキン生地の色に似ているため、この名が付きました。

トープは茶色でもなく、グレーでもありません。トープは、ナチュラルな中間色として控えめな存在感を示し続けています。

トープの歴史

トープは、話題になることも、正しく認識されていることも少ない色です。

トープは人気のある色ではありません。その名のイメージ通り、控えめで目立たない色です。この色を実際に使っているファッションやデザイン業界の人でも、この色を作るのにどれぐらい茶色とグレーが配合されているかよく知らないくらいです。一般的なフレンチモールスキン生地が基準になるかも知れません。モールスキン(もぐらの皮)という由来の通りのこの色は、1930年に出版された色辞典では、カラーコード#483C32に一致するとされています。

トープの歴史は、この名前が英語圏に入ってくる前から始まります。

トープという名前は、フランス語でモグラを表す「taupe」から来ています。トープは、濃い茶色とグレーが混じったユニークな色を指し、色としての最初に記録されたのは1800年代初期にさかのぼりますが、一般的に使用されるようになったのは1900年代です。トープは、1911年にオックスフォード英英辞典に初めて色として記載されました。

トープは、デザインの世界にたびたび登場してきました。

トープは、インテリアデザイン、ファッション、アートの世界に一定周期で登場し、大きな流行を見せなかった点にこそ、この色の普遍性があります。トープは「かっこいい」色ではないため、使われすぎることがありません。最近でわずかにトープの使用が増えたのは、中間色が流行した第二次世界大戦時代です。1990年代後期にミニマリストのインテリアデザインが流行ったときにも少し人気が上がりました。

さまざまな文化におけるトープ

トープは流行する色ではないため目立ちませんが、さまざまなものに使用されています。

色の中には、宗教、国、社会運動、スポーツ団体によって繰り返し使用されるものがありますが、たいていは鮮やかな色です。トープは、濁った中間色で、反対色が混合されています。こうして生まれた茶色がかったグレーは、注目を浴びることなく、しかし確実に世界中に広がりました。トープは、日本美術、チリのインテリア、トルコの化粧品など、数えきれないほどの場所に登場します。

トープは、特定の地域で特に人気があります。

「北欧風ミニマリスト」で検索すると、他のどこよりもトープが使われていることがわかります。北欧風のインテリアに特に決まった色はありませんが、ナチュラルカラーがよく使われます。トープは、ヒュッゲ・デザインのスタイルによく合います。トープは、シンプルな印象を乱すことなく、デザインにあたたかみを加えます。

トープという色の概念は言語による影響を受けます。

フランス語圏の人と、英語圏の人とでは、トープに対する概念が違います。フランス人は、文字通り「もぐらの皮」をイメージします。それが、この色を魅力的にするのか、しないのかはわかりません。英語では、トープは、濁った地味な色という以外のイメージはありません。他の言語ではトープという色の名がないか、モグラとはまったく関係ない名前が付いています。