結婚式のゲストへ、改めて感謝の気持ちを届ける「お礼状」。参列へのお礼に加え、人生の節目をともに祝ってくれたことへの感謝を丁寧に伝える機会として、大切にしたい習慣のひとつです。
とはいえ、いざ書こうとすると「どんな言葉を選ぶべきか」「形式やマナーはどうすればよいのか」と迷ってしまう方も多いかもしれません。
そこで本記事では、お礼状の基本構成やマナー、送る相手別の文例をご紹介します。さらに、「Adobe Express」のテンプレートを活用して、お礼状をスムーズに作成する方法もご紹介。マナーを大切にしつつ、ふたりらしい気持ちが伝わる一通を仕上げるためのヒントをお届けします。
※当記事の
目次
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テンプレートで
心のこもったお礼状で、
結婚式のお礼状を送る前に知っておきたい5つのマナー
結婚式の参列への感謝の気持ちを届ける「お礼状」は、単なる挨拶文ではなく、今後の良好な関係を築くための大切なコミュニケーション手段です。
相手への敬意がしっかり伝わるよう、基本的なポイントを確認しておきましょう。
ここでは、お礼状を送る前に押さえておきたい5つのマナーをご紹介します。
【マナー1】主賓には1週間以内、他のゲストにも1か月以内に送る
お礼状は、できる限り早めに送るのが礼儀とされています。
特に、祝辞や乾杯の発声をお願いした主賓や、職場の上司など目上の方には、挙式から1週間以内を目安に送りましょう。
それ以外の友人や親族などにも、遅くとも1か月以内には届くよう手配するのが望ましい対応です。送付が早いほど、感謝の気持ちが真摯に伝わります。
【マナー2】忌み言葉や句読点は避ける
結婚に関する文書では、「終わる」「返す」などの別れを連想させる忌み言葉や、「度々」「ますます」といった重ね言葉は使わないのが通例です。これらは再婚や別離をイメージさせるため、縁起がよくないとされてきました。
また、お祝い事の手紙では、区切りや終止を連想させる句読点を用いないのが一般的です。これは、文を途切れさせないことで、縁が長く続くことを願うという考えにもとづいています。
以下に気を付けたい表現の例をご紹介します。
避けるべき表現の例
離縁を想起させる忌み言葉:
「終わる・返す・去る・切れる・別れる(分かれる)・離れる・戻る・冷える」
再婚を想起させる重ね言葉:
「重ね重ね・度々・またまた・しばしば」
【マナー3】文末に日付を記載する
お礼状の最後には、日付を記載するのが一般的です。
「令和〇年〇月吉日」のようなお日柄を意識した表記でも、実際の日付の記載でも、どちらでも問題ありません。
日付を添えることで、相手に「きちんとこのタイミングでお送りしました」という心配りが伝わりやすくなります。
【マナー4】差出人は夫婦連名で、旧姓を添える
お礼状の差出人は、新郎新婦の連名で記載するのが基本です。
相手によっては新しい姓にまだ馴染みがない場合もあるため、どちらかの旧姓をカッコ書きで添えておくとよいでしょう。
誰からの手紙かがすぐに伝わり、丁寧でわかりやすい印象になります。
記載例
「山田 太郎・花子(旧姓:鈴木)」
【マナー5】封筒に入れて郵送する
お礼状は、封筒に入れて郵送するのが正式とされています。
たとえハガキ形式であっても、そのまま投函せず、封筒に入れて送ることで改まった印象を与えられます。
封筒は白無地で、中身が透けない二重構造のものを選びましょう。お祝い事では「重なるのはよいこと」とされ、二重封筒は縁起のよいものと考えられています。
また、手渡しよりも郵送のほうがよりフォーマルな対応とされるため、特に目上の方へのお礼状は、郵送することをオススメします。
結婚式のお礼状の基本構成
結婚式のお礼状は、当日の参列やお祝いへの感謝を伝えるとともに、今後のお付き合いの節目として送る大切な手紙です。
形式に則って丁寧に綴ることで、より誠実な気持ちが伝わります。
基本的な構成は「前文」「主文」「末文」の3つ。それぞれのパートで伝えるべきことを確認しながら、自分たちらしい言葉で整えていきましょう。
1.前文(冒頭の挨拶)
前文は手紙の書き出しにあたる部分です。まずは「拝啓」や「謹啓」など、相手への敬意を示す頭語を記載して始めましょう。
一般的な相手には「拝啓」、目上の方には「謹啓」がふさわしいとされています。
また、頭後は必ず結語(締めくくりの言葉)とセットで使用しましょう。
相手:誰に対しても使える
頭語:拝啓(はいけい)
結語:敬具(けいぐ)
相手:目上の人・取引先
頭語:謹啓(きんけい)
結語:謹言(きんげん)、謹白(きんぱく)
続いて、季節の移ろいに触れる「時候の挨拶」を添えます。
以下に文例をご紹介します。
文例
春:「桜の開花が待ち遠しいこの頃ですが 」
夏:「厳しい暑さが続いておりますが 」
秋:「ひと雨ごとに秋の深まりを感じる昨今 」
冬:「枯れ葉舞う季節となり 冬の気配を感じる折」
上記のように、季節に応じた表現を選びましょう。
さらに、
「○○様におかれましては お健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます」
といった、相手の安否を気遣う一文を添えます。文中に相手の名前を加えると、より心がこもった印象になります。
文例
「拝啓 厳しい暑さが続いておりますが ○○様におかれましては ご清祥のこととお慶び申し上げます」
2.主文(メインの文章)
主文では、まず結婚や披露宴に関する報告を行い、そのうえで出席やお祝いに対するお礼を述べます。
祝辞や贈り物へのお礼、式当日のエピソードなどを盛り込むと、より丁寧で印象に残る内容になります。相手との関係性に配慮しながら、適切な言葉選びを心がけましょう。
文例
「先日はお忙しい中 私たちの結婚式にご列席いただきまして 誠にありがとうございました
披露宴では あたたかいお祝いの言葉も頂戴し うれしく思いました
今後は ○○様にいただいた言葉を胸に ふたりで協力して 幸せな家庭を築いてまいります
これからも末永くよろしくお願いいたします」
3.末文(結びの挨拶)
末文では「末筆ながら」から始めて、相手の健康や幸福を祈る言葉を添えます。
締めくくりには、前文で用いた頭語に応じた「敬具」「謹啓」などの結語を記しましょう。
また、署名の下には日付を記載するのが一般的です。
文例
「末筆ながら ご家族の皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます
敬具
令和〇年〇月吉日
山田 太郎・花子(旧姓:鈴木)」
【送る相手別】好印象なお礼状の文例集
結婚式のお礼状は、相手への感謝を伝える大切な手紙です。
そのため、画一的な内容にせず、一人ひとりの顔を思い浮かべながら丁寧に綴ることで、より気持ちが伝わります。
ただし、相手との関係性や披露宴での役割によって伝えるべき内容は異なります。
それぞれの相手に合った言葉を選び、心からの感謝を届けましょう。
ここでは、上司・友人・親族など、送る相手別の文例をご紹介します。
祝辞や乾杯の発声をお願いした方向けの文例
式を印象付ける大役を担ってくださった方には、あらためて感謝の気持ちを丁寧に伝えましょう。
祝辞をいただいた方への文例
「先日はご多忙のところ 私どもの結婚披露宴にご出席賜り 過分なお言葉まで頂戴し 誠にありがとうございました
家族も「素晴らしい上司に恵まれたね」と感激しておりました
いただいた励ましのお言葉を胸に ふたりで協力し あたたかい家庭を築いてまいります
本来であれば直接ご挨拶に伺うべきところではございますが 略儀ながら書中をもってお礼申し上げます
今後ともご指導ご鞭撻のほど よろしくお願い申し上げます」
乾杯の発声をお願いした方への文例
「先日はご多用の中 ご出席いただいたうえ 乾杯のご発声まで賜り 誠にありがとうございました
いただいた励ましのお言葉を胸に ○○様ご夫妻のように支え合う 温かな家庭を築いてまいります
未熟なふたりではございますが 今後とも変わらぬご厚情をいただけますようお願い申し上げます」
上司・先輩向けの文例
目上の方へは、節度をもって、感謝の気持ちとこれからのお付き合いへの想いをしっかりと伝えることが大切です。
「先日はご多用のところ 私たちの結婚式にご出席いただき 誠にありがとうございました
家庭を持つこととなり これまで以上に仕事にも誠実に取り組んでまいります
今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます」
友人・同僚向けの文例
親しい相手には、かしこまりすぎず、ほどよいカジュアルさで素直な気持ちを届けましょう。
「先日はお忙しい中 結婚式にご列席いただきありがとうございました
当日は少し緊張していましたが ○○さんの笑顔を見て安心しました
おかげさまで 思い出深い一日となりました
新居にもぜひ遊びにいらしてくださいね」
受付や余興などをお願いした方向けの文例
受付や余興などで式を支えてくれた方には、それぞれの役割への感謝をきちんと伝えましょう。
受付をお願いした方への文例
「このたびは 結婚式での受付を引き受けてくださり 本当にありがとうございました
おかげさまでスムーズに進行し、ゲストの皆様にも快適にお過ごしいただけました
○○さんにお願いして本当によかったと感じています
また改めてゆっくりお話しできる日を楽しみにしております」
余興をお願いした方への文例
「先日は披露宴で楽しい余興を披露してくださり ありがとうございました
サプライズ満載の演出に 会場も大いに盛り上がり ゲストの皆様からも大変好評でした
○○さんにお願いして本当によかったです
下記のとおり新居を構えましたので お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください」
親族向けの文例
親族には、日ごろの感謝に加え、これからの歩みに対する想いも添えて綴りましょう。
「先日は私たちの結婚式にご出席いただき 誠にありがとうございました
ひさしぶりに○○さんにお目にかかれたことが とてもうれしく心に残っています
これからふたりで力を合わせて歩んでまいりますので あたたかく見守っていただけますと幸いです
下記のとおり新居を構えました
お近くにお越しの際は どうぞお気軽にお立ち寄りください」
結婚式に参列せず祝電をいただいた方向けの文例
当日会えなかった方には、心を込めて祝電のお礼を伝えましょう。
「このたびは 私たちの結婚に際し 心のこもった祝電をいただき 誠にありがとうございました
○○さんの「いつでも笑顔で ふたり手を取り合って」というお言葉を胸に 明るい家庭を築いてまいります
今後とも変わらぬお付き合いのほど よろしくお願い申し上げます」
ここまで、送る相手別の結婚式のお礼状の文例をご紹介しました。
次の章では、結婚式のお礼状に使えるAdobe Expressのテンプレートを紹介したうえで、テンプレートを活用したお礼状の作成方法を解説していきます。
結婚式のお礼状に使えるテンプレート
「結婚式のお礼状を自分で作成したい」「でも、おしゃれに作る自信がない」などと悩んでいませんか?
PCやスマホで使えるAdobe Expressなら、プロが手がけたテンプレートを編集するだけで、手軽に洗練されたお礼状を仕上げられます。
結婚祝いのお礼状や結婚報告のカードのテンプレートが豊富に用意されているので、イメージに合うものを選んでください。