1つのプロジェクトで複数のページの作成が可能に
Adobe Expressに新機能が搭載され、サイズの異なるページを含む複数のページを同じプロジェクトに追加できるようになりました。非常に便利な機能で、ソーシャルメディアやデジタルキャンペーンでオンライン上の様々な場所に表示されるコンテンツを一貫性を保ったまま構築できます。例えば、Facebook、Instagram、Twitterなど固有のサイズを持つ様々な投稿をひとつのプロジェクトにまとめ、小規模ビジネスのプロモーションキャンペーンを簡単に作成できます。
プロジェクトはひとつ、用途は複数
プロジェクトに新しいページを追加し、対象のソーシャルプラットフォームに適したページサイズを選択するだけで、作成を開始できます。この機能を活用して複数ページのPDFを書き出すことも可能です。
テキスト、写真など、デザイン要素の再利用も簡単で、プロジェクト内の別のページのアセットやweb上の画像をコピー&ペーストするだけでおこなえます。「すべて表示」アイコンをタップすれば、プロジェクト全体の確認、複数ページの色の一括変更、ページの並べ替え、削除、複製が可能です。完了後は、すべてのページまたは必要なページのみを選択して書き出します。
さらに、プレミアムプランをご利用の場合は、ページのサイズ変更や複数ページへのブランドの一括適用をおこなえます。すべての無料機能とプレミアムプランの一括操作は、現在webエディターとiOS版で利用できます。Android版の機能はまもなく公開予定です。
プロジェクトで複数のページを活用するためのアイデア
- マルチパートのソーシャルストーリー:InstagramやFacebookで使う連続した複数のストーリーズを作成し、製品を紹介したり物語風に表現することで、視聴者のエンゲージメントを向上できます。例えば、役立つヒントを並べてリストにする、各ステップをストーリー仕立てにした作成方法を公開するなどの使い方ができます。
- カルーセル形式のソーシャル投稿:Instagram、Facebook、Twitter、LinkedInでは、複数の写真やビデオを含む投稿を作成できます。カルーセル投稿は視聴者がコンテンツを操作し、スライドショーのように投稿をスワイプしたり、クリックしたりできます。例えば、主催したイベントの写真を複数並べて表示する、商品のバリエーションやカラーを紹介するなどの使い方ができます。
- デジタルキャンペーン:Instagram、Facebook、バナー広告、チラシなど、各々適切なサイズのアセットを使い、統一感のあるキャンペーンを作成します。例えば、オンラインイベント、セール、プロモーションを様々なソーシャルプラットフォームで共有するために、異なるサイズのソーシャルアセットを作成できます。
- 一貫性のあるブランディング:テキスト、ロゴ、色などのブランドアセットを再利用して、コンテンツに一貫性を持たせます。この機能により、クロスプラットフォーム対応キャンペーンの作成が容易になり、覚えやすい統一感のあるブランドを確立できます。
継続的なアップデート
複数ページのコンテンツの作成機能は不可欠であるとのお客様からのフィードバックに応え、この機能の継続的なアップデートを予定しています。
複数のページを含むテンプレートはまもなく公開予定です。新しいテンプレートは複数ページのデザインに特化した形式になっており、ひとつのプロジェクトに様々なテンプレートを追加して、コンテンツを自由に組み合わせることができる機能も備えています。
この機能をスケジュール機能と完全に連携し、エディターから複数のページ投稿を直接スケジュールできるようにするため現在開発に取り組んでいます。公開されるまでは、スケジュール機能を使って、以下の方法でカルーセル投稿やソーシャルストーリーを共有してください。エディターでプロジェクトをダウンロードし、スケジュール機能で投稿の下書きを作成します。「メディアを追加」をクリックして、コンテンツの各ページを添付し、複数ページの投稿をスケジュールします。
アドビはお客様からのご意見に耳を傾け、フィードバックを参考にしながら、Expressの機能強化に継続的に取り組んでいきます。複数ページの機能についてお気づきの点がある場合や、Adobe Expressのその他の機能について追加のご要望がありましたら、UserVoiceページにご意見をお寄せください。引き続きアプリのアップデートやおすすめコンテンツのアイデアをExpressブログで紹介していきますので、どうぞお楽しみに。