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Back to Basic「フォトレタッチ講座」~創って楽しむ写真の世界~


2.深みのあるモノクロ写真

ポイント2 街並みのコントラストを上げて、陰影をハッキリさせる

ここからはコントラストを調整して、モノクロ写真の醍醐味である光と影の対比をより強調させていきます。


 

2-1 クイック選択ツールでマスク範囲を選択する

ツールパレットから「クイック選択ツール クイック選択ツール 」を選択し、街を選択します。「クイック選択ツール」はPhotoshop CS3から搭載された選択機能です。大まかになぞるだけで画像の境界を自動的に分析して、すばやく選択範囲を指定することができます。

「クイック選択ツール」ですばやく選択範囲を指定

「クイック選択ツール」ですばやく選択範囲を指定



2-2 トーンカーブでコントラストをつける

選択範囲が決まったら破線で選択範囲が囲まれている状態のまま、「色調補正パネル」から「トーンカーブ トーンカーブ 」アイコンをクリックします。マスクが作成され、「トーンカーブ」は自動的に調整レイヤーとして適用されます。レイヤー名は「コントラスト 街」とします。

「トーンカーブ」パネルの「チャンネル」が「RGB」になっていることを確認し、シャドウポイントを右に詰め、ハイライトポイントは落とします。中間調ポイントを上に引き上げて明るさを調整します。

自動的に調整レイヤーとして適用される

自動的に調整レイヤーとして適用される


「トーンカーブ」でコントラストを調整

「トーンカーブ」でコントラストを調整



2-3 覆い焼き・焼き込みツールで部分的に明度補正する

中央の家の黄色の外壁と、その右隣の白の外壁の明度差がなくなり、オリジナルの写真の印象が失われているので部分的に明度を調整します。

背景レイヤーを複製し、レイヤー名を「覆い焼き・焼き込み 外壁」とします。

ツールパレットから「焼き込みツール 焼き込みツール 」アイコンをクリックします。

「マスター直径:80px」、「範囲:中間調」、「不透明度:100%」に設定し「トーンを保護」にチェックを入れ、黄色の外壁をなぞります。なぞった部分の明度が下がります。

次に「覆い焼きツール 覆い焼きツール 」で「マスター直径:80px」、「範囲:ハイライト」、「不透明度:50%」に設定し「トーンを保護」にチェックを入れ、右隣の白の外壁をなぞります。なぞった部分の明度が上がります。

オリジナルの写真の明度差に近くなり、一連のカラフルな外壁の印象を再現することができました。

新機能紹介:業界最高レベルの画像補正

「焼き込みツール」でなぞった部分の明度が下がる

「焼き込みツール」でなぞった部分の明度が下がる



補正前

補正前

補正後。街並みのコントラストが強調され階調がダイナミックになった

補正後。街並みのコントラストが強調され階調がダイナミックになった


 

Photoshop ワンポイント!

トーンを保護しながらの覆い焼き・焼き込みが可能に


Photoshop CS4では「覆い焼きツール」と「焼き込みツール」に、「トーンを保護」というオプションが追加されました。このオプションをチェックすることで、なぞった部分のトーンを自動的に調整しながら覆い焼き・焼き込みを適用することができるようになりました。「スポンジツール」に追加された「自然な彩度」も同様に、輝度を維持したまま彩度を変更できる便利なオプションです。これらの機能強化により、より自然な仕上がりを実現することができ、場合によってはわざわざマスクを作成することなく、手軽に部分補正を行うことができるようになりました。

新機能紹介:業界最高レベルの画像補正

元画像

元画像

焼き込みツール。「トーンを保護」をオフ

焼き込みツール。「トーンを保護」をオフ

焼き込みツール。「トーンを保護」をオン

焼き込みツール。「トーンを保護」をオン


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