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Back to Basic「フォトレタッチ講座」~創って楽しむ写真の世界~


3.Camera RawでRAWファイルを現像

ポイント2 全体の色調・階調を補正する

写真全体の色調を補正します。この段階での補正は、あくまでレタッチ前の下地作りであるため、過度な補正は極力避けます。特に白飛びや黒つぶれを起こしてしまうと、その部分は修復不可能になってしまうので注意します。

※すべてCamera Raw 5での作業になります。


 

2-1 ホワイトバランスを調整する

「基本補正 基本補正パネル 」パネルで「ホワイトバランス」を「日陰」に設定します。

Camera Raw 5には他にも「昼光」や「蛍光灯」など、代表的な光源はあらかじめ用意されています。もちろん、「色温度」と「色かぶり補正」のスライダを使って、手動で調整することもできます。

登録されている光源

登録されている光源



2-2 階調・彩度を調整

「基本補正」パネルの各スライダで露光量やコントラスト、彩度を調整します。

それぞれ「露光量:+0.10」、「黒レベル:10」、「明るさ:+50」、「コントラスト:+25」、「明瞭度:-15」、「自然な彩度:+5」に設定します。

全体的に明るくなるように補正しました。水しぶきの幻想的な雰囲気を残すため、明瞭度は下げています。

「基本補正」パネル

「基本補正」パネル

 



2-3 トーンカーブでコントラストを調整

「トーンカーブ トーンカーブパネル 」パネルで「ポイント」タブを選択します。

カーブがS字になるように調整してコントラストを上げます。

Camera Raw 5の「トーンカーブ」にはPhotoshopと同じようにカーブをポイントとドラッグ操作で調整する「ポイント」と、スライダで調整する「パラメトリック」が用意されています。「パラメトリック」のほうが操作が楽ですが、「ポイント」のほうが細かく設定することができます。用途に合わせて使い分けましょう。

「トーンカーブ」でコントラストを調整

「トーンカーブ」でコントラストを調整

 



補正前

補正前

補正後。ネムさと薄暗さが解消された

補正後。ネムさと薄暗さが解消された


 

Photoshop ワンポイント!

白飛び、黒つぶれのクリッピング警告


露出オーバーで階調が飽和してしまい、RGBデータがそれぞれ255になってしまう真っ白な状態を白飛びといいます。逆に、露出アンダーでRGBデータがすべて0の真っ黒な状態を黒つぶれといいます。一度これらのような状態になると、その部分にはRGBデータがないことになってしまうので、もう明るくすることも暗くすることもできません。

それゆえに、白飛び・黒つぶれは厳禁とされていますが、ときには意図的に白を飛ばしてしまう、黒をつぶしてしまうという判断も必要です。RGBデータを保つことばかりに囚われ過ぎず、まずは自分のイメージする写真に仕上げることを第一に考えましょう。もちろん、飛ばすにしてもつぶすにしても、それを最小限に抑える努力は必要です。

Camera Rawには白飛び、および黒つぶれしている部分を着色して警告する機能が備わっています。どの部分の階調が失われているのか確認し、どの程度階調を消しても問題ないか判断するのにたいへん便利な機能です。

ヒストグラムの▲をクリックで警告表示をオン/オフを切り替える。左がシャドウ、右がハイライト

ヒストグラムの クリッピング警告 をクリックで警告表示のオン/オフを切り替える。左がシャドウ、右がハイライト

白飛びは赤、黒つぶれは青で着色される

白飛びは赤、黒つぶれは青で着色される


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