アクセシビリティ

Adobe Photoshop CS4 / CS4 Extendedポータルサイト デジタル画像編集の新たな未来を拓く

Back to Basic「フォトレタッチ講座」~創って楽しむ写真の世界~


4.写真を華やかイメージに補正

ポイント3 人物を際立たせる

コントラストを調整して、新郎新婦を際立たせます。ふたりにたくさんかぶっている花びらや葉は、今まで作成したマスクも利用しながら、マスクしていきます。また、マスクの濃度を調整して、新婦のベールとドレス、新郎のシャツとネクタイのコントラストは弱めに適用させます。肌の白飛びにも注意しましょう。


 

3-1 新郎新婦だけを選択する

ポイント1で作った「クマ&ゴミ除去」レイヤーを選択し、「選択範囲」>「色域指定」をクリックします。

「色域指定」ダイアログで「選択:指定色域」、「カラークラスタ指定」のチェックははずします。

プレビューウィンドウもしくは、メイン画面で新郎新婦の手前の葉をクリックし、「許容量」でなるべく手前の葉全体が含まれるように調整して、「OK」ボタンをクリックします。

ポイント2で作成した「花びら」レイヤーのマスクサムネールを、command+shift(ctrl+shift)キーを押しながらクリックします。マスクの境界線が選択範囲として読み込まれ、もともと指定していた選択範囲に追加されます。

残った新郎新婦以外の部分を、「クイック選択ツール クイック選択ツール 」の大き目のサイズで選択します。

最後に「選択範囲」>「選択範囲を反転」をクリックすれば、新郎新婦だけが選択されている状態になります。

選択範囲が白で、選択範囲外は黒で着色される

選択範囲が白で、選択範囲外は黒で着色される



3-2 トーンカーブでハイライトを調整する

選択範囲が決まったら破線で選択範囲が囲まれている状態のまま、色調補正パネルから「トーンカーブ トーンカーブ 」アイコンをクリックします。マスクが作成され、「トーンカーブ」は自動的に調整レイヤーとして適用されます。レイヤー名は「コントラスト 人物」とします。

「トーンカーブ」パネルで「チャンネル」を「RGB」に設定し、右上のハイライトポイントを左に移動させ、新婦の右肩付近が白飛びしない程度に中間調ポイントを上へ引き上げます。シャドウポイントはやや右にずらして、写真を締めます。この段階ではベールやシャツなどの白飛びは気にせずに、肌の明るさに集中して調整しましょう。

自動的に調整レイヤーとして適用される

自動的に調整レイヤーとして適用される


コントラストを調整

コントラストを調整



3-3 部分的にマスクの濃度を変える

前のステップでは肌を中心にコントラストをつけたので、ベールやシャツなどは白が飛び気味です。マスクの濃度を調整して、軽減させましょう。

「コントラスト 人物」レイヤーが選択されている状態のまま、「チャンネル」パネルをクリックし、アルファチャンネル「コントラスト 人物マスク」を選択し、「チャンネルを表示/非表示 表示/非表示 」アイコンをクリックします。マスクで覆われている部分が、赤で着色されます。

ツールパレットから「ブラシツール ブラシツール 」を選択し、「マスター直径:100px」、「不透明度:50%」に設定します。

ブラシの色が黒になっていることを確認し、ベールの部分をなぞります。なぞった部分が薄い赤で着色されます。同じ要領で「不透明度」を調整しながら、ドレスやシャツ、ネクタイをなぞりましょう。

もう一度「チャンネルを表示/非表示 表示/非表示 」アイコンをクリックして、アルファチャンネルを非表示にします。なぞった部分がマスクされ、白飛びの軽減を確認できます。

「チャンネル」パネル。アルファチャンネルを選択

「チャンネル」パネル。アルファチャンネルを選択

マスク部分が赤で着色されて表示される

マスク部分が赤で着色されて表示される



補正前

補正前

補正後。新郎新婦が際立ち、写真の主題がハッキリした

補正後。新郎新婦が際立ち、写真の主題がハッキリした


 

Photoshop ワンポイント!

フォトレタッチにおけるペンタブレットと回転ビューツールの有効性


Photoshop CS4の新機能「回転ビューツール 回転ビューツール 」は、主にペンタブレットを使用して絵や線を描くイラストレーター向けの機能といえます。しかし、フォトレタッチの現場でも、特により精密な作業を求められるときなどには、非破壊回転が可能な「回転ビューツール」使用は非常に有効です。

例えば、ポートレート写真におけるモデルの顔の補正では、目立ってほしくないニキビや目尻などの小じわを消す修復ツールの使用や、ゆがみツール、各種選択ツールなどに非常に繊細な操作が求められます。「回転ビューツール」を使い、マウスを動かし易い角度に写真を回転させながらの作業は、マウス操作の精度をサポートし、より美しく高品質な作品に仕上げることができます。

また、ペンタブレットはマウスとは比べものにならないほど精度の高い操作が可能で、フォトレタッチに使用するフォトグラファーも増えてきています。ペンタブレットと「回転ビューツール」は、フォトレタッチにおいても想像以上の精度と効率の向上をもたらします。

新機能紹介:なめらかなカンバスの回転

回転させても、コンパスが常に写真の北方向を示す

回転させても、コンパスが常に写真の北方向を示す

※「回転ビューツール」は、OpenGL設定が有効になっている場合のみサポートされます


次のページへ




フォトレタッチ講座トップに戻る