コンポジションにシェイプを追加する

私はモーションデザイナー／ディレクターとして 1日中シェイプを使っています 今回はAfter Effectsのシェイプツールで シェイプを作成し、そのプロパティを 確認してみたいと思います シェイプツールはプロジェクトパネルの 上のツールバーにあります シェイプツールを長押しすると 選択可能なシェイプの数々が 表示されます 作成するシェイプにポインターを合わせたら マウスを離して選択します まずは楕円形ツールを選んでみましょう シェイプはコンポジションビューアで クリック＆ドラッグして作成します ここでは左側の茎の上に 楕円形を描いてみます Shiftキーを押しながら ドラッグすると円になります こうするとシェイプの 幅と高さが同じになります Ctrlキーを押しながらドラッグすると クリックした位置を中心に円を描けます ちょうどよいシェイプができたら マウスを放します シェイプの塗りと線を 切り替えるには 上部のツールバーでここを選択します 「塗り」または「線」をクリックすると 設定を変更できます 今は「塗り」をクリックして 「線形グラデーション」を選びます また必要に応じて描画モードや 不透明度もここで変更できます ではカラースウォッチをクリックして 色を調整しましょう 次に2つ目のシェイプとして 多角形を 楕円形と同じレイヤー上に描画します タイムラインでシェイプレイヤー1を選択し 多角形のシェイプツールを選びます ツールの右側を見てみると 星とチェッカーボードのアイコンがあります 新しいシェイプを作成するときは 必ず星アイコンを選択します もう一方のオプションでは 選択したレイヤー上にマスクが作成されます コンポジションビューアで クリック＆ドラッグして多角形を作成します マウスをドラッグすると 多角形のサイズや回転を調整できます マウスを放すとシェイプが完成します シェイプには変更可能なプロパティが いくつもあります まずタイムラインパネルで 「シェイプレイヤー1」の下を見てみると 「コンテンツ」の下に2つのシェイプがあります 各シェイプのプロパティを開くには 左側の小さな矢印をクリックします 「楕円形パス1」を開くと サイズと位置のコントロールがあります 「多角形パス1」の プロパティを開くと 多角形シェイプに固有の様々な コントロールが表示されます 各シェイプのプロパティは それぞれ若干異なります 「種類」の横の ドロップダウンをクリックすると シェイプを多角形から星に変更できます これで「内半径」と「内側の丸み」のプロパティが 調整可能になりました タイムラインパネルで プロパティを非表示にするには 矢印をもう一度クリックします タイムラインにはその他 塗りや線のプロパティもあります また3つの「トランスフォーム」グループも あることがわかります 「トランスフォーム:多角形1」など シェイプのグループにある トランスフォームプロパティは そのシェイプのみに適用されます このプロパティを調整すると 星のシェイプが円とは無関係に 動くのがわかるでしょう タイムラインでこのレイヤーの下部にある 「トランスフォーム」の プロパティを開き プロパティを調整すると レイヤー全体に適用されます 円も星も両方 このレイヤー上にあるため レイヤーのアンカーポイントを中心として 両方が拡大・縮小し回転しています アンカーポイントは中央の 焦点のようなアイコンです また右側のプロパティパネルを使って 調整を加えることもできます このパネルが 見当たらない場合は 上部のメニューバーから ウィンドウ／プロパティを選択します このパネルの上部にある 「レイヤートランスフォーム」のプロパティは このレイヤーの全シェイプに適用されます 次に「レイヤーの内容」から 変更するシェイプを選択します 「多角形1」をクリックすると この特定のシェイプの プロパティやトランスフォームに 調整を加えることが できるようになります プロパティパネルは使いやすく タイムラインパネルよりも少し わかりやすくもありますが どちらも非常に便利です どちらも試して 使いやすいほうを見つけてください タイムラインパネルには プロパティパネルでは操作できない 「線」プロパティがいくつかあります 破線を作成したり 線を徐々に細くしたり 波形を加えたりすることもできます タイムラインパネルではまた グラデーションの始点と終点も より細かく制御できます ではもともとここにあった 花のシェイプを使って どのような追加プロパティを設定できるか 見てみましょう このレイヤーには長方形、 多角形、 旋回、 パンク・膨張のプロパティがあります 旋回とパンク・膨張は どこから出すかというと シェイプレイヤーの 「コンテンツ」の右側に 矢印アイコンと「追加」の文字が見えます この矢印をクリックすると 下半分のセクションに 多くの オプションが表示されます これらを組み合わせることで 様々な効果が得られます これらの効果は上から順に 適用され 最終的な効果を生成します 例えば「旋回」を「パンク・膨張」の 下に移動するとこうなります 花の中心部の四角形には これらの効果を適用しないで おく場合は Ctrl+Gのショートカットを使用して 「多角形」、「パンク・膨張」、 「旋回」を1つのグループにまとめます これで効果は同じグループに属する シェイプだけに 適用されるようになります シェイプレイヤーは非常に便利で 数多くのプロパティを 組み合わせて適用できます ぜひいろいろな プロパティ設定を試して 理解を深めてみてください ご覧いただきありがとうございました