チュートリアル記事

初級

5 分

アートワークのアニメーション化

Adobe After Effectsでパペットピンツールを使用して、Adobe Frescoブラシストロークに命を吹き込みます。

使用されている「Curioso」は、実在の組織、製品、サービス、クリエイティブ作品を示すものではありません。

開始するには、Adobe FrescoアートワークをPSD形式で出力するか、用意されているサンプルPSDを使用します。ご自身でAdobe Frescoのアートワークを利用する場合は、「共有」アイコンをタップした後、公開と書き出し/書き出し形式/PSDを選択します。ご使用のデスクトップコンピューターからアクセスできる場所にファイルを保存します。

書き出したPSDファイルを、デスクトップ上のAdobe Photoshopで開きます。アニメーションの設定をおこないやすくするために、Adobe Frescoから書き出したファイルのレイヤー構造を単純化します。例えば、まとめてアニメーションを適用できるようにレイヤーを結合することや、アートボードのグループ化を解除して単純なレイヤー構造にするなどです。最終的なアートボードをトリミングするかサイズを変更して、ビデオに適した16:9の縦横比にします。

きれいに仕上げたPSDファイルを、「コンポジション - レイヤーサイズを維持」を指定してAfter Effectsに読み込みます(ファイル/読み込み/ファイル)。コンポジションの先頭に再生ヘッドがある状態で、アニメーション化するレイヤーを選択し、パペット位置ピンツール(command/Ctrl + P)をクリックします。ツールバーで「メッシュ」の隣の「表示」をオンにします。コンポジションパネルに表示されたオブジェクト上をクリックして、最初のパペット位置(黄色)ピンを配置します。オブジェクトの他の部分に三角形のメッシュが表示されます。さらにピンを追加すると、メッシュが更新されます。パペット位置ピンは、ピンの位置を変えるまで位置が変わってほしくない部分を固定します。

command/Ctrl + Pを押すたびに、使用できるパペットピンツールが切り替わります。パペットスターチピンツールは、動かないでほしいパーツに赤い剛性ピンを追加します。パペットベンドピンツール(茶色のピン)は、スケールと回転を制御します。パペット詳細ピンツール(緑色のピン)を使用すると、オブジェクトのスケールと回転に加え、そのポイントを移動させることができます。コンポジションパネルで既存のピンをクリックして移動したり、回転ハンドルをアクティブにしたリ、削除したりします。試しに、ピンを追加し続けてみてください。アートワークを簡単に変形させることができるのがわかります。これらの変更を取り消して、いつでも元の状態に戻すことができます。

再生ヘッドを少しずつ動かして、アニメーションスタイルに合う滑らかな動きになるようにピンを調整します。アニメーションを途切れなくループさせるには、コンポジションの冒頭の最初のキーフレームのセットをコピーして最後のフレームに貼り付けます。

パペットピンツールを使用して思い通りのアニメーションができたら、コンポジションの他のレイヤーにもキーフレームを設定して、最終的なモーショングラフィックを完成させます。


Adobe Stock提供元

donatas1205

2023年5月24日

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